谷 好通コラム

2018年12月21日(金曜日)

12.21.犬と猫と亀と人、私は幸せです

昨日、検査入院から退院して
貯まって山になっている仕事を怒涛のごとく片付けました。
と、言いたいところですが、仕事は、それほどは貯まっていませんでした。
事業の承継を極力スムーズに行いたいとして、
私はすでに会社の刻々とした実務をほとんどやっておらず、
一週間程度ならば、私が休みになっても、
社内の事に関しては何も滞らないのです。
しかし、外の方とは、
お会いする予定を延期して行くしか方法がありませんでした。
たくさんの方にご迷惑をおかけしたことを改めてお詫びいたします。

 

検査入院、
最初の心臓、心電図からの心配は、
心臓カテーテル検査まで本格的にやって、
「冠状動脈は太くてきれいでした。」で無罪放免。
全く心配ないとの太鼓判をいただきました。

 

腰の激痛は、
記録的な痛みを伴う検査までやって、
30分程度の比較的簡単な手術で解決が可能であることまで判りました。
3月の18日、
たまたまですが私の誕生日に手術することに決まっています。
4才の時に罹患したポリオによる足の変形が
間接的に背骨にまで影響を与えていて、
根本的な解決と正常な状態にまではやはり無理なのは当然で、
それはとうの昔に諦めているので何とも思いませんが、
その手術で激痛を回避するところまでは出来そうです。
先にいただいた心臓の太鼓判と合わせて、良かった結果と言えます。
とりあえず、ご報告です。

 

今日たまたま、
7年前に書いたブログの記事を読む機会があったのですが、
7年前とは、私が還暦を迎える1年前、
あの頃やっていた仕事は、
今では肉体的にとても出来ないような仕事で、
7年間の自分の年齢の肉体的な衰えの大きさに改めて驚きます。

 

それでも、昔のカート仲間と話をして、
「また走りましょうよ。」なんて言われると、
本当にまた走れるような錯覚をするのは、
客観的に錯覚でしかないのですが、感情的にはまだ出来ると思えるのです。
一度は本当に試してみないと、まだ納得できないような気がします。

 

どんなに打ちのめされて苦しんだあとでも、
一旦元気になると、何でも出来るようになった錯覚をしながら、
また、一つずつ歳を重ねながら老いて行くのでしょうか。

 

我が家の猫のチーちゃんは今年14才です。
だから、人間でいうと70才くらいでしょうか。
私達と同じくらいの年齢になっているはずですが、
2才の犬のリンダが家に来てから、
チーちゃんがすごく若返ったような気がするのです。
リンダがチーちゃんにちょっかいを出すと、
けっこうマジに反撃し、やり返しています。
でも、明らかに、リンダはチーちゃんが好きだし、
チーちゃんもはっきりとリンダが大好きです。
その表情と仕草でよく解ります。
14才のチーちゃんは、
2才のリンダのおかげで若くて何倍も幸せになりました。うらやましいですね。

 

犬と猫と亀と人、私も幸せです。

 

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2018年12月19日(水曜日)

12.19.記録は、今日、破られました。

2001年、インプラント(人口の歯)を何本も入れて、
その人口の歯はいまだに健在で私の人生に大きな貢献をしていてくれている。
自分の歯が無くなったら、入れ歯などを考えるまでもなく
“インプラント”にすれば、自分の歯より丈夫で快適である。

 

しかし、あの時に入れたのが上あごの歯で
インプラントの本数が多かったので、オペも長くかかり、
しかも私はその頃毎日酒を飲んでいたので、麻酔も効きにくく
麻酔も大量に打ったのだが、
それが醒めてからがまた大変だった。
家に帰ったからが大変痛かったのです。
貰った痛み止めを飲むぐらいで我慢するしかなく、
家で痛さにのたうちまわっていたのですが、
そこへちょうど帰ってきた娘が、
内容は忘れましたが何か憎たらしいことを言ったのです。

 

痛さに苦しんでいた私は、頭にきて、家の壁を蹴飛ばしました。
そしたら、
足の甲に激痛が走ったのです。
あまりの痛さに外科の病院に行ったら、甲の骨が折れていました。
その骨折の痛さは、
インプラントのオペの後の痛さを凌駕していたようで、
すっかり忘れてしまったのです。
だから痛い痛いと言っても、
もっと痛い部分が出来ると忘れてしまうということを
私は、身をもって知っている稀な人間なのです。
多分あの時の痛さが私の記録だったのではないでしょうか。

 

しかし、その記録は、今日、破られました。



医者が事前に痛いと言い、
ウィキペディアにも大変痛いと書いてあった「神経”根”造影ブロック検査」を
今日決行したのです。
これは腰の背骨の表面を麻酔して、
脊髄に長い針を刺して(本当にものすごく長い)、
脊髄から出ている太い神経(神経根)にその針を刺し、
神経が針に刺された時の激痛が、
元々痛かった腰痛の場所といっしょなのかどうかを確認して、
造影剤を入れてX線撮影をした上で、
麻酔薬で痛みを無く神経ブロックという手術ではなくて検査です。
文字で書いただけで痛そうですが、
この検査をする台に登って寝る時に、
担当の医者が「痛いですから、頑張ってください。」と私に言う。
その時点で私は完全にビビってしまいました。

 

表面の麻酔は「ミエロ」で打ったので平気だったのですが、
長い針(管になっている)をグッグッグッと刺して、神経根を探す段階から、
体中から汗が噴き出るほど体がガチガチになって、
医者の「力を抜いて~、体動かさないで~」の声が完全にうつろでした。
「そろそろ神経に当たるので足の先がビリビリってシビレルから教えてね」
しかし中々うまく神経根に刺さらず、
長い針が体の中で動くたびに、つい、「痛い一!」と叫んでしまうので、
医者が「当たった?」と聞くたびに
「いや、針の所が痛いだけです。」と応える。
情けないが、
この痛さよりもっとすごいシビレが来ると言われると、
とにかくビビリまくってしまい、
針の痛さと分ってしても「痛い、痛いっ」と騒いでしまう。

 

しかし何度かやり直して、とうとう当たった。
しかしそれは先の言葉「足の先がビリビリってシビレル」は全く当たっていず、
雷が足に落ちて、
数万ボルトの電流の束に足全体が包まれ、
足がバラバラに引きちぎられると言った方が合っている。
ビリビリより、バリバリバリバリバリバリっバリの方が合っている。
私はただ
「ギャー、来た来た来た来た」と叫んだまま、
次の段階の作業に自らを晒しているだけ。
目から涙が吹き出し、
ものの十秒か、もうちょっとの時間、
声も出ず、口を開けたまま固まっていたのです。

 

それはじきに終わって、
最後は神経根に直接、麻酔を入れて神経をブロックするので、
かえって痛みが引いて、それで終わります。

 

あっけなく終わって、
部屋の外に出ると、
次の患者が連れてこられました。
私と同じくらいの歳の小さなおばさんです。
その人は割と無表情に澄ましていたので、
私は、つい、
「無茶苦茶痛いですよ。」と言いそうになってしまいましたが、
もちろん、
そんなことは言いません。

 

 

検査のついでのような神経ブロックは
劇的に効いて、腰が快適です。
病院の四階に造られた大きな庭園に散歩に出たのは入院以来初めてです。

 

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2018年12月18日(火曜日)

12.18.三時間の仕事に、オーバーではなく幸せを噛みしめる。

今日は、キーパータイムス12月号の印刷直前の検討に、
どうしても出なければならないとことがあって、
検査入院中の病院を外出し、午後二時から午後五時までの三時間だけ、
会社で仕事をさせてもらった。

 

病院から会社の会議室に到着すると同時にミーティングを始め、
タイムスに関わるメンバーとキチンと議論し結論を出した。
うまく行くだろう。
それが終わると同時に、
待ち構えていた小野室長が山ほどの要捺印書類を持って、説明に来て、
あまりにも多い書類に、今日は時間が足らなくなると思って、
たまたまいた鈴置常務に会社の実印を百回以上押す役割を代わってもらった、
たまにはそういう役割も経験していいだろう。
それから店舗部、企画チームの者たちとたくさんの検討事項を話し合って、
次に製品部の増田部長が、ここしばらくの成果を抱えて報告に来た。
山盛りの成果だ。
それから電算課の鮫島マネージャーが相談に来て、
ついでに、私のガラ系の携帯がちょっと壊れたので、
機械音痴の連れ合いでも使いこなしている「簡単スマフォ」を私用に注文した。
そうしている内にOEMをお願いしている会社の担当者が来たので、
年末のご挨拶を受け、久しぶりの雑談に花が咲く。
そうこうしている内に、午後五時になって、
病院に帰るタイムリミットが来て、つかの間の仕事が終わった。

 

病院への帰りの渋滞の中で、
たった三時間の充実の時間の余韻に浸り、
「楽しかったなぁ」と
オーバーではなく幸せをしみじみ思う。
私は仕事が本当に好きだ。
下手に引退でもして、仕事が好きなだけ出来なくなったら、
永遠の地獄のようにつまらなくて、つまらなくて、たまらないだろう。
そんなことを改めて思う。

 

さあ、いよいよ明日は
この検査入院最大のイベント、
「神経根造影と神経ブロック」
これは先生も痛いぞと言い、
ウィキペディアにも痛さが大きいと書いてあった、
覚悟はまだ出来ていない。
本当に痛いそうだ‥‥
今晩一晩、ビビッて悶々と眠れないのだろうか。
それとも、いつものように無意識に眠ってしまうのだろうか。

 

明日は、夕方、本当に帰れる。

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2018年12月17日(月曜日)

12.17.「ミエロ」は怖いが、いざ、

腰の手術の為の検査入院、7日間の5日目です。
ただ、土日は何も検査が無く、家に外泊したので、
5日間の3日目と言った方が正しい。

 

今日の主な検査は「ミエロ」あるいは「ミエログラフィー」といって、
けっこう重い検査であった。
「ミエロ」をウィキペディアで調べると、
「腰椎もしくは頸椎を穿刺してヨード造影剤を脊髄腔内に注入し、
X線でその拡散の様子を透視・撮影する。
また、その後にCTを行う事もある・・・・・・。」とある。

 

ちょっと言い方を変えて見ると、
「いわゆる背骨の穴に”針”を刺し通して、
オードの造影剤を流し込み、
脊髄の穴に入っている神経とそれが入っている袋(髄膜?)の状態を
レントゲン(X線)や超音波(CT)で 明晰に撮影する検査。」
くっきりと見るための検査が「ミエロ」とはダジャレではないそうだ、

 

どちらにしても、
脊髄に針を刺して、写る液体を注入して、その影を撮影するのだ。
ぞっとする。

 

想像しただけで痛そうだし、
ちょっと何か間違いがあったら、簡単に半身不随になってしまいそうな
ものすごく怖そうな、
手術に近いような検査だ。

 

そう思って、昨夜は深夜2時に目が覚めて、
その怖さを考えてしまい、朝まで眠れなかった。

 

更に朝ご飯は、
検査の途中で気持ちが悪くなるといけないとのことで、抜き。
ということは、検査の途中で気持ち悪くなる人がいるということだ。
考えれば考えるほど、怖い。
ビビりっぱなしである。

 

不眠のまま検査本番に時間が経って、
まず局部麻酔。
注射針が刺される時にチカッとしたが、それほど痛くはなかった。
次に検査の本番、
先生の「針を入れますよ。」の声に身がすくむ。

 

脊髄に長い注射針を差し込む。
しかし、
麻酔が効いているからか、
全く、何をやっているのか判らない。チカっともしないのだ。
どこの部分に針が刺されたのかも判らない。
「造影剤を入れますよ。」と先生が言うので、
造影剤を入れると痛くなるのかと身構えるが、
何かが入ったことも全く分からない。
撮影は体をいろいろと動かして面倒くさかったが、
痛くは全く無い。
検査は30分ほどで終わったが、
痛かったのは最初の麻酔注射の針を刺すときと、
最後に、尻に、抗生物質の筋肉注射を打つ時だけ。

 

ということで、
ものすごく怖かった「ミエロ」検査は、
何事もなく終わったのでした。

 

今の医学の進歩は凄まじいですね。
おどろきました。

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2018年12月16日(日曜日)

12.16.ラボ東海店が12月に突然1千6百万円も上げる訳

昨日から今日、外泊届を出して家に帰りました。
でも病院に戻るついでに今驀進中の東海店に立ち寄って元気をもらってきました。

 

キーパーラボ東海店は、
平月でも常に5百万円以上売り上げる優秀店ですが、
昨年の12月には、その三倍ほどにもなる1千6百万円を上げました。
他のラボは毎年12月が平月の2倍ほどの売上を上げるのが普通ですが、
東海店だけは、
平月の3倍ほどの売上を12月に上げるのが恒例になっています。

 

これは数年前に、現・伊藤真志マネージャーが店長で東海店をやっていた時、
この地域には”鉄粉”で車の色が変わってしまうほどになっている車が多く、
それが近所にある大きな製鉄所に務めている人に多く、
多くの人があきらめているのに気が付きました。
そこで技術開発の責任者に相談して、
キーパー製品の中の「アイアンイーター+ラップ」と「爆白」で
大まかに鉄粉を減らしたあと、
ピュアアップ4とトラップ粘土での作業で100%鉄粉除去出来て、
最後に1年耐久のクリスタルキーパーをかけると、
1年一回の処理で、
鉄粉の全くない地域の車と変わらないカーライフになる方法を広めました。

 

この年一回の鉄粉取り+クリスタルキーパーの方法は、
その製鉄所の中でも評判になり、これを12月にやると
お正月はすっきりとキレイで、
その後1年間でまた鉄粉だらけにはなるけど
12月にまたやれば、ちゃんと元に戻って、
研磨などで塗装を削っていないので、何度繰り返してもいい。
これは良いとして、
この製鉄所の中では、一つの文化のようになっていて、
黙っていても12月に皆さんが予約を入れてこられます。
そして、これがだんだんと
クリスタルキーパーにやるより
ダイヤモンドキーパーでやるともっと良いということが分って、
鉄粉取り+ダイヤモンドキーパーをやられる方が多くなっています。
今年もLABO全体のトップを走って、すでに売上げ600万円を越しています。

 

私はこの話が大好きです。
地域が抱えている困った事に対して、
店舗として解決の方法を編み出して、提供して喜ばれ、
その地域の文化のように溶け込んでいる東海店は、
ラボのあるべき姿の象徴のような存在で、他のラボの手本でもあります。

 

 

プロボクシングのトレーナーでもあるスーパーアルバイト一級技術資格砂山スタッフ。
立派に店長を務めている北村店長

 

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普段はコンピューター使いの電算課の中條スタッフ。応援です。
本当はこの地域が担当ではない多賀マネージャー。手伝いと勉強に来ていた。

 

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普段は機械課の《応援》一級技術資格新井スタッフ。この店舗本職の松永シニアスタッフ。

 

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同じく本職の一級技術資格横山スタッフ。

 

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ブースの中も含めていっべんんに6台の車が作業されていた。

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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