2025年04月11日(金曜日)
04.11.ドイツSONAXへの撮影隊が帰ってきました。
今年の8月19日予定のKeePer技研㈱創業40周年記念パーティーで
当社メインの仕入れ先の一つであるドイツのSONAX社の紹介ビデオを撮る為、
4日間の予定でドイツノイブルグに行った撮影隊が、昨日帰ってきました。
メンバーはテレビ番組を制作しているネクシア社の細野ディレクターと、
当社CFOの山下さん、CTOの増田君の三名。
増田CTO(最高技術責任者)は、
撮影とは別に、
SONAXの製品開発陣と、新しい製品の開発についての話し合いとテスト、
既存製品の品質管理についての議論を大切な要件としていた。
ネクシアの細野ディレクターと当社の山下CFO(最高財務責任者)は、
広大なSONAX社の紹介と、SONAX社がある
ドイツ・ミュンヘンの近郊の街ノイブルグのビデオを撮り、
SONAXの役員たちや、
KeePer技研に関わりの深い人達へのインタビュー撮影を、精力的に行った。
ドイツミュンヘン空港から14時間かけて
10日の朝一に羽田空港に帰ってきた山下CFOは、
そのまま午前11時からの東京での大切な会議に出席し、
午後からも、2つの大切な会議に出席して、夜、名古屋に帰ってきた。
加えて、
ドイツで今が旬のホワイトアスパラガスを山ほど買い入れて抱えてきた。
そのタフネスぶりには、情けない私たち男どもは。全く頭が上がらない。
先ほど、ネクシア社の細野ディレクターから、
帰りの報告の素敵なメールが届いたので、無断ですが、紹介します。
以下、細野ディレクターから。
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ドイツ撮影から帰ってきました。
3日とも快晴で、とても心地の良い景色が撮れました。
SONAXの方々の段取りも見事で、楽しく仕事ができました。
私が個人的に驚いたのは、
予想以上にSONAXが大きな会社であることでした。
会長のブログやSONAXのホームページをみた印象では
もっと小さな工場のようなイメージでした。
そしてノイブルグの美しい街並み。
日本からもっと近ければ、社員研修などに使えて
喜ぶだろうになあと思えました。
しかしながら圧巻は、ピッチさんの人柄ですね。
幾重にも重なった人間力から醸し出される
オーラにぐぐぐっと惹かれました。
もし日本にいらしたらテレビニュースのコーナーを
作ってみたいと思わされました。
添付の写真は撮影映像から切り出したのものです。
01ノイブルグ城とドナウ川
02美しい街並み
03SONAX社外観
04KeePerの旗を掲げて歓迎
05SONAX社工場
06工場内でKeePer製品充填中
07_2年前に完成した倉庫
08新倉庫内
インタビューを受けるホフマン社長
ホフマンミネラルの珪藻土
研究室ピッチとヤン
増田CTOとSONAX開発陣、品質のさらなる向上を目指し皆真剣
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2025年04月11日(金曜日)
04.10.今降っている花粉による「花粉ジミ」は90℃が必要らしい。
私は”花粉症”ではないので、
今の季節「鼻水が出る。目がかゆい、苦しい・・・・」と言うのは全く分からない。
今は、スギ花粉が終わって、
ヒノキ花粉がひどいそうだ。でも、私には分からない。
しかし、
この花粉によって車の塗装に「花粉ジミ」が着くことは知っています。
先日、会社のInfoにこんな投書がありました。
要約すると
「二十万円以上も払ってEXキーパーをかけたのに、
すぐに、こんな汚いシミが着いた。どうしてくれるんだ。」
このお客様のお怒りはよく理解出来るし、ごもっともです。
誰だって、自分の車に二十数万円もかけて、
しかも想像以上にキレイになって喜んでいたのに、
ふと気が付いたら、
見たことないような汚いシミが着いて、しかも水洗っても落ちないとしたら、
ガッカリすると同時に頭に来ます。
写真が添えられていました。(写真の一部を拡大)
このシミは「花粉」です。
車に降った花粉の中からペクチンが出て、塗装に染み入って出来たシミです。
塗装にも染み入ることが出来るペクチンは、
残念ながら、EXキーパーのコーティング膜にも染み入りますので、
まずコーティング被膜を浸みて、
塗装にも滲み入り、塗装の中で結晶化し
塗装の表面を凸凹にして、汚い汚れが着いたように見えます。
ずいぶん昔、実験したことがあります。
杉の生えた山で、杉の花粉の房を採集し、
塗装の上で房を切刻んで花粉を出し、水をかけてやるとペクチンが出てきます。
このままでも何となく塗装に凸凹が出来ている感じが分かります。
花粉をきれいに拭き取って、30倍の低倍率顕微鏡で見ると、
こんな風に、塗装面が見事に凸凹になっています。
これが花粉ジミの正体です。
花粉ジミとは、花粉の何かが着いていてそれがシミに見えるのでなく、
花粉の成分ペクチンが塗装の中に染み入って、
塗装の中で結晶し、
塗装の組織を内側から引っ張って
塗装の表面そのものを凸凹にして、それがシミとして見えているものなのです。
解決方法は表面を温めることです。
温めて、内側から引っ張る力を無くして、表面の凸凹を無くすことです。
凸凹になった表面を温めると、徐々に凸凹が減ってきます。
もっと温めてやると、凸凹が消えてなくなります。
温める方法は三つ。
ドライヤーなどで空気を温める方法と、
お湯をかけて温める方法で、
最後の一つは、そのままにして塗装表面が極端に暑くなる”夏”を待つ事です。
ドライヤーの温風はコントロールするのが難しく、
熱くし過ぎると塗装そのものを痛めてダメにする危険性があります。
しっかりとした温度管理が出来れば大丈夫ですが、
簡単ではありません。
もっとも簡単なのが、熱くしたお湯を掛けることです。
こうすれば塗装を熱くし過ぎることもありません。
この熱いお湯の温度はいろいろと実験してみて70℃としました。
70℃のお湯です。
ところが最近分かってきたのは、
花粉の種類によっては90℃が必要であることが判ってきました。
いずれにしても、熱いお湯です。
それとも、
我慢して夏を待つか。
いずれにしても、知らずに我慢することは良くないので、
こんなポスターを何年か前に造りました。
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