2025年02月08日(土曜日)
02.08. 上司の指示・命令に服従しないことも善しとする社風。
名古屋にも雪が降り始めて、
どこにも行かない方がいいと決めて、一日、家にいたので、
深く考えるまでもなく、思うがままに書き始めて長くなってしまいました。
「上司の指示・命令に服従しない事も善しとする社風」が、
昔から、この会社にはある。
しかし、
上司の指示に従わないことを、決して奨励している訳ではなく、
仕事の目的を真剣に考えて、
上司の指示より、一人一人が、むしろこうすべきだと本気で考えれば、
それを行動することを、会社は否定しない。ということです。
しかし、
上司の指示があったのに、
指示を受けたその人の個人的な損得勘定とか、
あるいは楽チン志向でとか、
あるいは気分的な好き嫌いとか、
個人的な反抗心だけで、上司の指示に従わないのは、もちろん認められない。
場合によっては、罰せられることもあります。
ししかし、しかし、
あえて言うならば、
自分の考えや、自分の判断ではそうすべきではないのに、
上司からの指示があったので、
それに従わないと自分が損をするので、or叱られるので、
上司の指示・命令に従ってしまうことを、
むしろ、善しとしない。
盲目的な服従はむしろ悪、とさえ考えます。
これは文字にしてしまえば簡単だが、中々出来ないことです。
極端な例でいえば、
戦争中、上官の命令に逆らって、
罪のない民間人を殺すことを、拒否すると、
大昔の専制国家の軍隊ならば、拒否したその兵隊は銃殺になりました。
大昔の軍隊では、
自分が味方から殺されない為に、
民間人をも殺すことを強制されたのです。
(残念ながら、今でも、独裁者の国家においては・・)
上の役職に就いた者Aは、
その下の役職の者Bが、
Aの指示に無条件で従うのは当然だと思っている上司が多い。
しかしBは、
Bの立場から見るとAの指示は明らかに間違っていると判断すれば、
Aの指示に盲目的に服従するのではなく、
Aの指示に対して異論を唱えるか、
Bが判断した別の行動をとるのは、当然です。
それが健全な民主的な組織です。
しかし、
しかし、
上の役職に就いた者は、自分の指示に対して、
下の役職の者が異論を唱える事を素直に受け入れるのは大変難しい事です。
上の役職に就いた者は、
自分は下の役職の者より正しいという錯覚を必ず持つので、
ましてや、
その錯覚につけこんで商品を売り込みに来た営業マンに同調され、
その錯覚が正しいかのように煽て上げられると、
その錯覚は確信に化ける。
その繰り返しで容易に裸の王様や、ロバの耳の王様が次々と生まれる。
人は否定されることなく肯定され続けると容易に馬鹿になれてしまうものだ。
だから、
こちらを肯定してくる営業マンは危険な存在なのです。
あるいは、こちらが喜ぶような話に合わせてくる営業マンは危険です。
その商品がこちらのニーズに適合しているかどうかよりも、
こちらの錯覚に取り入って、
こちらの担当者そのものを肯定し、
おだてることによって商品を売り込む営業は、
営業マンとしての成績はいいかもしれないが、
必ずしも、こちらが必要としている商品ではないような、
不要な商品を売りつけられる場合が多いので、要注意です。
こちらの話に調子よく乗って、
こちらを立てる形で肯定する売り込み上手な営業マンは、本当に要注意です。
話を元に戻しましょう。
仕事上の役割としての意味である「役職」は、
必ずしも、その人の人格を表している訳でもなく、
必ずしも、正しさを担保している訳でもない。
しかし、
会社としての指示系統がスムーズに働くためには
上の役職の者が間違った指示を出していたのではうまく回らないので、
正しい指示を出せる能力と見識を持っているであろう者を、
それなりの役職に就ける。
だから、上の役職の者が出す指示は正しい場合が多いことは事実だろう。
だから、出された指示が正しい事を前提に、その職場は日常的に回っている。
しかし、あくまでも
上の役職の者は正しい指示を出す能力と見識を持っているであろう人なので、
その人が出した指示が正しいと保証されている訳でもない。
その上の人が見た事や聞いた事がズレている場合もあるかもしれないし、
味方や、捉え方、考え方がズレている場合があるかもしれない。
つまり、
その人が出した指示が正しいとは限らないので、
その指示を受けた者が、
ただ服従しているだけを求めるような組織は、
間違った行動を正すことが出来ない間違った組織と言わざるを得ない。
また、どんどん変わっていく時代の流れに着いていけない
時代遅れの古びた組織になる危険性もある。
下の役職の者が、
上の役職の者にただ服従するだけでなく、
平気で、誰もが意見を言える組織が、
常により正しい判断をし得る強い組織と言えるのではないだろうか。
その為には、
職務上の上下は必要上あったにしても、
それが人間としての価値の上下などではまったくなく、
学歴や職歴が仕事の能力や価値の上下を決めるものではない。
ましてや、人間の価値の上下に影響を与えるものでもまったくない。
そんな当たり前のことが、
当たり前のこととして、組織の隅々にまで行き渡っている必要がある。
それぞれが、それぞれとして、
それぞれの立場、それぞれの価値観で
もちろん誰もがお客様の感性を受け入れた上で、
それぞれの意見を、それぞれの感性をもって、出し、
それぞれが、それを受け入れて、あるべき価値を作り出していく。
上の役職を与えられたとたんに、
自分の価値が上がったような幼稚な勘違いをして、
ズルく仕事をサボり、楽をし出すような馬鹿者は問題外として放逐し、
あるいは幼稚な勘違いから、本気で威張りだすような間抜けも追放して、
それぞれが、それぞれとして、
それぞれの立場、それぞれの価値観で
もちろん誰もがお客様の感性を受け入れた上で、
それぞれの意見を、それぞれの感性をもって、出し、
それぞれが、それを受け入れて、あるべき価値を作り出していく。
そんな当たり前のことが、
当たり前のこととして、組織の隅々にまで行き渡っている必要がある。
何物にも負けない強い組織を作り出すために。
仕事の目的を真剣に考えて、
上司の指示より、一人一人が、むしろこうすべきだと本気で考えれば、
それを行動することを、会社は否定しない。ということです。
名古屋にも雪が降り始めて、
どこにも行かない方がいいと
思うがままに書き始めて、長くなってしまいました。
先日のLABO戸塚原宿店と、LABO宇都宮鶴田店のキックオフミーティングで、
二人の女性店長が生まれました。
LABO宇都宮鶴田店の「あくね店長」。LABO戸塚原宿店の「かわさき店長」、
女性店長は、前述の幼稚な勘違いをする人がほぼいないので、
素晴らしいチームワークで、いい結果を出すケースがほとんどです。
誤解を恐れず言えば、女性店長の方がいいです。
私たちの「幹部会議」という実際に価値を社会に提供して稼ぐ部隊、
つまり会社の本体が実際の会社の活動を話し合う会議。
ここは上下全く関係なしで、真剣に話し合う一番大切な会義です。
昼食をはさんで進められるので、ランチはいつもMACで、私はエビフィレオです。
先日は寒かったのでエアコンだけでは足らず、石油ストーブを引っ張り出してきました。
それを写真に撮ったら、鈴置専務が出てきてヒースとはしゃいでいます。
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