谷 好通コラム

2023年08月29日(火曜日)

08.29.集中力の連続の疲れは寝るのが一番の解消方法。

8月のお盆休み明けからほとんど毎日、

1日何回ものIR(機関投資家からの取材)が続いていて、

それも今回が初回の方の取材も多く、かなりの集中力が必要になります。

IRは、私は決して嫌いではなく、むしろ好きだが、

1日3~4件の日が続くと、気が着くと本当に疲れています。

 

昨日は、

そのあとに午後4時から「KeePer LABOのプラン会議」があって、

5軒の新店のプラン検討と、13軒の既存店の改善案の検討が続いて、

夜7時半過ぎたくらいに真剣に限界だと感じて、

検討と議論を尽くさないまま強引に終わった。

こんなことは珍しいのだが、つい声が大きくなって、強引に終わった。

IRも集中力が必要ですが、店舗ブランはそれ以上に集中します。

 

そして、家に帰ってから缶ビールを1本飲んで、

夜の9時くらいから次の朝6時くらいまで寝てしまった。

私は、いつも12時過ぎに寝て朝5時過ぎに起きるのが常なのだが、

今朝はそれより3時間も長く寝て、

今朝の火曜日のトレーニングも休み、

その上きょうの仕事を午後6時前な帰宅して夕方また2時間寝てしまった。

それでやっとすっきりした気分になって、

これを書き始めたのです。

 

頭の仕事で疲れて長く寝たなんてことは珍しいことですが、

これもやはり、歳を取ってきたせいなのでしょうか。

 

それにしても、店舗のプラン会議は一番集中力を使います。

もの凄く疲れます。

こんなペースでも、やっと年間15軒ペースならば、

その倍の数を造っていくのは、

本当に不可能かもしれません。

 

KeePer LABOの新店はその軒数を約束していますが、

決して数を造ればいいと、いい加減に乱造するつもりは決してなく、

1店舗1店舗を、みんなで知恵を合わせて、

何度でも修正しながら、よりいい店を造ろうとします。

店舗プラン会議でも同じ店舗の修正案が何度でも登場して、

これでもかとブラッシュアップしていくので、中々簡単には終わらないのです。

でも、

こんな気が遠くなるような面倒な造り方を決して変えようとはしません。

その店でたくさんのお客様を迎える仲間たちの事を考えると、

決して手を抜く気にはならないのです。

 

過度の頭の疲れは、

昔は、皆でビールを飲んでバカ騒ぎすればすっきりしましたが、

歳をとった今は、とにかく眠ることが唯一の回復方法のようです。

 

明日からもまた、

一日何件かのIRが待っていて、今月いっぱい続きます。

今日も早寝しましょう。

 

お休みなさい。

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2023年08月27日(日曜日)

08.27.KeePerが2層構造の意味。ダイヤモンドキーパーケミカルの役割。

今回は、KeePer TIMES9月号の原稿の締め切りが今日なので、

その原稿を、そのまま今日のコラムに流用しちゃいます。

原稿は書きますが、説明の図や、解説の為の写真は後から選ぶので、

ここにはとりあえず、文だけです。

 

 

すべてのKeePerの一層目はD.K.C.ガラス被膜

ダイヤモンドキーパーケミカル (以降、略称D.K.C.)が、

ガラス被膜を造る基本的なケミカルで最も特徴的なケミカルです。

だから、クリスタルからダイヤ、Wダイヤ、

自浄効果が加わった最新のフレッシュ、ECOダイヤ、EXキーーパーまで、

すべてのKeePerコーティングの一層目として必須になっています。

この一層目のD.K.C.がガラス構造になっているので、

すべてのKeePerコーティングが「ガラスコーティング」と分類されています。

 

D.K.C.はアルコキシオリゴマー、その皮膜は柔軟で分厚く。ほとんど研磨無用。

D.K.C.で造られたガラス被膜は

比較的低分子(オリゴマー)で構成されるので、塗装に準じた硬さです。

ポリシラザンから造る古典的な硬い皮膜は硬いが故に、

塗装膜との伸縮率の違いで剥がれるので”極薄”にする必要があり、

コーティングしても塗装の凸凹をそのまま拾って、ツヤが全くでないので、

コーティング前にポリッシャーとコンパウンドによる「研磨」が必須です。

この「研磨」の作業が大きな労力と時間を要するだけでなく、

塗装を削る危険性があります。

ところが、

柔軟なD.K.C.の被膜は硬くないので厚い皮膜を造っても剝がれることはなく

1μクラスの分厚い膜を造ります。

その分厚い膜で塗装表面の凸凹をカバーすることが出来るので、

よほど塗装が荒れていなければ、

ほとんどの場合、危険な研磨を必要とせずに良い艶を出せるのです。

また、研磨をしないことによって、

安全かつ塗装に負担をかけずに、何度でも繰り返し施工することが出来ます。

この何度でも繰り返し施工できるという特長が、

KeePerが売りっぱなしのコーティングではなく

リピーターによって大きな需要を作り出す重要な意味を持っています。

 

D.K.C.は無機質で化学的に安定し耐久力がある。が、水シミが着く恐れ。

しかしKeePerは二重構造被膜によって一挙に解決。

ポリシラザンから造られたガラス被膜も、

D.K.C.で造られたガラス被膜も、基本的にSiO2なので無機質であり、

化学的に安定していて酸性雨など化学的な攻撃とか紫外線に対してタフです。

そこがガラスコーティングの特長なのですが、

一つ厄介な問題があって、

洗車などで使う「水道水」に含まれているミネラルが固着してしまうのです。

このミネラルは炭酸カルシウム、マグネシウムなど無機質なので、

同じ無機質のガラスに付着しやすく、これが次々に重なっていき、

ウロコ状の頑固な「水シミ」に成長すると、非常に醜くなって、

しかも無機質なので洗剤などでは除去できないので、

多くのガラスコーティング施工車が、「クレーム」となります。

水シミによるクレームは本当にものすごくあって、

世間のコーティング業者の大きな悩みだったのです。

 

D.K.C.のガラス被膜も、この一層だけならば「水シミ」が着きます。

しかしKeePerは、このD.K.C.被膜(無機質)の上に、

有機質の特殊なレジンの被膜を造り「二重構造」にすることによって、

この水シミ問題を一挙に解決しました。

この技術は12年前に特許登録され保護されてています。(後13年間有効)

 

レジン被膜の進化と、自浄効果レジンの革命的発明。

この有機物の性質を持ったレジンは、

2回の改善でレジン2まで進化し、

水シミ防止の効果がより上がったと共に、作業効率も上がり、

撥水性能と、ツヤ出し効果も飛躍的に上がっています。

さらに、

今までの発想とは全く違う観点から

独特の被膜表面の分子的構造で、

「ファンデルワールス力の最小化」を実現する「ECOプラスレジン」が出来て、

自浄効果を持った「勝手にキレイになる」フレッシュキーパーと

ECOプラスダイヤモンドキーパーが生まれた。

 

これらに使われる「ECOプラスレジン」は、

二年前に異次元の艶を実現した「EXキーパー」の開発中に、

偶然見つけた自浄効果を部分的に取り出したもので、

すごい商品の開発とは、概して、こんな偶然と幸運が重なって生まれるものだ。

 

すべてのKeePerコーティングを支えるD.K.C.のすごい役割。

D.K.C.は低分子で出来ており、小さいので、

塗装の凸凹だけでなく塗装の組織の中にも入っていって硬化します。

すると、

塗装に錨(いかり)を下したように膜が塗装に固定されます。「アンカー効果」

塗装の凸凹を埋めて平らな被膜になって、

研磨で下地作りをしたように、

ガラス被膜で平らな表面を造ることになり、「平滑効果」

「アンカー効果」で塗装につなぎとめることになります。

そのガラス質の柔軟な被膜が、有機質のレジンと非常に相和性が良く、

塗装とレジン被膜の間に有ってつなぎとめる役目をします。「バインダー効果」

 

KeePerコーティングはレジンだけでも十分なのではないか。否。

コーティングの効果の内、撥水効果、防汚効果、自浄効果というものは、

コーティング被膜の一番表面の性能で決まるので、

表面のレジンが主役のようにも思えるが、

コーティング本来の塗装そのものを守る効果は、

無機質のガラス被膜が担っているし、

ツヤもガラス被膜の平滑効果が主で、レジンはそれを補強しているだけ。

肝心なのはレジン鼓膜の効果を安定して持続させるのには、

ガラス被膜の存在が必須であることです。

 

D.K.Cでのガラス被膜有りのKeePerコーティングと、

D.K.C無しでレジンだけを塗った偽KeePerコーティングでは、

そのすべての種類において、効果の出方が格段に違うと同時に、

実験室での計測においても、

コーティングの効果の寿命が軽く二倍以上は違います。

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2023年08月26日(土曜日)

08.26.とても簡単ではない。

私はこのブログに時々、

自分の足が小さい時から悪いことを書くことがあるが、

それを書いて、

自分はそんなハンディを持っているのにここまで成功して来た。なんて、

バカバカしい自慢話を書いた訳ではない。

そんなものは、

人の人生そのものにとっては何のハンディでもなく、

たとえば背が大きいとか、小さいとか、

肌の色が白いとか黒いとか黄色いとか、

まったく優劣に関わる要素でもなく、ただの”違い”であるだけ。

そんなことを書きたかった。

多様性の中の単なる一つの要素です。

 

しかし、

有るものを使ってそれを運用することは、

たいていの人が出来るが、

しかし、無いところから何かを新しく創り出すことは、

滅多に出来る人はいない。

何がどう違うのかは、

よく分からないが、

出来る人には、出来ない人がなぜ出来ないのかが、

よく分からない。

それはどこまでも埋められない溝なのかもしれない。

 

ならば、

無から出来上がったものを継承するには、

多様性を全面的に容認できる集団を形成していくしかないのかもしれない。

しかし、

人は一度上に立つと、

序列の否定にもつながる多様性の容認を嫌うので、

とてもとても簡単ではない。

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2023年08月25日(金曜日)

08.25.資本主義の下での株式会社と投資家との正しい関係。

8月11日のサイレント期間明けから、

IR(インベスターリレーション 投資家向け広報)が、

毎日、毎日2~4件ずつ続いています。

特に今回、回数が多いのは海外投資家からのIRが増えたからです。

今日も香港からの投資家と、台湾からの投資家の方のIRがありました。

アメリカからやヨーロッパの国からも多くあります。

海外の投資家とのIRは必然的に通訳を挟むので、

そのコミュニケーションにはかなりのストレスがありますが、

数多くやってくるとコツが分かって来て、

今はもう、ストレスはまったく無くなっています。

 

むしろ、

海外の投資家の皆さんは、こちらの説明に、

ご自分が持った疑問をストレートにぶつけてきて、

こちらが一生懸命それに答えると、すごく納得してくれたり、驚いたり、

ダイナミックなコミュニケーションになるので、こちらもすごく面白いのです。

 

もちろん、インサイダーには細心の注意を払って絶対に踏み越えませんが、

ふと、自分がわくわくして話しているのに気が着きます。

 

それに加えて、いったん投資してくれると、

この会社の活動に対して、彼らが気着いたことをアドバイスしてくたり、

こうしたらいいのではないか、こんなアイデアがあると、

提案してくれて、これがものすごく参考になるのです。

それは、海外の投資家だけではなく、

もちろん日本国内の投資家も有益な提案をよくくれます。

 

四年くらい前、

KeePer技研㈱の成長スピードがぐんと上がった時期がありましたが、

ある国内の投資家から

「KeePerにとって、これからは絶対にYouTubeが一番有効なPRになる。」と、

熱心にアドバイスをもらったので、

それを本気にして実行したのがスタートでした。

YouTubeに力を入れ始めてから、

口コミが拡がるスピードが10倍になったような気がします。

あの時点で、あのアドバイスがなかったら、今のKeePerはありません。

 

最近のKeePer PRO SHOPで、

フレッシュキーパーが爆発しているのは、

ある女性投資家からの心強いアドバイスがあってからの事です。

 

この会社は2015年2月に上場してから、

今までにもの凄く成長できました。

それは、

採用活動が劇的に楽になって、

多くの仲間たちを得ることが出来るようになった事と、

投資家の方たちとのコミュニケーションの中で得た、

たくさんの経営的な指摘とアドバイスをいただいて、

自分達の間違いに気が着いたり、商品開発などでのヒントを頂いたからです。

もちろん、

他にも多くの要因もありますが、

数えきれないほどのIR無くしてはあり得ませんでした。

 

だから、この会社ではIR取材の申し入れを断ったことはほぼありません。

全部受けます。出来るだけ全部私が受けます。

CEO(最高経営責任者)として経営戦略を考えていくのに

IRは欠かすことは出来ない機会なのです。

もちろん長きに渡って投資を頂いている先からは、

経営結果の経過報告で終わってしまうことも多いですが、

それでも、それを話している内に、

自分の認識の中に、思い違いがあることを見つけることもあります。

 

1回、ほとんどの場合1時間のIRは、

もの凄く集中するので、一日に4回もやると本当に疲れますが、

気力がそがれるような疲れではなく、

帰ってからのピールが美味くなる種類の疲れです。

 

今日も午前中、すでに投資を頂いている香港からの投資家が来社されて、

二時間もの議論で、彼らがこの会社について

その意味にまで驚く程よくご理解いただいていることに驚くと同時に、

本当になるほどと思わされる助言をもらって、

会社のこれからについて自分の意識が明確に変わった部分もありました。

ご意見を熱心に頂いたと言っても、

敵対的なアクティビティなどでは決してありません。

その正反対です。

昨日お会いした日本の投資家もそうでした。

この会社の正常な成長を応援する方向で

綿密な分析や、真剣な提言を熱心にいただけます。

 

資本主義国家の下での

株式会社と投資家との正しい関係とは、

本当にこういうものなのでしょう。

 

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2023年08月24日(木曜日)

08.24.名古屋は大雨。投資家に聞いたダメな経営者の見分け方。

今日の愛知県はすごい雨で、室内にいても雨音が聞こえるぐらいです。

日本の気候が昔と比べるとずいぶん変わったように感じるのは

40℃を普通に聞くようになった記録的な猛暑と

記録的なという形容詞がたびたびつくこの豪雨です。

長い期間、気候変動の話題が続いていて、

それが、体感できるほどに進んでいるとしたら、

本当に持続可能な地球環境は実現するのでしょうか。

それが出来なかったとしても、私は、その未来には生きていないでしょうが。

自分の会社の先の事を考えない経営者はいないはずなので、

当然、我が事として、

経営の上でも、環境的な配慮は行動の隅々にまで巡らせます。

今では投資家も、その会社が環境に対しての配慮を持った行動をしているのか、

その会社そのもの持続性を測る目安として重要視されます。

 

昨日、お会いしたある投資会社の社長が面白いことをおっしゃっていました。

投資すべき将来性のある会社の目安として、

その会社の経営者の人格を見るのだそうです。

 

投資向きではないと判断する

将来のない経営者のタイプを3つ挙げてくれました。

 

1.傲慢な人。2.官僚的な人。3.もう満足している人。

 

これをAIに聞くと、

1.傲慢(ごうまん)」の意味は、

自分が他人よりも優れていると思い、見下して失礼な態度をとることです。

 

 

2.官僚的な人の意味は、AIによると

官僚は自分で稼ぐと言う発想がありません。

人の金(税金)で泳ごうとしますから、

(1)コスト意識がない。 (2)タイムイズマネーという発想がない。
(3)その場しのぎで責任感がない。 このような人のことを、官僚的といいます。

 

3.もう満足している人とは、

現状が満ち足りた状態であると、

新たな行動を起こさなくてよいので、

感情が喚起される必要がないのです。

 

なるほどなぁと思い。

たしかにこの3点に入る社長の会社で、成長し続けている会社がは無い。

わが身を照らして考えてみる。

あるいは、我らが会社の幹部たちの事を考える。

自身の事も含めて、

このような視点での、わが身をことを自らに問い返さなければならない。

 

 

今年、オープンするKeePer LABO 市川店の店舗デインが送られてきました。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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