谷 好通コラム

2023年11月10日(金曜日)

11.10. あくまでも主観的な1Q決算についての見解。

この報告は、あくまでも谷 好通個人の主観的な報告であって、

先に開示された1Q決算報告を修正するものではなく、

乖離があれば、それはこの報告の誤りであり、

開示された1Q決算報告の数字および内容がすべて正しいものです。

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常に前年比125%実現を目指して物事を進めていると、

妙に歯車が合わなくなってしまうことがあります。

この7月、8月、9月が、そんな三か月でした。

 

LABO店舗の売り上げは特に12月に集中していて、

平月の150%近くまで集中します。

この超繁忙期12月には、営業職スタッフから事務職スタッフまでが

総動員でLABO店舗に出て作業にかかって乗り越えるのですが、

やはり正規のLABOスタッフの絶対数の確保が一番肝心です。

このスタッフ数確保を意識して、夏から募集、採用、教育を始めるのです。

今年は、中途採用の応募数も多く、

順調に採用を積み重ね、

夏の時点から今現在に至って前年比130%のスタッフ数が確保できました。

今年は、夏から年末にかけて5~6軒の新店オープンの予定もあったので、

これはこれで、一時的にも人が余ってしまうような事態は無いと計算しました。

しかし、新店建設の常で手続き上の問題とか、変更があって

年内の新店は3軒にとどまる事になり、

一時的にスタッフ数オーバーの事態が予想されました。

しかし、年明けには6か月に12軒の新店が予定されているので

予定以上の人員アップも、むしろ良かったこととしました。

しかも、

LABOの売り上げ実績は平均して125%をキープしていて、

更に製品卸部門が非常に好調だったので、

全く問題にはならないと考えたのです。

しかもその前に、

中期計画の予定には上げてなかったベースアップを

世のインフレから社員を守るためにも、実行すべきと考えて、

期変わりの7月から実行していたので、

その結果、人員”数”が前年比130%だけでなく、

人件”費”も予算をオーバーして前年比130%の結果となったのです。

 

しかし、この人員数は12月においては適正人数であり、

さらに年明けに12軒の新店ラッシュが始まると、

これでも、むしろ足りなくなってきます。

現在のオーバー気味の人員数と、人件費のオーバーは

少なくとも12月時点で必ず解消されてきます。

 

しかも今年は、前年のこの時期にはなかったテレビCM3か月分、

約1億円が最初からオーバーします。

これは、最低、今期中は継続します。

 

それでもLABO125%、製品卸135%がキープ出来れば、

営業利益前年比115%クラスにはなって1Q限定としては問題ありませんでした。

 

7月の時点ではそうでした。

しかし、8月と9月に起きたBM絡みで

ダイヤモンドコートとダイヤモンドキーパーの、

ダイヤモンド被りからり言われなき誤解からとばっちりを受けて、

約6週間、(8月から9月前半にかけて)

特に大都市地域で、目立った売り上げダウンがあって、

約1億円分の売り上げがダウンしたのです。

これは気が着いたのが速かったので、対策を素早く打つことが出来て、

9月後半からは悪い影響をほぼ無くすることが出来ています。

 

 

2024年6月期第一四半期の売上高が25.7%増加にもかかわらず、

経常利益0.1%増加、四半期純利益に至っては0.1%減という不自然な結果は、

主に、このような要素があって発生しています。

しかし、

人件費オーバーは、12月以降は解消し、

BM問題はすでに解消していて以降に影響することはありません。

 

とは言うものの、

こういう時こそ販管費の細かい所にまでの再点検が必要です。

いくつかの箇所に無駄を感じます。

みんなで謙虚になって、総点検をします。

 

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2023年11月09日(木曜日)

11.09.すべての原点は現場にあり、体を動かせる事を誇りに思う。

事務所の机に座ってPCを叩き、計算をし、文章を書き、

電話をして指示を出したり、情報を集めたり、

議論して何かを決めたりして、

そんな仕事をする者を頭脳労働者として、

体を動かす仕事より優越した仕事だと勘違いし、

体を動かして価値を作り出している者を

肉体労働者と馬鹿にしている者が多くいます。

しかしその者を、

例えばバックヤード店長とか、

頭でっかちな奴らと言って、私達は逆に馬鹿にします。

本当にそんな奴らは使い物にならないのだから仕方ありません。

 

体を動かさない仕事、頭脳労働が

仕事の質の高さを示しているとする救われない勘違いは、

明治以来の学歴偏重の悪しき歴史、風潮の副産物なのでしょうか。

偏差値の高さを頭から否定するものではありませんが、

肉体を使う仕事か、

使わない仕事かで、

仕事の質の高さ、貴賎を決めるのは勘違いであり、愚かな誤りです。

むしろ頭脳も自らの肉体と同じであり、

頭脳労働と肉体労働の区別そのものが意味のないことないでしょうか。

 

そんなことは当然として、

自らの肉体(頭脳含む)を活かし、

それを自らの感性と共に使って、

人の為になる何らかの”価値”を作り出すことが、すなわち仕事です。

だから座っていることそのものが大好きで、

それが上等な仕事だと勘違いしている者は、ただの怠け者でしかありません。

使い物になりません。

 

計算仕事、整理仕事、対応仕事は、

もう何年もたたずに、ことごとく生成AIに駆逐されます。

AIの記憶力、計算力、検索力、データの蓄積力に

勝てる人間の頭脳力はなく、

判断力はまだ人間の物ですが

AIが自立した判断力や決断力を持った時、

人間はAIを制御できるのか。

それが人類の存亡の問題となっているように、

頭脳的な能力において人間はAIに負ける事が運命づけられている。

 

しかし、人間の感性、

例えば美しさや、美味しさ、やさしさを作り出すのは、

人間の感性と、感性が動かす肉体を動かしてこそ創り出せるもので、

心が作り出す「人の幸せを願う心=愛」は、

人の悲しみを自らの悲しみと感じ、

人の喜びを自らの喜びと感じる心、ミラーニューロンは、

高等な霊長類、類人猿と人間だけが持っている際立った能力で、

それは食物連鎖・生存競争の原則からはみ出た「心」の存在なのでしょうか。

AIは、それを理解出来るでしょうか、身に着けられるのでしょうか。

 

心が感じる美しさの価値とか、

美味しさなどの価値、やさしさの価値は、

人間の感性と、

人間の感性に動かされた人間の肉体からしか

作り出せないのではないでしょうか。

 

私は、自らの感性が動かす肉体を思う存分働かせて

美しさという価値を作り出して

お客様の感動と喜びという共感を作り出して、

自らの喜びとしている我らが仲間達を誇りに思い、共感し、心から愛します。

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2023年11月08日(水曜日)

11.08. おっUFOか? いえいえ素晴らしくキレイな木星でした。

さすがに11月、

ちっとも寒くならないが、空は午後6時過ぎには真っ暗になる。

太陽が完全に西の空に沈んだ。

こんな時に月が東の空に出ていれば満月になる。

地球を挟んで月が太陽と反対側にあるので、

月の太陽に照らされた側が地球に向いているので明るい満月になる。

 

しかし今日は月がないので、東の空はただ真っ暗だ。

そんな暗い空をふと会社のベランダ(喫煙席)から見ていたら、

東の空のちょっと上の方に白い点が二つ見えた。

ジ~っとその点を睨んでいたら、二つの白い点が少し動いたような気がした。

「UFOか?」と思って、

眼鏡を掛けたらはっきり見えて、点は一つであることがわかった。

それでも、

「お~い、UEOみたいだよ」と、事務所の近い人を呼んだ。

そしたら、

駆け付けたデザイナーの中島君が

「あー、あれは”木星”です。」ときっぱり。さらに

「今のシーズン、東の空に、今ぐらいの時間、”木星”が見えるんです。」と、

私は、いっぺんに中島君を尊敬してしまった。

今の季節に、今の時間、東の空に、木星がある事を”知っている”とは、

私には尊敬するに十分に値する素晴らしいことだ。

 

私はこの会社の経営責任者であり、長く生きてきて、長く仕事もしてきて、

いろんな面での能力も上である事が多い。

会社での地位も上だ。

しかし、

だからと言って、私の方がなんでも正しい訳ではなく、

私の方が価値がある訳でもなく、

もちろん私は彼より偉い訳でもなく、

上から教育する立場でもない。

さらに中島君は私の言うことには何でも服従しなければならない訳でもない。

私は中島君とは違う人間であるだけで、もちろん貴賎の違いもない。

しかし、

彼は、今の季節の、今の時間、東の空に、木星がある事を”知っている”から、

私は彼を尊敬してしまった。

 

人は、

自分の方が地位が高かったり、

歳が上であったり、

学歴が上であったり、

権力を持った立場であったりしても、

だからと言っても

人に服従を求めたり、

何かを強要したり、

上から一方的に教員する立場であったりする訳ではない。

 

今の季節の、今の時間、東の空に、木星がある事を”知っている”人の方が、

自分を権力ある者、権威ある者だと勘違いしている偉そうな人より、

うんと、うんと尊敬する価値があるのです。

 

 

 

 

 

 

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2023年11月06日(月曜日)

11.06.新店KeePer LABO岡山店のキックオフ。

岡山県に初出店の

KeePer LABO岡山店のキックオフミーティングがありました。

直営店109店舗目、FC店を含む全店122店舗目。

本来ならば、あと2軒「西春店」と「早良店」が年内にオーブの予定でしたが、

手続き上の問題で年明けのオープンずれ込んで、

年内のオープンはこの岡山店が最終になる。

それでも、

現在進行形の新店は着々と実現に向け進んでいるので

今期内のオープン計15店の約束は間違いなく実現出来そうだが、

新店のオープンはどうしても、何かあればすぐに後ろにずれ込んでしまう。

新店のオープンは本当に難しいが、

今期の当初から内々に持っていた20店新店オープンの希望も捨てていない。

 

広島県には、

LABO広島東雲店、LABO広島長楽寺店、LABO福山店の3店舗があるが、

いずれも平均点以上の実績で運営されており、

今度のLABO岡山店にも期待は大きい。

西日本はまだまだLABOは少ないが、

特に中国地方はマーケットサイズからしても、早急に20店舗は欲しい。

今回のKeePer LABO岡山店は、

中国地方への出店の弾みになればいいなと思っています。

 

福本店長。

なかはらチーフ

ふじい君

いのうえ君

将来のキーマン、安藤課長。

もうすぐ愛知に帰ってくる藤村マネージャー。

 

 

 

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2023年11月05日(日曜日)

11.05.LABO巡りは、今の私には4軒ぐらいが適量なのか

今日は三連休の最後の日であり、

1か月以上続いた「オータムフェア」の最後の日でもあって、

ここ10日間以上、

年末を思わせるような盛り上がりを見せて大忙しのLABOを、

近い時期には行ってない店舗を中心に、出来るだけたくさん廻るつもりでいた。

 

だから、午前10時ぐらいから廻り始めたのだが

「つもりでいた」と言うからには、

”たくさん”のつもりで4店舗廻ったところでギブアップ。

というか「またにしておこう」と午後からやめてしまったのです。

最近の私の”たくさん”は、本当に大したことありません。

 

まず行ったのが「KeePer LABO刈谷店

私の商売の発祥の店なので、

店に行くと、つい通路のベンチに座って感傷に浸ってしまいます。

 

38年前、夫婦二人+スタッフ1人で

小さなガソリンスタンドとして始めたあの頃は、

ガソリンを月に120klほど販売し油外収益を一生懸命売って

月に200万円前後の付加価値を生み出していた程度でした。

それが

38年間で2回の全面的な店舗の作り直しを経て、

今は、たとえば先月の10月のKeePer LABO刈谷店は、

7人のスタッフで約800万円の付加価値を生み出していました。

これでちょうど、直営店108店舗の平均点ぐらいの生産性です。

そう考えると、生産性そのものは劇的に上がってはいないのですが、

地代とか固定費は今も昔もそれほどは変わらないので、

需要が十二分ならば、

7人以上のスタッフがそれなり以上の報酬で働いていても、

営業利益率30%以上が常に確保される。

設備投資が適切に、最大限に、しかも適時に投じられるべきだが。

 

38年前に、それよりも40年以上も前に造られたガソリンスタンドを使って

始まった刈谷店は、今、最新の設備で、最新のビジネスが成り立っています。

 

すずおき君と、冨上店長。

私がファンのひらたさん

いしい君

きたむらチーフ

 

次に行ったのはKeePer LABO鳴海店。

この店はついこの間、大掛かりなキャパシティアップの追加工事が終わって、

コーティングブースの台数も2倍の8台になり、

劇的に使いやすくなっていました。

(ただし、Webの店舗ページの写真が工事前のままになってた。残念 )

新しく増築された4台ブース。

KeePer LABO岡崎店で長年店長をやっていて、

ちょっとマンネリ化していた鎌田店長が新しい鳴海店店長になっていて、

ハードの面でも、ソフトの面で、リフレッシュされた鳴海店は、

只今大きな飛躍を実現しつつあります。

 

左から鎌田店長、かとう君、しおで君。

おかざきさん、えぐちチーフ。

さとう君、たかはし君。

 

次に行ったのはKeePer LABO岡崎店。

長く店長を務めた鎌田君が鳴海店の新店長に転身して、

一年前にオープンした蒲郡店を見事に立ち上げた松川店長が、

KeePer LABO岡崎店の新店長になって、人心の一新もあってか、

10月には前年同月比145%を出していました。

常に最新の設備投資も必要ですが、人心の一新も非常に効果的のようです。

おおたさん、やまぐち君。

もりもとさん、ながさかさん。

畑田マネージャー、たしろ君、松川店長。

 

次に、KeePer LABO安城店に行きました。

この店舗は、今は確実に伸びているのですが、

ドライブスルーとの共存が、

他の同様の店舗の様に一つの限界になっているようで悩ましかったのですが、

今月はものすごいロケットダッシュをしていて、驚いています。

安城店にいたのにうっかり写真を撮り忘れてしまった

たざわ君、 店舗情報から写真をもらいました。

あかがわさん、馬淵店長。

おくの君、まつうらさん、にへいチーフ。

 

 

ここで午後2時、

今日の午後は「もてぎサーキット」でスーパーGTの最終戦なので、

いったん自宅に帰って、昼ご飯を食べながら、スカパーで見る。

しかし、今年のスーパーGTのレースは、

画面のどこにもKeePerのロゴは出てこず、

キーパーの声も聞こえず、車名にKeePerの文字も無く、寂しい。

それでもサブで応援の№17が3位に入ったが、残念ながらピンとこない。

 

4時過ぎからもう一度外に出て、

リストアップしてあった蒲郡店や豊橋店などに行く踏ん切りが

なんとなく、つかない。

このまま出て行くと帰りは暗くなってしまうので、

最近夜目が効かなくなっているので、危ないしな~、なんと思いながら

結局、行かなかった。

 

今の私には、一日4店舗のLABO巡りが・・適量なのかもしれない。

 

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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