谷 好通コラム

2022年03月22日(火曜日)

03.22.二か月ぶりに風呂の湯に入った。生き返りました。

1月22日に発熱して、

新型コロナ感染の疑いは早々に晴れたものの、

傷の組織の培養でガス壊疽に侵されている事が判って、即、入院。

入院の翌日、

以前から決まったいたテレビ番組の事前インタビューを、

病室からのZOOMで、ディレクターさんから受けている最中に、

医者から呼び出しを受けて、

「ちょっと行ってきます。」と、

インタビューを中断してすぐに出頭したところ、

即手術となって、約二時間の、しかし局部麻酔のしんどい手術となった。

足の付け根にガス壊疽の菌で壊死した組織がかなりあって、

それをざっくりとえぐり出す手術だったのです。

 

手術が終わって病室に戻ったら、

インタビューをしていたディレクターが、

まだZOOMの画面に出ていらして、

「今、急な手術を受けてきました」と言ったら、

呆れたような、驚いたような不思議な表情で「しょうがないですね。」と、

この件は一旦棚上げして、日を改めての延期となった。

 

それから、卵が1個分すっぽり入る程の大きさの”傷の大穴”を、

医者が何か道具を穴に突っ込んで傷の内側を洗剤をつけて擦り、

毎日、激痛と共に洗ってくれて、

三週間ほどが経って徐々に痛みが引いてきたら、

一時退院になり、家で、”自分で”シャワーと洗剤で傷を洗うようになった。

最初はおっかなびっくりだったのが、慣れてくればどおってことなく過ぎ、

傷口もだいぶ小さくなったところで、

前回の手術後の検査で、偶然、見つかった豆粒ほどのがん組織を、

内視鏡手術でキレイに取り去って、

3月1日退院し、それから三週間、治りかけていた傷口を毎日洗い続けた。

その間、シャワーだけで湯船に入る事は禁止されていた。

 

それが、やっと傷口が塞がって、

傷口からも何も出てこなくなったので、

でも念のために三日間置いて、

今日、ちょうど二カ月ぶりに湯船に入り、風呂に入ったのです。

 

それまでシャワーだけでも、

そんなに不満はなかったのですが、

久し振り湯船に入り、

体全体が41℃の湯で、芯から温められると、

シャワーだけの入浴とは全く違う

天国のような温もり(ぬくもり)が体中を覆い、

これこそ「生き返った。」の実感を味わいました。

 

アルコールももう解禁になっているので、

明日は、待ちかねた気兼ねの無い人たちとの食事の会があります。

蔓延防止も、今日から明けていて

今度こそ、無罪放免の大っぴらな楽し飲み会です。

 

たまたまですが、我が息子の誕生日でもある今日、

二か月ぶりに風呂の湯に入り、体の芯から生き返りました。

 

谷 好通、70歳、絶好調です。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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