谷 好通コラム

2025年10月03日(金曜日)

10.03. プロテクションフィルムと犠牲被膜的KeePerコーティング。

35年前、私が「ポリッシャーによる研磨+コーティング」を学んでいた頃から、

プロテクションフィルムはありました。

 

軟性の高分子樹脂のフィルム、100~200μもの厚みがあって、

塗装面上に粘着剤を使って貼り付けるもので、

飛び石による傷から塗装を守るのに力を発揮します。

材料費も施工費も高く、

一台当たり100万円前後もするようです。

フェラーリ、ランボルギーニのような非日常的な超高級車が、

外からの障害に対してあくまでも「守る」ために使われてきました。

 

その大昔から、私達のようなカーコーティングと比較して、

どちらが優位で有用あり、商品として将来性があるのかと議論されてきました。

 

我々のKeePerコーティングは、

1~2μ程度(ポリシラザン系は更にその数十分の一程度)の薄い膜で、

塗装上に、低分子構造による塗装へのアンカー効果で密着し、

塗装の身代わりとなって傷つき、痛み、劣化して、

定期的に、しかも簡単に入れ替えの作業が出来る「犠牲被膜」としての役割が、

KeePerコーティング。

施工価格もプロテクションフィルムとは比較にならないくらい安い。

そもそもプロテクションフィルムとは、

目的と役割が違うので、比較できるものではない。

というより、その優劣を比べるものではない。

そういえば、プロテクションフィルムの絶対的な優位性は、

これによって車のカラーを変える事ができることだと、師匠が言っていました。

 

むしろプロテクションフィルは艶も光沢度も低く、

艶の観点ではあまり見栄えはしないので、

プロテクションフィルムの上にKeePerコーティングを施工するのは、

非常に有効です。

 

KDDIさんのスマホに対するコーティングでは

既にあった「割れ防止」の為のフィルムを、ディスプレーに貼って、

その上からKeePerのスマホコーティングを施工して

フィルムの割れ防止効果と、KeePerコーティングの触感向上と、

指紋付着防止の効果の両方をうまくプラスして使われています。

 

そんな可能性を、

車の世界においてもうまく実現できないだろうかと考え、

今、東京に向かって新幹線に乗っています。

 

私の今日の星占いはあまり良くありませんでしたが、

何か月ぶりに富士山がくっきりと見えて最高です。

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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