谷 好通コラム

2017年06月17日(土曜日)

6.17.非論理的に画一的に扱われるのは大嫌い

私は昔から、
誰か権威とか権力を持った人から、
自分を画一的に扱われるのが大嫌いでした。
人にはそれぞれの人の特性があって、
それぞれの特性に合わせた行動があるべきなのに、
その権威とか権力を持った人の画一的な論理で、
自分が他の人と同じ基準と一般論で、画一的に処理されるのは、
はっきり間違っていると思うのです。

 

背が高い人もいれば低い人もいます。
標準身長がすべての人間にとって有益である訳がなく、
背の高い人が標準身長の人に比べて何か劣っている訳でもなく、
標準身長の人が背の低い人よりも何か優れている訳でもない。
標準身長とはただの平均値であるだけ。

 

それと同じようなことがたくさんあるように思う。
平均は平均であって、
平均から外れていても
必ずしも異常とは限らない。
違うことが異常であり、悪い事ならば、
背の高い人も、低い人も、異常であり、悪い人だということになる。
そんなことは絶対にないのだから、
何でも標準に近づけることが良いとすることは、
独りよがりであり、権威的であり、権力的であって、実は悪い事だと思う。

 

ましてや、それぞれの人に画一的に標準を押し付けようとして、
自分が盲信していることを
本人が嫌がっているのに、
「あなたのためだから」と、
だまって知らぬ間にそれにハメテいくのは
独善的に過ぎて、怒れてくることがあります。

 

人はみんなそれぞれなのです。

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2017年06月16日(金曜日)

6.16.今年の採用戦線は厳しいけれど

今年は少子化の影響をまともに受け
求人倍率が非常に高くなり、
来年四月卒業予定の新規採用が難しくなっているそうです。
私たちの会社でも、
このような状況を甘く考えてはいけないとして、
今年の4月ぐらいから、四人の「採用チーム」を作って、
特にいつも苦戦する東京を中心に積極的に活動するために
東京営業所にはマネージャー級のベテランスタッフを専属として置きました。
その甲斐あって昨年よりも多いペースで新卒予定者と説明会でお会いして、
面接も相当あり、内定者も22名を数えています。

 

しかし、今年の採用が激戦であることはどの会社もよく知っていて、
今年の会社説明会や面接は時期がものすごく早く、
昨年の11月から3月ぐらいまでに
説明会と面接のピークは終わっていて、
私達が採用活動を始めたのは、そのピークが終わってからだったと知ったのは、
知り合いの会社の社長から教えてもらってやっと知ったもので、

 

私たちの情報がいかに遅れているか、恥ずかしい限りです。
来年は根本的に見直して先手を打てる体制を作らなければと思います。

 

それでもまだ大卒予定者の面接も10人以上残っており、
会社説明会にもまだ来てくれています。
また、例年では、
体育会系の学生が卒業ギリギリで何人も来てくれ、
わが社は体育会系に強いので、毎年良い人材を得ることが出来ています。
来年の四月、なんとか30名以上の大卒者入社は確保したいところです。

 

そして、いよいよ高校卒業予定者への募集活動が始まります。
すでに東日本の専属担当は、
関東を中心にめぼしい高校を90校以上も訪問したそうです。
しかもその高校を卒業しているKeePer技研の社員と同行して行くと、
非常に歓迎してくれるそうで、
多くの推薦者が面接に来てくれる手ごたえを感じていると言っています。
西日本はまだこれからで、
西日本にも専属の担当を置くことになりました。

 

今、キーパーLABO店舗をもっと増やすことが、
今後の会社の成長と同時に
全国のキーパープロショップの活性化に繋がる最も有益な方法の一つであり、
たとえば、実際に新しいキーパーLABOの近くのキーパープロショップが、
県のナンバー1の実績を上げる店舗になった実例がいくつもあります。
キーパープロショップとキーパーLABOとは共栄関係にあるようです。
しばらくは、キーパープロショップのサポートに力を注ぎながらも
キーパーLABOの新店開発にも力を尽くしていきます。
一つの目標としてとりあえず100店舗まで、とりあえずカンバリます。
だから、それを勘定に入れた採用を先手先手で実践します。

 

今年の四月入社では64名の新卒入社者を確保しました。
それでも50店舗以上の既存店が前年比を約10%伸ばし続け
あれだけいた新入生達もいつの間にか
その伸びに飲み込まれているように自然に店舗に溶け込んでいます。
しかもその上で
1か月に2店舗ずつのハイペースで
新店舗オープンが実現できるようになっているので、
ここからの中途採用にも力を入れなければなりません。
その上で、
来年四月の新卒入社ブラス中途入社数計100名を目標にして
新しい採用チームで頑張っていくことになります。

 

その結果、従業員数は500名を越すでしょう。
それくらいでちょうどいい勘定になるのです。
考えただけでも大変ですね。

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2017年06月15日(木曜日)

6.15.明るい林業の村、花粉症の元凶? かわいい蟻地獄

今日私は、ちょっとした所用で岐阜県加茂郡白川村に行きました。
白川村と言っても
世界遺産合掌造りの白川郷とはまったく違います。
白川村は中央道を恵那インターで降りてから山道を30分ほど走った所にあり、
白川郷は東海北陸道の白川インターから行くので、方向違いです。

 

白川村は、そんな風に説明しなければならないほど無名です。
しかし、周りの山はよく植林されていて、
よく手入れもされているようで、きれいな杉や檜の森が続きます。
そして驚くのが、
山地の村によくある「廃屋」が少なく、
小学校にも小さい子がいっぱいいて、
村全体に活気があるのです。

 

林業は外国からの安い外材に押されて、
日本では壊滅状態だと思っていました。
だから、杉や檜は、花粉が何千万の人々を苦しめる花粉症の元凶でもあるので、
林業がどのみち衰退産業ならば、
日本国中の杉や檜を切り倒してしまい、
花粉症から多くの人を救った方がよっぽど経済効果があると思っていました。

 

私は花粉症ではないので、
花粉症の人の苦しみは全く分かりませんが、
そんな人を見ているだけでも苦しそうで、気の毒でしょうがないので、
衰退している林業ならば、
いっそのこと息の根を止めた方がいい。なんて思っていたものです。

 

でも、こんな活気のある村と、
人々と、よく手入れされた植林の森を見ると、
林業なんて無くなってしまえばいいなんて思うのは
間違っているような気がしました。

 

 

花粉症は、アレルギーの一種であって、
大気の汚れと人の食生活の変化と花粉の相乗効果で発症すると聞きました。
だとするならば、花粉症の苦しみから
林業だけを悪者のように考えるのは間違っているのでしょう。

 

純粋に木材で出来た家は、
コンクリートや金属、化学建材で出来た家よりずっと長持ちするそうです。
燃えやすい弱点を除いては
法隆寺の五重塔などは何千年の歴史を持っていて、
手入れさえよければ、ものすごく長く持って、日本の歴史を造ってきました。
昔からの純木造でも耐震構造を持たせることはできます。

 

 

緑豊かな森林を見るにつれて、
花粉症ではない私だから思うのかもしれませんが、
日本の林業の復活を心より願いました。

 

森の中にあるお店で食事をしたら、
建物に通ずる通路が枕木で出来ていて、
そこに「蟻地獄(アリジゴク)」の巣がありました。
円錐形にえぐれた穴の壁は滑りやすく浮いた砂で出来ていて、
その縁に蟻が足をかけると、砂粒が崩れて底にまで滑り落ち、
底に潜んでいる「蟻地獄」の牙が、素早く蟻に食らいついて食べてしまいます。

 

 

蟻地獄は蟻が罠にかかるのを、ただずっと待ち続けるのです。
滑りやすい縁の壁に時々砂を吐きかけるだけで、
ただ、ただ、蟻地獄は、蟻が落ちてくるのを待ちます。

 

 

ただ、ただ、待ちます。
じっと待っている蟻地獄の姿を思い浮かべると
けなげに思え、かわいくも思いますが、

 

私は、待つだけの蟻地獄にはなりたくないなと思いました。

 

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2017年06月14日(水曜日)

6.14.千歳川、安藤選手チャンピオンビデオ、初トリミング・リンダ

もう20年以上も前の昔、営業で北海道に通っていた頃、
必ず立ち寄っていた「サーモン会館」に
昨日、千歳空港から飛行機で帰る前に、久しぶりに行きました。

 

ここは千歳川をテーマとした小さな水族館ですが、
展示のハイライトは千歳川の中を、大きなのぞき窓から、
それこそライブで好きなだけ覗けるところがあって、
私はかつて、
飛行機に乗る時間より2,3時間は早く千歳に着くようにして、
ここで、好きなだけ千歳川の中を見つめ続けました。
主人公の「サケ」、常連の「ウグイ」、「エゾウグイ」、
「ヤマメ」、一度だけ「サクラマス」
「オフクドジョウ」「ヤツメウナギ」名前を憶えていない魚数種
「ヤゴ」「アヒル」「”虫”何種類か」
ひょっとしたら、
孵化したサケの子供がまだ群れている所がみられるかもしれない。
時季的にひょっとしたらと思ったのですが、
やはりいませんでした。
この日は、ちょっと川の水も濁っています。

 

 

これは大画面のテレビモニター
産卵のための遡上の頃(たぶん11月頃か)来るとこんな光景になり、
私も一度だけこういう場面に出くわしたことがあります。

 

 

でもこの日は、小さなエゾウグイが数匹いただけ、
エゾウグイはこの窓のあたりに定住しているらしく、いつ見てもいます。

 

 

私がこの窓を初めて見たのは、
こんな季節で、まだ孵化したサケの子供がこの窓に何匹か残っていた。
どれかの窓(窓は全部で5つある)に、
サケの子供が何か魚の死骸に群がっている所があって、
気持ち悪いなと思って見ていたところ、
学芸員のおばさんが、
「あの死骸は産卵の後ここに留まって死んだサケのお母さんで、
自分の躯を子供たちに食べさせてるんですよ。
そんなお母さんがたまにいるんです。」
そんな話を聞いて、深く感動して、とても厳粛な光景を見た気がしました。
それから、年に何度が、北海道に出張で来るたびに
このサーモン会館に立ち寄るようになったのです。

 

ここの入場料はおかしくて、
大人料金が1人800円なのに、
年間フリーパスの通年券が1,000円なので、
私は何年かここのフリーパスを利用していました。
“通”みたいでかっこいいのです。

 

暗い室内を出ると、が鮮烈です。

 

 

空は真っで宇宙を感じさせます。

 

 

私は昔、このに何度も感動しました。

 

翌日(昨日)、その北海道から、
今年の全日本チャンピオン安藤祐子さんが
今日の撮影のためにやって来てくれました。
近くのイタリアンでみんなと歓迎の食事会です。
でも女性が安藤さん一人になってしまうので、
デザイナーと伊藤佳代子さんも呼びました。気が合うようです。

 

 

今日の撮影は、すこぶる順調で、

 

 

一台のビッツを、クリスタルキーパーを施工していただき、
爆ツヤ、ガラス被膜、レジン被膜と小休憩を入れながら通しで施工しました。

 

 

そのあと、
3台のカメラを使って通しで撮った画面を、
単身赴任中の三浦東京営業所長と一緒に、
安藤さんにもモニターを見てもらいながら、
三浦君からの質問に答えてもらい、彼女の作業を解説してもらいました。

 

 

三浦君は、昨年のチャンピオン矢部選手のチャンピオンビデオでも、
矢部選手にいろいろな質問をぶつける役をやっていて、質問がうまいのですが、
昨年の矢部選手には、
作業しながら質問をぶつけ、
作業しながら答えてもらっていたのです。
しかし、矢部選手さすがにきつかったと言っていたので、
当然かわいい安藤選手にはそんなきついことはせず、
作業が終わってからゆっくりし座って、答えてもらったのです。
しかし、それが良かったのか、すごくいい話がいっぱい聞けて、成功です。

 

このチャンピオンビデオは、
先に造った「全日本チャンピオン決定戦」のドキュメンタリービデオと、
一緒のDVDに入れて、全国の皆さんにお送りします。
ご注文が全部で千枚近くありますので、どうせなら、
チャンピオンの作業の様子を撮ったビデオと一緒に送らせてもらいます。
もう何日かだけお待ちください。

 

そんな大切なことと次元が違いますが、
我が家のトイプードル「リンダ」が、
人生初のトリミングをしてもらいました。
毛糸のクズ玉状態で、目も何もほとんど見えなかったリンダが、
気持ち良く毛を刈ってもらって、トリミングはこんなだったのに

 

 

こんなに細い体であったのが分りました。

 

 

クリッとした目もはっきり分ってとても可愛くなりました。

 

 

相変わらず私の指を甘噛みします。

 

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2017年06月13日(火曜日)

6.13.札幌店の強さはどこから来ているのか

すごく分りにくい場所にあるのにLABO板橋店は強力であった
NAVIでしか来られないような認知性の低い立地でも
“①東京23区内にある”ことが強さの要因か。
カレッツァという”②ドライブショップの駐車場”にあったからか。
しかしドライブショップ内にあるLABO大垣店はまだ苦戦しています。
とすると、必ずしも②ドライブショップが決定的な要素ではないようです。

 

とすると、東京23区内が決定的な要素か。
しかし、5km離れた場所にLABO高島平を作ったら、
板橋店はまともに影響が出て、一時は前年同月比70%台にまで落ちました。
高島平店がオープンして一年以上経ってもまだ前年同月比92%で、
まだ少なからず影響を受けています。
板橋店と高島平店の合計では4月の前年比で130%を越しているので、
高島平店を造った意味は間違いなく出ていますが、
① 東京23区内だけでは絶対的な強さの要因にはならないかもしれません。

 

LABO札幌店は、
もちろん、東京23区内ではなく
札幌は人口200万人都市ではありますが、
丘珠空港に近い地にあって、間違っても東京23区とは比較になりません。
もちろんドライブショップの中でもなく、
まあまあ交通量の多い国道の交差点角の一軒隣りです。

 

LABO札幌店は、③約200坪の大きな倉庫を改造して作りました。
同じようにLABO上溝店も約200坪の倉庫を改造して造っています。
札幌店は雪解けが終わった四月は1,500万円を越し、
五月も1,000万円を越してきて
しばらくの間は、単月記録日本一の座を札幌店が持っていました。
それに比べて上溝店は昨年の12月には1,000万円を突破しましたが、
神奈川県の大商圏にあるにも関わらず、
ここからの伸びが顕著とは言えず、今月も前年度比を少し切っています。
だから、(③)の200坪の大きな倉庫が決定的な要素ではなさそうです。

 

LABO手稲店の意外に多い客数を見た後、
“時間”距離では板橋店と高島平店よりも近い札幌店に行って、
この大繁盛ぶりを見て、私ははたと考え込んでしまいました。
元々の札幌店の近藤店長を手稲店勤務にして、
札幌店からの誘導も考えたのですが、
札幌店は、相変わらずキャパシティ越したお客様の数で、
前年同月比100%をギリギリで維持しています。
(まだほんの数日ではありますが)

 

この札幌店の圧倒的な強さは、どこから来ているのか。
そこをじっくり考え込んで、LABOの強みにしていかねばなりません。

 

 

藤井工場長と新人の鈴木スタッフ。静かですかファイトマンと見ました。

 

 

一級技術資格千葉スタッフは、この間まで新人でしたが、
四月から後輩がいっぱい増えてうれしそうです。

 

 

力をどんどんつけている新人の原スタッフ
もうすぐ一級技術資格です。

 

 

手稲店から土日は札幌店に応援に来ている一級技術資格尾崎スタッフ
もうすぐ応援どころではなくなります。
札幌店の千葉店長。大丈夫かなと心配でしたが、立派に店長していました。

 

 

新人の田畠スタッフと大ベテランの青山チーフ

 

 

吉田チーフは、見違えるほどたくましくなっていました。

 

 

この時点で中にはお客様の車が10台入っていて、この日は約50万円の実績でした。

 

 

表看板を含めて、この店をを改善するプランが出来上がりました.

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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