谷 好通コラム

2024年12月29日(日曜日)

12.29. 心配せず、頑張ってしまっても大丈夫な会社でなければならない。

販売を伴う店舗の仕事ならば何でも、ノルマとか、目標とか、予算とか、
いずれにしても追いかけるべき数字があって仕事をする訳ですが、
頑張ってその数字を達成すれば、
それでいいのですが、
あまりにも頑張り過ぎて、その数字を大きく追い越してしまうと、
翌年の追いかけるべき数字が、
そこからまたさらに大きくなってしまい、仕事が大変になるので
だから、大きく達成し過ぎそうになったら、
途中で手加減をして、あるいは手を抜いて、あるいはズルをして、
達成もほどほどにしておくのが利口なんだという事になっています。普通は。

 

しかし、そんなマイナスのコントロールをしていては
事業の成長にとっての邪魔になるだけなので、
そんなコントロールをしなくても、
店舗スタッフにとって変な損にならないよう、経営者は考えます。
もし、
店舗がその目標(予算)を大きくオーバーして達成したら、
その報奨はただの達成よりも、
特別に大きくなるように特別設定にする。(これは誰もやる。)
しかしこれだけでは、
次の年のノルマが大きく成り過ぎるので、
多くの人は、それが嫌で、目標の達成度をほどほどにすることが多い。
こんなつまらない調整を防ぐ方法は一つ、
その店舗が目標よりも大きく過ぎて達成しそうになったら、
それが解った時点で、
先回りして、人員を増やしてしまうのです。
これは経営者としてかなり確信が無いと勇気が要る事ですが、
その確信が間違いない物かどうかを判断出来るのも経営者の器量です。
先手で人を増やされれば、
その店舗も、目の前の過ぎたる達成を、達成しない理由は無くなる。

 

成長している店舗にとって一番有効なのは、
売り上げの上昇に対して、先手、先手の増員です。
これは、ここ何年かのKeePer LABOの成長の過程で、
最も効果的であった手段です、

 

本気で店舗を成長させる気があるのならば、
売り上げの成長に、先手先手の増員が最も有効です。
その反対に実績が成長しても、
増員が後手になり、
店舗スタッフが疲弊し、
店舗責任者やスタッフに、「頑張り過ぎた」と後悔させ、
程ほどにしておけば良かったと後悔させたら、
そこで、成長は止まってしまいます。
経営者の負けです。

 

逆に、店舗スタッフ達が頑張り過ぎるほど頑張って、
数字が上がり始まったら、
いつの間にか、増員された人員が加わってくるとしたら、
必要とあれば、店舗スタッフ達は安心して頑張り過ぎることが出来る。

 

成長する企業は、
店舗の成長に先んじて、店舗成長を読んで、先手でスタッフを増員する。
これは、なかなか出来そうで出来ないが、
やって見れば非常に効果的であり、
学習して憶えれば、それが当たり前になる。

 

今日、KeePer LABO可児店に行った。

 

この店舗は、以前は6名のスタッフがいたが、
いろんな事情で退職者が出て、
しかし、この店舗で働く希望者がなかなかいないのでという理由で
今は4名で運営しているという。
しかし、この店舗のスタッフはお客様に評判が良く
リピートが重なって、実績は上がり続け、
今年の12月は、あと二日を残した今日の時点で10,000千円を越し、
人時生産は今月11,175円/人時を越している。

 

もちづき店長。

かとう君。

みずむかいさん

むつうらシニアチーフ

今日は若いスタッフが応援に1名入ってくれていた。

応援のかとう君。

岐阜県可児市は山あいで、
非常に寒い。冷たい雨が降り始めていた。
今日は5人で801千円、人時は14,537円/人時

彼らが、「頑張り過ぎても大丈夫」と、会社に信頼を持ち続けられるか。
私達経営者は、決して甘ったれてはならない。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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