谷 好通コラム

2019年11月24日(日曜日)

11.24.私は絶壁頭のほうだが・・・

「絶壁頭(ぜっぺきあたま)」を調べるとこう出ている。
以下ウィキペディアよりの引用
「絶壁頭(ぜっぺきあたま、英:flat head)とは、
後頭部の曲率半径が減少している状態を指す慣用表現。
単に「絶壁」と呼称することもある。
正式名称は「後頭部扁平(こうとうぶへんぺい、英:flat occiput)」であるが
短頭症と混淆されているため、専門家の間でもあまり使用されていない。
位置的頭蓋変形症の1種である。」だそうだ。

 

小さい時からからかわれたことはない。一度もない。
私はそれよりビッコのほうが目立つので、
「絶壁」とは言われたことがないのかも知れない。
いずれにしても、私は自分が絶壁頭だと自覚してことすらない。
しかし、連れ合いに「おれって絶壁頭か?」と聞くと、
「そうだよ」と事もなげに言う。
だからと言ってガッカリする訳ではない。

 

では、なぜそんなことを書き始めたのかと言うと、
この間、ふと気が付いたのだ。
最近の若い男の子のヘアースタイルは
絶壁頭の反対、つまり後頭部がグッと出ているように見えるのです。
スソを刈り上げて、後頭部が出ているように強調までしている。
この部分がグッと出ていると
頭骨の容積が大きくて、脳みそがでかくて
言って見れば「知的」に見える。
反対に、
絶壁頭は後頭部が平らで、
ストンと落ちているから絶壁と言うのだが、
後頭部が扁平で頭骨の容積が小さく、脳みそが小さく
知的の反対(野蛮?)に、見えると言うことか。
確かにゴリラとかチンパンジーなど
人類より脳みそが比較的小さい類人猿頭の頭は絶壁頭だ。

 

gorilla illustration

しかし、
ウィキペディアで
絶壁頭の原因の項を読むと、
妊娠中の逆子とか、分娩の時の鉗子でとか、
多くは、生まれてから赤ん坊の時の「仰向け寝」が原因で、
今のママは、おんぶや抱っこをしなくなって、バギーの使用が多くなり
結果的に仰向け寝が多くなって絶壁頭の原因の一つになっているらしい。
つまり、
決して脳みそが小さいからではないのです。

 

しかし、それにしても、
ヘアースタイルで知的な印象を演出するとは、すごいですね。
それがまたカッコいいからイイですね。

 

 

先日、ある製品開発の技術テストに集まってもらったLABOのメンバー

 

二年目のジャンプを果たしつつある師勝店のエース奥岡チーフ

 

 

立派な後頭部の知的な張り出しだ

 

 

老舗刈谷店の矢下田店長

 

 

ぐっと知的な後頭部である。

 

 

中川店エース服部チーフ

 

 

この人はヘアーはそれ程出ていないが、立派な後頭部である。

 

 

この人が一番年上、全体に丸くなっています。山田マネージャー

 

 

この場合、超絶壁頭というべきでしょうか。
チーちゃんの色っぽいウナジが素敵です。

 

 

リンダは、どこが絶壁なのかよく分りません。

 

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2019年11月23日(土曜日)

11.23.今日から二週間、テレビコマーシャルが始まります。

関東と雪国を除く全国で、
二週間のテレビコマーシャル放映が始まりました。
沖縄から全九州、中国、関西、中部、北陸の全県と甲信越、
そして福島、宮城
の広い地域で、
1200GRPという比較的多いCM本数で投下します。
GRPとは⇒ https://webtan.impress.co.jp/g/grp

 

関東はWeb広告の方が効果的であるという実績があるので
本日から、ターゲット広告+ユーチューブ広告などを濃く投下します。
関東に集中するように投下しますが、全国のスマフォにも表れます。

 

北海道と北東北の青森、岩手、秋田、山形県は降雪地帯として、
雪溶け時期の3月から4月にかけて同じTVCMを、同じ本数投下します。

 

テレビコマーシャルとWeb広告の素材は同じ内容です。「キレイへの挑戦」
https://www.youtube.com/watch?v=r7n8xYVN2-g&feature=youtu.be
これは、今年8月に試験的に東海三県に1200GRP投下して見て、
効果が顕著であった実績のあるCMです。ご期待ください。

 

全国のキーパープロショップにすでにお送りしてある手配りチラシや
横断幕、ポスターなどがありましたら、ご活用ください。

 

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2019年11月22日(金曜日)

11.22.もうただ古いだけなのか。そんなことは無い。

私は今年の2月12日に社長職を辞して会長職に成った時、
もちろんCEOとして会社の経営最高責任者の任を持ちつつ
私の実務的な仕事を
「企画」と「製品開発」に絞って持つことで、
非常にうまく行っている事と、そうでもないことがある。
仕事の量は間違いなく減った。
出張もほとんどしなくなって、
いつも大府にいる。
それは自分の体力と特に足の都合にとって、
それが必要だったのだから、そうなって良いのだが、
足の都合に限って言えば、
足が変形してきて歩くことが難しくなってきたので、
思い切って車イスを軸とした生活に割り切っても、
精神的には思ったより大丈夫だったが、筋肉が余計に弱くなって、
足の事情はむしろ悪い方向になって、どうしようかと悩む。
車イスではなくて、松葉杖の方がいいのかもしれない。
一度、試してみようと思う。

 

企画と製品開発の仕事は遥かにはかどるようになった。
これは間違いない。
私の部屋を、デザイナーと開発スタッフがいるスタジオに持って行ったのも、
ステレオをガンガン鳴らしながら仕事をしていると、私はご機嫌だし、
誰も文句を言わないし、効率も上がるようになった。
しかし、アイデアの質がどうかというと、
それほど変わらないような気もするし、
今までの枠を抜けられたような気もするし、それは人の評価を待つしかない。

 

しかし少なくとも製品開発については、
新しい有能なスタッフを迎えている事もあって、
相当に質が上がった製品開発が出来るようになっているのか、
まだ、質が上がる可能性が出てきた程度の段階なのか、よく判らないが、
いずれにしてもいい方向にある事は間違いなさそうだ。
しかし、気になる点があるとするならば、
昔は製品開発と言えば、
責任者と私もこちらから工場に行って、
工場の人と一緒に一つ一つの製品を造り上げて行った記憶があるが、
今は、商社の人がわたし達の事務所に来て、
営業マンがこちらの担当者に製品を売り込んでいく場面を見るようになった。
製品開発そのものは、
相変わらず地味な実際の作業の繰り返しで成されているが、
開発された製品も現場で鍛えられたもので、もちろん変わっていないが、
今までは無かった、商社の営業マンがニコニコと愛想よく、
こちらの担当者にご機嫌をとりながら、
自社の製品を売り込む姿も見るようになった。
こちらの担当者もニコニコして、注文を付けている風景は、
昔には無かった光景である。
それでより良いものが手に入って、
より良い物を提供できればそれはそれで良いのだが。

 

昔は、この会社も小さくて、
社会的な信用がある訳ではなく、
どの工場にも「お願いして造っていただく」というスタンスであったが、
いつの間にか会社も大きく成長して、株式も上場して信用も上がって、
今ではこちらの担当者が「お願いされる側」に立っている。
こちらの担当者はそれが当然のようになっている。

 

何かが大きく変わっているような気がした。
どこかで初心を取り戻すことが必要になっているのか。
あるいは、この方が、優秀な人が入ってきたりしていい事なのか。
売り込まれるのが苦手な私は、居心地が悪い時がある。

 

しかしもっと怖いのは要らぬ自信だろう。
無用な自信は、いいものを造りだせない
解かってしまう愚かさがはびこるのは開発にとっと害毒でしかない。
それは間違いない。
どこかで大きな失敗が来る。

 

昔、昔、上海のタオル工場で、
自分自身が汗まみれになって、真剣に交渉して、
怒こったり、ホメたり、感謝したり、ホテルでこそっと泣いたり、
何回も工場に足を運んで”快洗Taoる”を造ったあの時代は、
もう誰も望みはしないのか。
もうただ古いだけなのか。
しかし、
私は今、開発の最高責任者になったのだから、
とりあえず、初心に戻って、絶対にいい製品を造り出そうと思う。
覚悟した。

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2019年11月20日(水曜日)

11.20.価格の付け方のむずかしさ

商品の価格の付け方はいつも難しい。
商品が物である場合は、まず材料費が基本になって、
その材料を加工して付いた価値(付加価値商品)が
消費者にとってどれほどの価値(値段)になるのか、
あるいは、付加価値の素になった加工にどれほどの手間と時間がかかったか。
それに加えて会社の維持費とか役員の報酬とかの費用が要る。
その結果、
材料費+加工賃(又は付加価値)+利益(費用)=付けた販売価格が、
消費者が買う気になる値段より高ければ、売れないか、売れ数が少ない。
その反対に、
付けた値段が、消費者が買う気になる値段に近いか、安ければ、
売れる。それもたくさん売れる。

 

もう一つ、売れるかどうかの要素が加わる。
それは、その商品が、そこにしか売っていない物ならば高くても売れるし、
どこにでも売っている物ならば、その値段は安くなる。
最初、その商品は、その店にしか売っていなかったので随分高かったが、
やがてその商品はどこにでも出廻ってきたので、
必然的に安くなってきたとしても、
消費者は納得してその物を、その店で安く買う。
“物”は一緒なのだから、
しかし、
その商品が物ではなくサービス商品だとしたら、
最初はその店でしかそのサービスを売られていなかったので、
ある程度高くても、そのサービスに価値があると思えば買うが、
そのサービスがどこでも受けられるようになってくると、
当然値段は下がるが、
以前に高い値段でそのサービスを受けた店では、前に損をしたような気がして、
そのサービスを提供している人の価値が下がったような気がして
その店ではもうそのサービスを受けたくないと思うようだ。

 

特にサービスを提供するビジネスの場合、
今の時点では希少性があるからと言って
そのサービスに不当に高いレバレート(人時生産性)をを付けて値決めすると、
そのサービスが普及して一般的なサービスになって来た時、
みんな当然のように妥当なレバレートで値段を決めてくるので、
不当に高い値段でそのサービスを受けていた人は、
妥当な値段でサービスを提供している店舗に移る。
そこで、
高い値段で提供していた店舗は客数が激減するので、
当然値段を下げるが、
高過ぎる値段でそのサービスを受けていた人は、
騙されたような気になって、その店には戻らない。

 

“物”である商品は、希少性のある時は高くても売れ、
普遍的になってきたら安くしても売れるが、
サービス商品の場合、希少性のある時は高く売って、
普遍的になってきたからと安くしても、消費者は戻らない。
不思議なことです。

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2019年11月18日(月曜日)

11.18.今年は何かにつけて二番目の年か

今年のスーパーGTで我らが#37KeePer TOM‘S LC500は、
平川亮選手とニックキャシディ選手の手によって、
シーズンポイントにおいて、昨年と同様2位になった。

 

2017年はシーズンチャンピオン

 

2018年は最終戦において元F1チャンピオンジェンソンバトンに
迫ることわずか1.5秒足らず、惜しくもシーズン2位に甘んじた。

 

2019年は最終戦において優勝するも、
#6WAKO Le Mans LC500が、奇跡的に2位に入って、
わずか2ポイント差で、惜しくもシーズン2位に甘んじた。

 

去年も今年も残念ながらチャンピオンを失したが、
三年続いて1位、2位、2位となった訳であり、
“15台”で争われるスーパーGT500クラスにおいては抜群の成績だった。
これは何ら文句を言うような成績ではなく、超優秀な#37と言える。
日本最高峰のレースでこの成績をもらって
私達は最高に幸せなスポンサーとも言える。

 

しかし、
TOM‘Sの創始者である舘信秀氏のいつもの言葉が胸に刺さる。
「二番以下はドベと一緒だ。一番でなきゃいかん」
勝負事は、みんな同じなのかもしれない。
2番になっても、負けて2番になったという感覚が抜けず、
もうちょっとで1番に成れていた2番でも、負けて2番になった意識だ。
亮もニックも、ちっとも嬉しそうではない。

 

インタープロトスポーツ(略IPS)のレースがあった昨日、
昼食の席に平川亮選手が挨拶に来てくれた。
来年はどうするのか。

 

 

応援に来てくれた弊社二番目の事業サポート本部長である
小野取締役夫妻。

 

 

この日二番目のメインイベント「競争女子レース(略して競女)」
VITAという本格的なレースカーで日本選りすぐりのトップ女子が、
信じがたいようなバトルを繰り広げて、
日本女子トップを競うレースだ。
このレースにはKeePerのロゴを背負って、
沖縄の翁長(おなが)選手が出場している。
初レースではデビューウィンを飾って、
今年ぶっちぎりかと思ったが、最終戦まで闘いは続いて、
最終戦で残念ながら2位になったが、
年間ポイントではトップと同ポイントに並ぶも、
最終戦のベストラップタイム車に1ポイントが与えられるが、
翁長選手はベストから2位のタイムで、結局、シリーズポイントでも2位。
目にいっぱいの涙を浮かべて、
席に報告に来てくれました。
こういうファイトと礼儀を備えた選手は応援したいですね。

 

 

さて、本番のIPSでは、KeePerを背負っている福住選手は、
今シーズン途中からの参加で、シリーズポイントでは蚊帳の外であった。
だから、平川選手と仲が良くて、
昔一緒にスーパー耐久レースに出ていた中山選手でも応援しようと、
いつものように大迫力の第1コーナーに陣取って見ていたら、
中山選手はこのレースで3位に入って、ベストラップタイム賞まで取れば
シリーズポイントがトップなってチャンピオンになる所だった。
しかし、
最後の最後まで3位をキープしていたのに、
我らがKeePerの福住選手が、最終ラップの1コーナーで、
中山選手をぶち抜いて、4位に蹴落とし、
ひそかに応援していた中山選手を、シリーズポイント2位にしてしまった。

 

 

今年は、とことんシリーズ2位ばかりで、何かにたたられているのでしょうか。

 

 

しかし、我が息子の彼女?のタロット占い師さんが、
「あと半年の間に、二度目の、大きな幸運があります。」と言ってくれた。
彼女はあの事をあたかも知っているかのように、たぶん、見事に言い当てている。

 

今年一番の富士山。

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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