2018年07月11日(水曜日)
7.11.巨大な看板よりもブースの方に訴求力が
記録的な大雨が終わったと思ったら、
今度は猛暑の連続です。
避難を強いられている皆様のご苦労はいかばかりかとお察しします。
いつも名古屋は特に猛暑がすごく、
天気予報では最高気温36℃がほぼ一週間続くと言っていました。
夏なのだから仕方ないと言えばそうですが、
名古屋の夏は温度の高さだけではなく、
伊勢湾の地形が関係するのだろうか、ジトッと湿度が加わって、
まとわりつくような暑さになります。
しかし、変な話ですが、
ダイヤモンドキーパー的には、湿度を伴った暑さは問題ありません。
ダイヤモンドキーパーケミカルは、
塗装に塗られた後、
空気中の水蒸気を吸って、
化学反応しながら硬化していくので、
湿度のある高温はダイヤモンドキーパーにとっては、
より確実に固まって丈夫な被膜を造るのにむしろ役に立ちます。
高温多湿はダイヤモンドキーパー的には全く問題ありませんが、
大抵の人間はげんなりします。
長くこの地方に暮らしている者にとっても、
名古屋の高温多湿にはキツイものがあります。
だから、比較的長い時間の作業を伴う各種のキーパーコーティングの為に、
店舗には空調の効いた「コーティングブース」を設備して、
作業する技術者が正しい作業が出来るようにしています。
少なくともキーパーコーティングと洗車の専門店であれば、
これは是非とも必要であろうと考えて標準の装備としています。
とはいっても、
人間は気力があるので、多少の高温であっても、
気合と根性で良い作業を貫くことは出来ます。
暑い時期に屋外での作業でも
ダイヤモンドキーパーも、クリスタルキーパーも
間違いなく正しくしっかりとしたガラス被膜を造れます。
作業的にも、化学的にもまったく問題ありません。
気合と根性の仕事でもまったく問題ありません。保証します。
十分なクォリティを造り上げられます。
しかし、その気合と根性も、なかなか数を重ねるとくじけることもあります。
だから、私達が数多くのキーパーコーティングの作業を要求するので、
数多くの作業がコーティングブースで可能になるので、
最初から設備します。
お客様はそのことを感覚的に察知して、
コーティングブースの中で自分の車が作業されている事に安心します。
意外とそうです。
だから、販売の為の巨大なKeePerの看板を立てるよりも、
一つのブースの方が、お客様に対してKeePerの訴求力があるのです。
だから意外なことに、
KeePerの予約を頂いていて、
その予約の時間に雨が降っていても、
お客様はブースがある事をよく知っているので、
ほとんどキャンセルもなく、KeePerをやりに来られます。
これが”洗車”の予約ならば、ほぼ間違いなくキャンセルになりますが、
KeePerの予約は、ブースがあれば、雨が降ってもキャンセルになりません。
これは意外と本当の事です。
ましてや、快適な作業環境は技術者にとって嬉しいものであり、
高い定着率にも確実に寄与します。
だから、ブースは意外と設備して損しない効率的な設備なのです。
意外とすごく効果的で効率的な設備なのです。
だから、最近の店舗では4台分、5台分の巨大なブースまで出現しています。
一見、過剰な設備であって
オープンして最初の頃はガラガラでも、1年経ち、2年経つと、
大抵の場合、造っておいて良かったと思えるようになります。
意外とほんとうです。
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2018年07月09日(月曜日)
7.09.また新しい車の写真を撮っています。
二か月ぶりにスタジオで車の写真を撮っています。
今日撮るのは、ベストセラーカーの予感がする新型「カローラ スポーツ」と、
新しい1BOXの定番になりつつある「ノア」、
最後に今年の日本カ-オブザイヤーに輝いた「ボルボXC60」
もう一台、広島営業所に買ったマツダのCX-3を撮るそうです。
いずれも今が新車としての旬の車ばかりです。
パンフレットやポスター、POPなどに使う車の写真は、
常に新しい車に更新して行かなければなりません。
古い車の写真ばかりをいつまでも使っていると、
KeePerが古い車専用に見えてしまいます。
出来ればKeePerし新車の時から使っていただきたいと思うし、
現実にKeePerは、ますます新車への施工が増えています。
モデルになる車は、
社員か誰かが買った車か、
知り合いのカーディーラーさんからお借りしてくることが多いのですが、
その場合、まだ登録されていない、
つまりナンバーが着いていない車がほとんどで、
積載車に乗って行って、先方で積み込んで持ってきます。
あまりこけおどしっぽい車は使わない事にしているので、
今までに調達に困った車はありません。
何とかしようと思って、
今までしたことがないことまですれば、
何とかなるものです。
今やっている車の撮影も、
最初に撮ってもらったあるプロのカメラマンが大変上手だったので、
それをマネして撮っている間に、
最初はプロにピントを合わせてもらっていたのも
今では自分たちでやるようになって、
その結局、全部、自分たちで手分けしてやるようになりました。
でも、プロのカメラマンのように撮影を論理的に学習したわけではなく、
経験の積み上げだけで来たものですが、
その結果、撮影された写真を使う彼らはプロの現役デザイナーであって、
そのデザイナーが使うに十分なものが撮れているとするならば、
必要かつ十分であると言っていいのではないでしょうか。
KeePer技研の文化の軸にあるのは、
何でも自分でやって見ること。やれるようになることです。
今の世の中、
お金を出せば、何でも人にやってもらえるが、
やってもらっている間は、自分は何も変わらない。
ずっとやってもらっているだけだ。ゼロである。
しかし、
自分でやって見たいと思って、やって見て、
失敗の末にでもやれるようになると、
やれる自分に変わっただけでなく
そのものに対する見え方も変わってくるし、次のものも見えてくる。
つまり、進化していくことにもなる。
進化は∞だ。
ゼロか、∞か、この差は大きい。
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2018年07月08日(日曜日)
7.08.広島県の2店舗、おかげさまで無事に営業再開。
西日本の各地で暴れた「記録的豪雨」が、とりあえず、上がりました。
特別大雨警報下で休業を命じられていた広島県福山市の「福山店」と、
「広島長楽寺店」も、今日は元気に営業を再開していました。
7月になってからの一連の豪雨は、
西日本に大きな影響を与えましたが、
その中でもLABO店舗数の多い中部地方においては、
雨が続いたものの前年の実績をぎりぎり下回らない程度で切り抜けており、
大雨禍の後、これからが楽しみです。
逆に、ほとんど大雨の影響がなかった東日本は、
ここまで絶好調で来ていて、
特に2年目、3年目の店舗が大きくジャンプしています。
西日本の「記録的豪雨」は、
各地に大きな被害をもたらしましたが、
意外にも、ここまで最低限の影響で切り抜けており、
ここからの伸びが期待できるところです。
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2018年07月07日(土曜日)
7.07.大雨特別警報と守山店とひかりとリンダとチー
西日本の各地で数十年に一度の「記録的豪雨」が降って、
今も大雨特別警報が出っぱなしの地方もあります。
私達の愛知県・大府には今「竜巻警報」が出ていて、
土砂降りの雨音と共に、雷が不気味な大きな音を立てています。
(先ほどは関東では震度5弱の地震が起きたそうです。)
一体、地球はどうなっているのでしょうか。
毎年、毎年
数十年に一度という何らかの天災が起きています。
これが、地球温暖化が成す気候変動の現れなのでしょうか。
数億年分の化石燃料を燃やして濃くなった二酸化炭素が、
太陽からの熱をため込んで起きる地球の温暖化は、
地球の氷河期と間氷期のリズムの中で、どのような結果を出すのか。
もうすでに人間の力など及ばない事態に陥っていると言えるのかもしれない。
しかし、私が生きている間は、
この変動がより進むのかもしれませんが、
私が小さい時、腐って悪臭を放っていた南区の山崎川や堀川、
日本国中のどぶ川が
反公害の政策で、
わずかな期間で透明な川に戻してくれた人間の力は、
きっとこの危機を、
私が死んでからでも、きっと何とかするに違いない。
どうやって何とかするのか解らないが、そんなような気がします。
ただの楽観ではなく、人間はそんなにバカではないはずだと思うのです。
私の次の世代や、
次の次の世代が、何とかすると思えて仕方ないのです。
去年からLABOに入っていた開発志望の若者二人が、
製品部開発課に加わってきました。
KeePerにもうすぐ新風が吹くかもしれません。
先日の日曜日、せっかく新店である守山店に行ったのに、
カメラの電池が無くなって、
仕方なく連れ合いのスマフォで撮ったのだけど、
今度は送り方が分らずアップできなかった守山店とみんなの写真が、
連れ合いがサメちゃんにやってもらって、やっと送られてきました。
何とかなるものです。
伊東マネージャーと堀店長。
砲丸投げの坂崎チーフと一級技術資格武藤スタッフ。
富山の娘の子供、孫のひかりが、
富山県の陸上の県大会で、
たぶん走り幅跳びで「優勝」したと言ってきました。
この子には鈍足の私のDNAが4分の1は入っているはずですが、
何とかなるものですね。
今度は横浜で全国大会だそうです。すごいですね。
猫のチーちゃんとプードルのリンダが、
いよいよ仲良くなって、マットの上で一緒に寝ています。
すごいですね。何とかなるものですね。
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2018年07月06日(金曜日)
7.06.君はずっと君だ。ずっと可哀そうでいいのか
ハンディキャップは、
それを持った人が、そのハンディを克服する意思を持った時、
ハンディはその人にとってむしろ力に成り得るが、
そのハンディを逃げ道に使うと、
そのハンディはその人にとってはただの弱点であり、
マイナスにしか成り得ない。
55年も昔の事、
多分、私が中学校の二年生の夏でした。
私は足の不自由があったので、かけ足は全校で一番遅く、
何をやらせてもへたくそでカッコ悪く、
体育の実技の時間がみじめで大嫌いでした。
ある日、
その体育の実技の時間に、
服を着替えずにグランドに出て、体育の小島先生に、
「僕は足が悪いので、今日は痛いし、実技の時間を休ませてください。」
そう言ったら、
小島先生は私の事を可哀そうがって「ああいいよ、休んでいなさい。」
と言うかと思ったら、
「谷は自分の事がかわいそうか?」と言った。私は「えっ?」と聞き返した。
「君に厳しくできるのは、君しかいない。
足の悪い君に対して誰も厳しくは出来ない。俺も出来ない。
君に厳しく出来るのは君だけさ。その君が自分を甘やかしたら、
自分はどんどん可哀そうになるだけだ。
君はずっと可哀そうでいいのか。
足が悪いだけじゃないか。痛いだけじゃないか。
君は君だろう。
君は君から逃げられない。
君はずっと君だ。ずっと可哀そうでいいのか。」
暑い真夏のグランドの真ん中で、
真っ黒に日焼けした筋肉質の小さな小島先生は、
小さな声で、真剣な顔で、私を叱った。
私は涙が止まらなかった。
白い体操着に着替えに教室に向かった。
あれから私は体育の実技の時間をさぼろうとは思わなくなった。
高校に上ってから
相変わらず足の速さは全校で一番のビリだったが
柔道部に入って黒帯も取った。
一本の足が不自由だった私の柔道は思いっきり変則で、
段取りの月例会で初めて私と当たった他校の人は、
私の超変則柔道に慣れる前に、
私唯一の得意技「左の内股」で、いとも簡単にひっくり返された。
“何人抜き”かをして初段になった。
もう一つ自信があったのは寝技。
寝技に引き込んで負けたことはほとんどなく、
名古屋の市制大会で、ベスト8になったことがある。
あの頃から私の左足は私の弱みでもコンプレックスでもなく、
ただ単に悪いだけであり、痛いだけになっていた。
社会に出ても、立ち仕事の代表のようなガソリンスタンドにあえて入って、
遅いながらも仲間と一緒に走り回っていた。
しかし、私も歳とって、筋肉が劣ってきたら、
関節の変形が進んでしまって、
この歳になって改めて弱点になり、致命的な弱みになりつつある。
しかし、誰も私に走り回ることを要求しないし、
立ち仕事をすることを当てにはしなくなっている。
もう、セーフかもしれない。
小島先生、もういいよね。
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