谷 好通コラム

2017年12月22日(金曜日)

12.23.年末の応援団の人達と

いよいよ本格的な年末が始まりました。
世間一般の年末年始の連休がはじまる直前の土日が、
年末大ラッシュの第一の峠です。
たぶん一年中で一番たくさんのお客様が来られる日でもあります。
今年は23日(土)と24日(日)がその日です。
しかし、24日日曜日のお天気が崩れる予報なのと、クリスマスイブなので、
ピークは今日23日になりそうです。
各店舗に営業人員約70名と事務員も役員もLABO経験者が応援に入ります。
そのシフトは3週間前にLABOマネージャーと各営業所所長が、
メールでやり取りしながら真剣に決めています。
応援と言っても、皆、技術インストラクターなのですから現役バリバリです。
東西の常務取締役支社長だって、つなぎを着て、みんなに交じって働きます。
今日の夜はとんでもない数字が報告されてくるはずです。

 

それでも第一の峠は、みんなまだ体力が十分残っていて元気です。
これが、いよいよ最後の三日前ぐらいに近づいてくると、
もう全員が疲労困憊になっていて、
自分の持っている技術と気力で仕事をしている状態になります。
私もずっと現場だったので何十篇となく年末を現場で過ごしましたが、
本当にきついものです。

 

しかしその頃になると、
また違う応援団が入っています。
それが不思議なことに会社を辞めた人達なのです。
親が営む酪農を継承するために宮古島に帰った下地君は、
今の時期ヒマになっているからと言って足立店に入ってくれるそうです。
親と一緒に大工をすると言って会社を辞めた土門君、どこかの店に入ります。
今年も鳴海店に成住君は来てくれるのでしょうか。
元社員、元学生アルバイトの人とか、いっぱい来ます。
みんな年末がきついことを知っているのです。
社員の親で子供をどうしても手伝いたいと言ってタオル洗いをかって出る人、
年末の数日、LABOは同窓会のようになります。

 

たくさんの人が応援してくれるから、
みんな頑張れるのでしょう。

 

この仕事の年末は本当にきついのですが、
例年、一人も脱落者が出ないのには、本当に感心します。

 

いよいよ年末の本番がやってきました。

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2017年12月22日(金曜日)

12.22.今日は昼が一番短い日、12月の真ん中の日。

今日は「冬至」です。
一年の中で昼が一番短く、夜が一番長い日。
地球が太陽を回る公転軸に対して一番角度がきつくなる日?
冬は続き、ここからまたぐんと冷えてきます。

 

でも、12月の真ん中の日とは、いったいどういう意味か。

 

12月は日本人が一番大切にするお正月の前の月なので、
みなさんの愛車もさっぱりしてキレイにされる月なのです。
だから、
12月22日までに平月の一か月分の実績が上がり、
31/22の割合、つまり平月の約1.4倍のペースでお客様が来て
お車を洗い、コーティングし、キレイにしていかれる。
そして、
12月22日を境目にして
残りの9日間でもう一か月分の売り上げが上がります。
31/9の割合、つまり平月の約3.4倍の勢いでお客様が来て、
お車を洗い、コーティングし、キレイにしていかれます。
この9日間が一年の中の一番の掻きいれ時です。

 

たくさんのお客様が来られるので、
この期間に焦って洗車をするだけの接客にならず
いかにお客様の立場に立ったいつもの接客受注をして、
お客様の要望に沿った行動が出来るかで「単価」が決まり、
売上実績に大きく影響することになります。

 

しかし一年のピークがこの短い期間に来ると、
その期間のお天気の良し悪しによって年の実績にも大きく響きます。
しかしそれでは不安定な経営になりかねないので、
それを補うようなピークを他に意識的に造り出す工夫と企画が必要です。
その一つが、新車が一番たくさん売れる三月に、
新車に対するコーティングを促すような企画を立てることも大切なことです。

 

そんなことを教えてもらいました。
私達は、自分の足元を見ながら、お客様の気持ちを一途に考えながら、
色んなことを企画してきました。
しかし、それだけでは足りないことも知っています。
もっともっとたくさんのことを知り、学び、企てていかねばなりません。
そんなことをまた考えさせられた一日でした。

 

朝、名古屋を出てくる時には曇り空で、
天候の崩れを心配しました。

 

 

しかし、仕事が終わって東京駅に向かう頃には、
素晴らしく美しい夕日になっていて、明日の晴天を予言しています。

 

 

今年の12月はとんでもない記録が出そうです。

 

よく見ると、ビルの間に富士山が見えます

 

 

富士山です・・・

 

 

東京駅の手前の「銀座」はにぎやかでした。
冬至です。まだ6時です。早く帰ります。

 

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2017年12月21日(木曜日)

12.21.一年のスタートは決算より意識はやっぱりお正月

会社の一年の締めは決算であり、スタートは新年度明けです。
取締役などの役員の報酬金額は決算を機に変更することが出来るが、
期中に役員報酬を変更すると、
役職が大きく変わらない限り、利益調整と見られるので基本的に出来ない。
販売予算も、一般管理費予算も、決算を境に設定される。
KeePer技研株式会社ならば毎年6月が決算なので、
12月末で第2四半期、つまり半期が終わり、
中間点、2018年6月期の折り返し点となる。

 

しかし、意識としては、
12月はやはり1年間の総決算の月であり
KeePer LABO店舗でのかけ声は、
「12月の繁忙期こそ品質維持に注力し、来年1年間のお客様を造る。」と、
意識は、
12月は1年間の最後の月であり、
お正月が新しい年の始まりの月です。

 

私達の意識も、自然にそうなっているのか、
新しい商品の開発、販売開始は、毎年1月が自然のリズムになっています。
毎年あるように、今年もあります。
今、最終の仕上げと
販売、施工のトライアル段階も順調です。

 

それにしても、
今年の総決算12月は・・・すごいですね。

 

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2017年12月19日(火曜日)

12.19.古くても、良きもの、ほしいもの

何年か前に患った椎間板ヘルニアが発症して
ある巨大な病院にかかったが
一向に衰えない痛みに強い鎮痛薬を飲み続けたがあまり治らず
たまらず、別の少し大きな病院にセカンドオピニオンを頼り、
その時の稻田先生が丁寧な触診の上、処方してくれた薬を飲んだその夜、
二年間痛み続けた腰が、その夜のうちに無痛になって治った。
その薬は鎮痛剤ではなく
先生の言葉では「神経の滑り」を良くする薬と言う。
よく判らないが、それで二年間の苦しみから解放された。
稻田先生は以前その大きな病院に引き抜かれて、
副院長として就いているが
現役の診療医で、ずっと現場で活躍している。
ものすごい人気で、先生の診察室の前には何十人もの患者が並ぶ。
私もそのうちの一人で、3か月に一度1時間近く待つが、
実際の診察、触診はものの二分くらいで終わる。
診察がものすごくてきぱきしていて
両足と足首を力を入れて押して、何かを調べ、
「よしっ、こんなもんだろう。うまく付き合っているね。いいよっ。」
稻田先生にそう言われると、すごく安心する。
その大きな病院は、たくさんの患者で溢れ、みんな笑顔だ。
この少し大きな病院は、
この稻田先生というスーパースター的な現役先生のおかげで、大繁盛です。

 

それに反して、二年間も通ったあの巨大病院は、
圧倒的な新しい施設と設備にもかかわらず、
最初の頃に比べると、患者さんの数が明らかに減って、
薬が出るまでの時間も最初は1時間近くかかっていたものが、
今では10分もかからず出るようになって、
明らかに患者さんの数が減っていた。

 

病院には、患者は病を治しに来ているのだから、
よく治してくれる病院に自然に集まってくると言うことなのだろうか。
逆に、治らず懲りた患者が多くなると自然にそこから去っていくのだろうか。
患者の目的を果たしてやらないと、
どんなに豪華な新しい設備があっても治せなければ患者には無用でしかない。

 

いい病院とは、古くから、良い先生がいる病院のことをいう。

 

 

その良い病院の近くに、
古めかしい喫茶店があって、
たまたまその店に昼食を食べに入った。
何十年も前に出来た喫茶店だろうか、
古いだけで歴史を感じるようなしゃれた喫茶店ではない。
でも、すごく混んでいて、待ち客まで出ている繁盛ぶりだ。
それでも、
私が頼んだメンチカツランチは、
注文してから意外なほど速く出た。
あまり味は期待していなかったのだが、
そのランチは意外なほど美味しかった。
特にごはんが美味しく、私には珍しく全部食べてしまった。
半分残せなかった。
また来ようと思った。

 

この古いだけのような大きな喫茶店は、
昼食が速く出て、食べる食事が美味しくて、特にごはんが美味しくて、
きっとみんなが「また来よう」と思っているので繁盛しているのだろう。

 

目的が叶ったのだ。

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2017年12月18日(月曜日)

12.18.不思議な人の不思議な話

今日は不思議な人にお会いして不思議なお話をお聞きしました。
その人の会社は、私達の会社よりも相当に大きく、
その株式の時価総額は私達の会社よりもはるかに大きいのですが、
社長個人名義の株式はほとんどありません。
わずか2.6%だとおっしゃっていました。

 

社長とは個人名義の株をたくさん持っているから経営が出来るのか。
そうではないだろう。
いちいちそんなことを盾にしないと
会社においての指導力やイニシアティブが得られないのか、
だとするなら、みんなは服従しているだけで積極的に働くことは無い。
いい仕事はできないだろう。

 

だいいち、社長が個人名義の株式を市場で売りはじめたら、
社長が逃げ出したと思われ、その会社の株は大暴落する。
社長の個人名義の株だけは絶対に売れないものだ。
売れないのだから「無いのと同じ」。

 

社長個人名義の株とは無いのと同じなのに、
たくさん持っていて死んだら
相続税を払うために株式を大量に処分しなければならないだけ、
株がバラバラになって、何の会社だか分らなくなって、
これまでやってきたことが台無しになったとしたら、
会社に関わる誰も喜ばない。

 

だから社長は、個人名義の株を持つ必要もなければ、
持っていてはいけない。税務署が喜ぶだけ?

 

私はそんな考え方をしたことがなかった。
しかし、その論理に破綻はない。
考え込んでしまった。

 

また、走りたくなってしまった。

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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