谷 好通コラム

2025年08月23日(土曜日)

08.23.猛暑の為13時~16時休憩中ご容赦下さい。かつ温度設定は25℃。

お盆に入る頃から、

猛暑がひどく、フルに活動出来ないと判断したら

状況を見て、自主的に13時~16時を休憩中として良いとしました

その為のスクリーンシートをKeePer LABO全店に配布しました。

直営店もFC店も区別無しです。

 

地球温暖化によって、夏季の猛暑発生が激化して、

連日35℃を越し、人間の体温すら超す気温も続き、

名古屋においての店舗のフィールドは、40℃を頻繁に越します。

先ほどのNHKの天気予報では、

大阪と名古屋が、

8月末日まで休みなく連続して35℃以上の猛暑が続くそうです。

だから、

自主判断で、状況を見ての

「猛暑のため 13時~16時休憩中 ご容赦下さい。」は、

もう、当然でしょう。

これの実行によって、販売実績がどのようになるのか未知数ですが、

結果的に、この処置によって、

かえって良い結果が出ることを信じます。

 

ただ、「エアコンの温度設定を25℃より低く設定する事も禁止」しました。

気温が異常に高くなれば、

空調サーモの設定温度を異常なまでに下げたくなりますが、

外気温とエアコンが効いた部屋との温度差を大きくし過ぎると、

なおさら、余計に体力を消耗する事になります。

エアコンの温度設定を極端に低く設定すると、

その温度差が、一時的に気持ちいい、かもしれませんが、

大きすぎる温度差は、

一次的に気持ちいいだけで、間違いなく体力を奪います。

十分な空調設備は、

キチンと仕事が出来る為にあるもので、

スタッフの一時的な気持ち良さの為にあるものではありません。

低過ぎる温度設定は、

目的①「スタッフの健康を守る」に逆効果です。

 

最近、外食の店舗に入ると、

異常に室温が低くなっている店舗が目立ちます。

客にとってはむしろ苦痛なくらいにまで低く室温をしてあります。

一緒にいた客に

「寒くありません?」と聞くと、

「そうだよねー、寒すぎるよねー」と言います。

これはそのうち、ちょっとした社会問題になるでしょう。

低過ぎる待合室の温度設定は、

目的②「お客様の快適な待ち空間を提供する。」に逆効果です。

 

 

もう一つ、一番大切な理由です。

コーティングブース内のエアコンとサーモ設定を低くし過ぎると、

局所的に低すぎる冷気が車の塗装に当たって、

場合によって、結露して、コーティング作業に著しく邪魔になります。

ひどい場合は、コーティング被膜の分子結合がムラ付きします。

危険なので、

エアコンのサーモ設定は、

25℃より低くする事を明確にやめさせる必要があります。

最大の目的③「コーティング作業の質を上げる。」に、逆効果です。

 

あらゆる意味で、エアコンのサーモ設定温度は、明確に「25℃」です。

ここは譲れません。

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2025年08月23日(土曜日)

08.23.自分が主人公であるという錯覚。主人公でありたいという欲求。

 

事業が成長して拡大する時、組織も大きくなって行く。

組織全体が大きくなって行くと、

それを構成する一つ一つの内部組織も大きくなって、しかも多くなって行く。

その組織を構成していた一人一人の人が「長」になって、

しかも、組織全体が大きく成長していく時には必ず「成功」が伴うので、

その成功に対して、

外部からの賛美があり、或いは「おだて」がある。

すると「長」となった構成員一人一人が成功者となって、自己肯定が始まる。

 

この一人一人の自己肯定が意外と厄介で、

自己肯定とは、今の自分を肯定する事なので、

成長の為には絶対に必要な「自己否定≒反省」をしなくなって、

その人は自信たっぷりで、

もう成長も、発展もしなくなってしまうのです。

 

そんな人が多くなった組織は、

それぞれが自信たっぷりに勝手なことをやり始めて、

組織全体の行動としては一体性も一貫性もなく

一気に、自己肯定者ばかりがうごめく陳腐な集団に化してしまいます。

 

この状態から脱して、

みんなが、また自己否定(現状否定)して成長し始めるのには、

大きなカルチャーショックか、

失敗か、新しい段階の発見か、

たとえば、

チョウやセミなどの昆虫が、

幼虫(イモムシ)→蛹(サナギ)→成虫と変態していくような、

自らの古い体を溶かして全否定するような

自己否定=自己破壊と、新しい体を創り出していく創造が必要です。

 

会社の成長とは、

実は、この段階を何回超えられるかの勝負。とも言えます。

 

 

人は、自分が主人公であるという錯覚。

或いは主人公でありたい欲求があるので、

自分が所属している大きな組織の全体の成功があると、

その全体を構成している一部の組織の長が、

周りからの称賛に反応して、

自分が、その成功の主人公になってしまう勘違いは、仕方ありません。

そう思えてしまうのは仕方ありません。

人は、褒められてなおかつ本気で謙遜出来るものではありません。

特に、何かを売り込むには、相手を褒めるに勝る方法はありません。

真剣に褒めちぎります。

すると、本人は褒められていること自体は否定しても、

褒めてくる相手をも否定する事は決してなく、

相手を肯定すると同時に、満足を伴う自己肯定もひそかに噛み締めます。

 

皆が自己肯定をしてしまうと、その会社の成長はそこで終わりです。

現状をみんなが肯定してしまって今がいいのですから、

成長すること、つまり、

変わって行くような事、変化は”無用”であるということです。

しかし、時代は刻々と変わって行くので、

現状肯定は長く続かず、すぐに時代遅れの衰退につながります。

あっという間です。

 

それぞれが、それぞれのポジションで、

その会社・組織が成功すれば、

それぞれのポジションとしての自分も成功者であるように思えますが、

そして、周りの他の皆さんもそのように扱ってきますが、

残念ながら、まったくそうではなく、

全体として成功しただけで、

その成功を、組織を構成する一人一人が、

自己肯定に結びつけるのは勘違いであり、きわめて危険です。

 

だから、ここから何をするか。

どう変わって行くのか。どう変えるのか。

 

とりあえず、

目指すべきは「雑食性小型哺乳類」のようです。

 

しかし、今のままでは、変態できません。

イモムシが、サナギに変態する時、

一度、自分の体をドロドロに溶かしてリセットすると言います。

それからサナギの体、つまり成虫に繋がる体を創り出していくと言います。

 

 

一昨日、大切な要件で東京に行きました。

結果的には、非常に良い結果を得たのですが、

東京に向かう時の新幹線真中からは、また。富士山が見えませんでした。

もう、富士山が見える、見えないは、幸運には関係なくなってきているようです。

 

もう一つ、先日の40周年パーティーに来てくれたDr.ピッチからプレゼントを貰ったのですが、

このビン、てっきりまたDr.ピッチお得意の密造酒かと思ったら、

 

クロスグリのシロップと書いてあります。

 

健康にはこの方が絶体いいのですが、私は密造酒の方が・・・・

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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