2025年06月15日(日曜日)
06.15.洗車時、純水での”すすぎ”で、白いウロコ状の水シミを防止。
水道水にはミネラルがたっぷり含まれている。
一般の上水道水の多くが、山地に降った雨が地中や地上を流れて川に入り、
その川のあるいはダムの取水口から浄水場に送られる。
浄水場では沈殿槽や濾過槽を経て不純物を取り除かれ浄化される。
その過程で殺菌の為に塩素(カルキ)が加えられていわゆる上水道水となる。
その上水道水が天文学的な長さと複雑な上水道網を通って
一般家庭や事業所に配布される。
しかし、雨が地中や地上を流れ川に入る過程、あるいは川の中で、
土の中に含まれるカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが、
イオンの形で水の中に溶け込むので、
これらのミネラルイオンは浄水場の沈殿槽や濾過槽では取り除かれないので、
家庭に配られる上水道水はミネラルが豊富な「ミネラル水」と言える。
関東地方の水道水は特に濃いミネラル水。
富士山の膨大な量の火山灰(関東ローム)に覆われた関東地方の地質は、
ミネラルが雨水に溶け込みやすく、
日本各地のミネラル含有濃度が40~70ppm程度であるのに対して、
関東地方の水道水には100~140ppm程度ものミネラルが含まれ、(当社測定)
文字通りの「ミネラル水」と言える。
洗車後、水道水を拭き上げないと、白い輪状(ウロコ状)のシミが固着する。
水道水(井戸水も)で手洗い洗車した後、または洗車機での洗車後、
水滴が残ったままにしておくと、
水分だけが蒸発し、水に含まれていたミネラル分が析出して、
撥水していた場合は、白く輪状の土手になって残る。
水はじきしてない場合は、輪状にはならないが、薄く均一な膜になって残る。
いずれにしても、洗車後に
拭き上げしないとミネラル分が析出して白い輪状(ウロコ状)のシミが残る。
※カルキは残らない。
ガラスコーティングの中には ウロコ(白い輪状のシミ)がひどく着く物がある。
昔からのポリマーコーティングに代わって、
より硬度があり、より防護性の高いボディコーティングとして、
ポリシラザンなど無機質(ガラス系と称する)のコーティングが広まっている。
しかし、これは、
水道水の中のミネラル(無機質)が析出した場合に、
同じ無機質であるが故に、大変相性が良く、
より頑固に、より大量に白い輪状(ウロコ状)のシミが固着する。
※キーパーコーティングの場合はすべて、特許登録の独特の方法で、
白い輪状(ウロコ状)のシミが固着することを防止している。
KeePerは全て、白い輪状(ウロコ状)のシミ固着のクレームはまったく無い。
☆★☆
もう一つの方法。
“純水”(ミネラル除去水)で、
“洗車の最終すすぎ”だけをすれば、
どんな車でも、白い輪状(ウロコ状)のシミの固着を防止できる。
白い輪状(ウロコ状)のシミとは、
水道水(井戸水)に含まれている無機質のミネラルが析出し固着した物だ。
だから、洗車の最後に、そのミネラルを除去した純水ですすいでやれば、
ミネラルが析出する事もなく、白い輪状(ウロコ状)のシミも完全に防げる。
純水は逆浸透膜を使った方法で、余水(捨てる)を発生しながら精製するので、
その精製コストは意外に高いし、使う水量も多い。
だから、洗車の工程の全てに純水を使用するとコスト高になり、
節水の観点からしても、環境に負担を掛けることになる。
だから、
純水は、洗車の最後の濯ぎ(すすぎ)の段階でだけで使用するのが合理的。
どんな洗車でも、
洗車作業の最後の”すすぎ”の工程で「純水」を使えば、
その後の、
時と時間がかかる「拭き上げの工程」を、
極端な話、無くしてしまっても支障ありません。
洗車機洗車でも同じです。
塗装に無駄な負担を掛けずに済むなど利点すらあります。
(お客様が数時間後に車を取りに来られるなど、時間に余裕があればですが。)
純水を生成する逆浸透(RO)装置。
浄水器協会のホームページより転載
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浄水の原理
RO浄水器は、日本語では逆浸透膜浄水器。その浄水の原理はその名がしめす通り、液体の「浸透」という現象を利用した浄水器です。
動物や植物の細胞膜には、ごく小さな穴が無数開いており、個々の細胞はこれらの穴を通して、外界と養分や水分のやり取りを行っています。この細胞膜のような形状をした膜を「半透膜」といいます。
半透膜で仕切られた容器に純水と不純水を入れると、純水側から不純水側に水分子が移動します。これは、濃度の低い側から高い側へ移動して、濃度を均一に保とうとする性質によるもので、これを「浸透現象」といいます。また、このとき液体が移動しようとする力(圧力)のことを「浸透圧」といいます。
「逆浸透」で水だけを取り出す
浸透現象を逆に利用し、原水(不純水)に圧力をかけて、水だけを取り出すのが、逆浸透膜 浄水器です。「逆浸透現象(Reverse Osmosis)」の頭文字をとって、RO浄水器とよんでいます。
RO浄水器で使用している半透膜(RO膜)は、通常のろ過法ではろ過することができないような、 水に溶けているイオンを取り除くこともできます。
たとえば、海水には3.5%の割合で塩(塩化ナトリウム、NaCl)が溶け込んで、ナトリウムイオン(Na+)と塩化物イオン(Cl-)という形でイオン化しています。一般的なろ過方法ではこの塩分を除去することはできません。しかしRO膜は水に含まれるイオンを除去することができるため、海水をRO膜に通すと、塩分が除去されて真水になります。これが海水の淡水化です。
このようにRO膜による浄水では、水中に含まれているイオン、金属、硝酸態および亜硝酸態窒素、 ウィルスなど、通常の浄水器では除去がむずかしい物質のほとんどを取り除くことができます。
・もともと、逆浸透膜浄水器は、1950年代にアメリカで海水を淡水化させる研究として始められ、1960年代から70年代にかけて、研究と開発が進みました。日本でも1970年代にはプラントが建設され実用化が始まりました。この逆浸透膜を使用して浄水するしくみを「RO膜浄水システム」と呼んでいます。
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洗車用にピッタリの能力の実践的「快洗Jr.5 RO」。 2,500台以上の実績。
手洗い洗車用の機器として約25年前に「快洗Jr.」が誕生。
以後、「快洗Jr.2」「快洗Jr.3」と進化して、
同時に「快洗RO」が誕生し、
5年前、「快洗Jr.」と「快洗RO」が合体して「快洗Jr.5 RO」が開発され、
以来、
毎年、改良を加えつつ、
ひと月50台前後の導入が進んでいる。
さらに、
ドライブスルー洗車機に連結して、
ドライブスルー洗車の最終工程に「純水すすぎ」コースを加える「快洗ROⅡ」
・・・・・
と、ここまで書いてきて
はたと気が付いた。
KeePer技研株式会社のホームページには、
これらの素晴らしい能力を持って
凄い実績を上げている機器についての情報が全く載っていません。
どうも、
この会社の広報、IT、マーケティング、営業、企画、製品、経営者の誰もが、
自分の目先のことしか見ず、考えていません。
ここからやり直すしかないようです。
これは先が長いようです。
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