谷 好通コラム

2022年12月05日(月曜日)

12.05.立場が違うとこうも違うものか。人間ドックに思う。

今日と明日、愛知医大病院の「人間ドック」に入っています。

この病院には何度か入院したことがありますが、その時は病人としてです。

しかし今回はあくまでも健康な人として、が前提の「人間ドック」です。

そうすると、ずいぶん違う事があると色々と分かりました。

 

まず、私の世話をするのは看護師さんではなく、

コンシェルジュというスーツを着た女性で、

多分、ホテルか何かで働いていた経歴の方で、

当然ですが、看護師さんとは言う事もやる事も大きく違います。

コンシェルジュさんの言葉や行動は”接客”そのもので、

看護師さん特有のキツイ言葉もありませんが、

看護婦さんのように私の健康についてのこだわりも全くありません。

いえ、知らないと言った方が正しいのかもしれません。

それはそれで何の不満がある訳でもなく、

そういうものなのかというだけの事です。

 

人間ドックだから、検査から検査と続く訳ですが、

その検査の時も、何となく違います。

病気で入院した時の検査とは緊張感が無いというか、充実感が無いというか、

検査の看護師さんも平和な感じです。

いや、むしろ、

検査を受ける私の方が緊張感なく平和だというだけのことかもしれません。

単にこちら側の問題なのかもしれませんが、充実感がありません。

 

私は、この病院の看護師という人達の仕事にプロ意識をひしひしと感じていて、

仕事のプロとしての共感を持っていました。

だから、病人でもない者として人間ドックに入った時、

どう感じるかと思っていたのですが、

看護師さんは人間ドックの私は、

相手にされないようでそれはそれでいいのですが、ちょっとがっかりです。

 

しかし、

今日、朝早くからの来院を要求されていたので、

明日の昼過ぎにかけての「検査」が、

びっしりと詰まって予定されているのかと思ったら、

今日の検査は午後2時半で「今日の検査はすべて終わりました。」だそうです。

 

明日の検査も朝9時過ぎから午前中に終わってしまうのだそうです。

つまり、明日の検査は2時間余りで終わるという事で、

だったら今日中にやってくれれば、

このくそ忙しい日程の中、1日で済むのに・・・くっそ~~と思いました。

 

しかし日頃、この大学病院はどんな患者でも受け入れている訳で、

いつも緊張感を持った真剣勝負みたいな時間が流れているのでしょう。

それに対して、

人間ドックみたいな病人でない者に対してサービスには、

真剣になりようがないという性(さが)のような体質があるのではないか

そんな風に感じて、かえって微笑ましくなったのでした。

 

それにしても、

いくら病人ではないとしても、

この昼食は豪華すぎで、病室で食べるのが恥ずかしくなってしまいます。

 

2時半過ぎからやる事が無いので、暇で、こんなの書いちゃいました。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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