谷 好通コラム

2025年12月22日(月曜日)

12.22. 2025年振返りと、2026年に向けて製品とマーケティング。 

【脱フッ素LLsiG】

KeePer製品にとっての2025年は、

「脱フッ素」を全製品で実現のブレイクスルーの年でした。

KeePer製品は、元々、隅々にまで環境に配慮した製品で統一してきましたが、

車のフロントガラスなどに使われる「ガラスの超撥水コート」だけが、

有機フッ素を含んでおり、

将来的に規制される可能性が高い商品でした。

「フッ素」がガラスに対して、特に強力な定着力を持っているので、

造り上げた撥水被膜の耐久が並外れて高かった為、

シリコン製品では製品の耐久力がどうしても足らず、

フッ素から、長い間、脱しきれなかったのです。

しかし、

いつまでもダラダラ使い続ける事は出来ないと考え、

シリコンタイプガラスコーティングで思い切ったアプローチ(秘密)を続け、

ようやく、ほぼ満足できるものが出来たのでデビューさせました。

ロングライフLLシリコンタイプsiガラスコーティング「LLsiG

フッ素タイプのガラスコーティングに比べ、

その耐久力においては70~80%ぐらいでしょうか。現状での限界です。

しかし、フッ素タイプにつきものだったワイパーのビビリが無くなりました。

更に、フッ素タイプに比べて「透明度」が上がり、視界がスッキリしました。

「主剤」と「硬化剤」を使用する前に混合して使う面倒なタイプであり

プロ用を前提にしていますが、スッキリした透明感は快適です。

これでKeePer製品からは有機フッ素が全廃され、新しい時代が始まりました。

 

 

【ダイヤⅡキーパーの進化】

 

元祖PUREキーパー

ジメチルシロキサンを主剤としたから始まったKeePerは、

原点Diamond KeePer → 発展形 W Diamond KeePer  , Crystal KeePer
ガラス系の長寿命タイプに発展しました。

・低分子構造のガラス被膜で塗装の凸凹を埋め、研磨作業を不必要にした。

・さらにガラス系コーティングの致命的欠点であった水道水などに含まれる

ミネラル類の固着、通称水シミ(ウロコ、水垢など)の問題を、ガラス被膜の

上に有機Resinの被膜を重ねる事によって解決した(特許登録済み)。

別世界のEX KeePer → 発展形 ECO Diamond KeePer , Fresh KeePer

・従来のコーティングの発想を根本から覆す構造のEXキーパーは、

被膜表面に分子レベルのチェーンを並べ、ファンデルワールス力を最小化。

塗装面上から汚れの密着を防いで、雨が降ったら汚れが水滴に取り込まれて

水滴と一緒に流れ落ちる効果「自浄効果/自然の雨が降ったら洗車になる」

その被膜表面は、従来の常識を超えた「輝く艶」をも実現した。

 

そして2025年

19年間のDiamond KeePerの歴史の総決算。

新 ダイヤⅡキーパー 

(ダイヤモンドキーパー + EXキーパー = ダイヤキーパー)

一層目・ダイヤモンドキーパー低分子構造のガラス被膜。

二層目・ECO レジンの進化系、ダイヤⅡレジン。

「2倍の艶」+「自浄性能」

EXキーパーの科学と技術を生かして最新の「ダイヤⅡキーパー」を造ったら、

ダイヤモンドキーパー、Wダイヤキーパー、ECOダイヤキーパー、

全てのダイヤ系のKeePerを超越した新しいダイヤⅡキーパーが出来た。

 

これを先行販売したKeePer LABO各店からのフィードバックで最終調整の上、

11月から全国一斉にダイヤⅡキーパー(技術)説明会を実施。

全国のKeePer PRO SHOPをはじめKeePer施工店で発売開始。

 

全国のTV(福岡、中京、仙台はスポット枠の関係で3月)で

スポットCMを1,200GRPの濃厚な量を投下。

大きな反響でダイヤⅡキーパーを求めるお客様が日本国中で多数、来店する。

(全国へのKeePerケミカル出荷数が、前年比約120%で進行中)

 

目指すべき2026年のKeePer製品

販売の中心はしばらくの間、ダイヤⅡキーパーが中心となる。

・その間にEXキーパーのスペックダウン版「LXキーパー」が、

もう少しの時間をかけて開発、カーディーラー専売品としてデビューする。

 

と同時に、

・EXキーパーの艶20%upを目標にしてレベルアップ。改善する。

これは時間がかかってでもハンドリング同等での実現を目指す。

 

・全てのKeePer製品から環境にやさしい有機溶剤への仕様に変更を完成する。

・あらゆる面で将来を見越した、環境にやさしい製品群への改善を進める。

 

目指すべき2026年のマーケティング

 

KeePerのマーケティングは元来、

全国に約6,600店舗展開するKeePer PRO SHOPに負うところが多かった。

これはKeePer PRO SHOPのKeePer施工技術力の安定した高さが前提で、

一軒一軒のKeePer PRO SHOPの技術力の保持に全力を尽くす。

KeePer LABOのフランチャイズ展開による技術力低下も断じて許されない。

更に、更にKeePer LABO直営店において技術力低下と歓迎力低下は、

KeePer全体の命取りと捉え、KeePerイズムをさらに強化する。

 

マーケティングの手法について、

現代はデジタルマーケティングが全盛であるが、

サービス業であるKeePerは、必ずしもデジタルに注力せず、

地上波テレビの番組提供であったり、

スポットCMの短期間集中投下に拠った。

従来から、スポットCMの短期間集中投下は、

KeePer PRO SHOPにおいての効果が非常に大きく、

2025年最終段階でのスポットCM投下も、約30%UPの増販効果が出でいる。

 

この傾向は、決して否定するものではなく、

2026年には、新しいコマーシャルビデオを制作の予定がある。

新しいコマーシャルビデオは、現在の印象重視のコマーシャルから、

ダイソンやエアードック等で表現される「実証型」のコマーシャルを造りたい。

これを何種類も15秒、30秒、60秒、90秒、300秒版と内容も何種も造り、

地上波TV用、番組提供用、インフォマーシャル用、YouTube用と、

使い分けて、デジタルでの運用に耐えられ得るようにして、

デジタル広告へのデビューにしたい。そして学びたいと思っています。

 

その為に、KeePer agencyという広告代理店の会社を設立しました。

2026年のKeePerのマーケティングは、

きっと面白い事になると楽しみにしていて下さい。

 

名刺も造っていました。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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