2025年08月25日(月曜日)
08.25. 自分の為より、人の為の方が楽しいし、自分の為にもなる?
昨日、「エアコンの設定温度は25℃より低くすることを禁止にする。」と、
書いたら、反発がありました。
「暑い温度の中で作業を続けた後、短い休憩時間に、
火照った体を冷やすだけ冷やしたい。
だから、25℃なんかに限定せずに、出来るだけ低い温度で冷やしたい。」
なるほど、そりゃそうだと思いました。
冷房の効いた部屋ばかりで
仕事をしている私が考えたことなんか、確かに切実さに欠けています。
それで、「スタッフルームは好きなだけ冷やしてOK」としました。
それでも、
お客様が待たれるゲストルームは、
冷えすぎた待ち環境は、寒がりのお客様にはつらい環境になるので
やはり、25℃よりは低くサーモ温度を設定するのはダメです。
さらに、
コーティング作業が行われるコーティングブース内も、譲りませんでした。
コーティングブース内では、
低過ぎる冷気が、直接車のボディにかかったり、
設定温度が低過ぎて、
冷たくなったボディが急に外気にさらされて、
分子結合で硬化途中のコーティング被膜の分子間に水分子が析出すると、
硬化反応の進行が阻害されて、良い被膜が出来ない場合が考えらます。、
すると著しい品質低下の可能性が考えられるので、
クーラーのサーモ温度設定は、やはり25℃より低くは禁止です。
ここで思ったことは、
自分が考えた事を主張する場合は、
自分の為が動機だと間違うケースが多く、
相手の為を、動機として考えた方が正しい場合が多い。
相手の為を考えると、相手からの信頼を得られ、楽しい。
自分の為を想って考えたことは、他の人からは賛同を得られにくく、
結果として楽しくないケースが多い。
しかし自分の考えは、
自分の為であることが多く、多くの場合は闘いになる。
これは、これを見たお客様がどう思うかを考えて造ったつもりだが、
果たして、お客様はどう感じるでしょうか。
これは、ある人が
私が喜ぶことを考えてプレゼンどしてくれました。
しかも、
私の健康も考え、ご丁寧にミニチュアボトルです。
ありがたいですね。
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2025年08月24日(日曜日)
08,24, SUPER GT №5鈴鹿戦。500の#38は5位、300の#61は2位。
今日はSUPER GTの第4戦、鈴鹿サーキットでの決勝の日です。
SUPER GTの主催団体GTAの坂東会長が、レース決勝前に、
「8月猛暑の中での開催は、来年から無い方向で検討する。」と、
記者会見していたように、
私のような歳をとってきた身としては、
サーキットに行くこと自体を躊躇していたら、
「冷房の効いた部屋があるから」とか何とか言ってくれるので、
行きたい、見たい気持ちに任せて、午後から鈴鹿サーキットに行ってきました。
我らが#38(500クラス))は、
シリーズポイントにおいていい所にいるので、
序盤で勝っている上位者がすべて、
重いハンディウエイト(燃料リストラクタ?制限含む)を背負った中盤戦、
中々優勝出来ない苦しい状況で、
いかに少しでも上位に食い込みポイントを稼げるか。
ここで地味に上位に食い込み
地味にポイントを積み上げた上で、最終一戦前のハンディ半分、
最終戦のハンディ無しでのレースで、
シリーズチャンピオンが決まってくる。
ハンディウェイトを取り入れた型のレースの難しい所であり、面白い所だ。
だから、第2戦で優勝して、
第4戦のスプリント2回戦で2位と3位を取った#38KeePer CERUMOは、
現在3位か4位で、
ハンディウェイトもそれに応じて重く67kgを積んでいる。
その上での昨日の予選は15台中の8位。
まぁまぁである。
そして今日の決勝、8番目の石浦選手スタートから7番に上がり、
早目の18周目で大湯選手に交代。
再スタートIN時に、うまく6番に上がって、
ゴールまでに5番手にまで上がってフィニッシュ。
上出来の5番手である。
シリーズポイントでも順位が上がるかもしれない。(確認してない)
300クラスの#61SUBARUは、ポールスターとの2位でゴール。
#61は前のレースでトップを走りながらエンジンブローでリタイアしいる。
だから、今回の2位は、まぁまぁという上出来だったのではないだろうか。
と今回は、レースのほとんどを涼しい部屋で、画面で見てしまった。
その部屋は防音で、
扉を開ければ爆音が聞こえるのだが、
扉を閉めれば静かなもので、窓もなく、レースはテレビ画面。
これだったら家でピールを飲みながら、
Jスポーツを見ていると変わらず、
この環境がサーキットのど真ん中であることの方が異様だとも思いながら、
また、応援に駆けつけていただいた380名もの応援団の皆さんが、
汗だくだくでいらっしゃることを想うと、申し訳なく身のすくむ思いですが、
高齢者の為に用意されたような涼しく、楽しく快適な環境でのレースでした。
しかも、
鈴鹿戦は、近くていい。
外が明るいうちに家に帰ってきてしまいます。
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2025年08月23日(土曜日)
08.23.猛暑の為13時~16時休憩中ご容赦下さい。かつ温度設定は25℃。
お盆に入る頃から、
猛暑がひどく、フルに活動出来ないと判断したら
状況を見て、自主的に13時~16時を休憩中として良いとしました。
その為のスクリーンシートをKeePer LABO全店に配布しました。
直営店もFC店も区別無しです。
地球温暖化によって、夏季の猛暑発生が激化して、
連日35℃を越し、人間の体温すら超す気温も続き、
名古屋においての店舗のフィールドは、40℃を頻繁に越します。
先ほどのNHKの天気予報では、
大阪と名古屋が、
8月末日まで休みなく連続して35℃以上の猛暑が続くそうです。
だから、
自主判断で、状況を見ての
「猛暑のため 13時~16時休憩中 ご容赦下さい。」は、
もう、当然でしょう。
これの実行によって、販売実績がどのようになるのか未知数ですが、
結果的に、この処置によって、
かえって良い結果が出ることを信じます。
ただ、「エアコンの温度設定を25℃より低く設定する事も禁止」しました。
気温が異常に高くなれば、
空調サーモの設定温度を異常なまでに下げたくなりますが、
外気温とエアコンが効いた部屋との温度差を大きくし過ぎると、
なおさら、余計に体力を消耗する事になります。
エアコンの温度設定を極端に低く設定すると、
その温度差が、一時的に気持ちいい、かもしれませんが、
大きすぎる温度差は、
一次的に気持ちいいだけで、間違いなく体力を奪います。
十分な空調設備は、
キチンと仕事が出来る為にあるもので、
スタッフの一時的な気持ち良さの為にあるものではありません。
低過ぎる温度設定は、
目的①「スタッフの健康を守る」に逆効果です。
最近、外食の店舗に入ると、
異常に室温が低くなっている店舗が目立ちます。
客にとってはむしろ苦痛なくらいにまで低く室温をしてあります。
一緒にいた客に
「寒くありません?」と聞くと、
「そうだよねー、寒すぎるよねー」と言います。
これはそのうち、ちょっとした社会問題になるでしょう。
低過ぎる待合室の温度設定は、
目的②「お客様の快適な待ち空間を提供する。」に逆効果です。
もう一つ、一番大切な理由です。
コーティングブース内のエアコンとサーモ設定を低くし過ぎると、
局所的に低すぎる冷気が車の塗装に当たって、
場合によって、結露して、コーティング作業に著しく邪魔になります。
ひどい場合は、コーティング被膜の分子結合がムラ付きします。
危険なので、
エアコンのサーモ設定は、
25℃より低くする事を明確にやめさせる必要があります。
最大の目的③「コーティング作業の質を上げる。」に、逆効果です。
あらゆる意味で、エアコンのサーモ設定温度は、明確に「25℃」です。
ここは譲れません。
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2025年08月23日(土曜日)
08.23.自分が主人公であるという錯覚。主人公でありたいという欲求。
事業が成長して拡大する時、組織も大きくなって行く。
組織全体が大きくなって行くと、
それを構成する一つ一つの内部組織も大きくなって、しかも多くなって行く。
その組織を構成していた一人一人の人が「長」になって、
しかも、組織全体が大きく成長していく時には必ず「成功」が伴うので、
その成功に対して、
外部からの賛美があり、或いは「おだて」がある。
すると「長」となった構成員一人一人が成功者となって、自己肯定が始まる。
この一人一人の自己肯定が意外と厄介で、
自己肯定とは、今の自分を肯定する事なので、
成長の為には絶対に必要な「自己否定≒反省」をしなくなって、
その人は自信たっぷりで、
もう成長も、発展もしなくなってしまうのです。
そんな人が多くなった組織は、
それぞれが自信たっぷりに勝手なことをやり始めて、
組織全体の行動としては一体性も一貫性もなく
一気に、自己肯定者ばかりがうごめく陳腐な集団に化してしまいます。
この状態から脱して、
みんなが、また自己否定(現状否定)して成長し始めるのには、
大きなカルチャーショックか、
失敗か、新しい段階の発見か、
たとえば、
チョウやセミなどの昆虫が、
幼虫(イモムシ)→蛹(サナギ)→成虫と変態していくような、
自らの古い体を溶かして全否定するような
自己否定=自己破壊と、新しい体を創り出していく創造が必要です。
会社の成長とは、
実は、この段階を何回超えられるかの勝負。とも言えます。
人は、自分が主人公であるという錯覚。
或いは主人公でありたい欲求があるので、
自分が所属している大きな組織の全体の成功があると、
その全体を構成している一部の組織の長が、
周りからの称賛に反応して、
自分が、その成功の主人公になってしまう勘違いは、仕方ありません。
そう思えてしまうのは仕方ありません。
人は、褒められてなおかつ本気で謙遜出来るものではありません。
特に、何かを売り込むには、相手を褒めるに勝る方法はありません。
真剣に褒めちぎります。
すると、本人は褒められていること自体は否定しても、
褒めてくる相手をも否定する事は決してなく、
相手を肯定すると同時に、満足を伴う自己肯定もひそかに噛み締めます。
皆が自己肯定をしてしまうと、その会社の成長はそこで終わりです。
現状をみんなが肯定してしまって今がいいのですから、
成長すること、つまり、
変わって行くような事、変化は”無用”であるということです。
しかし、時代は刻々と変わって行くので、
現状肯定は長く続かず、すぐに時代遅れの衰退につながります。
あっという間です。
それぞれが、それぞれのポジションで、
その会社・組織が成功すれば、
それぞれのポジションとしての自分も成功者であるように思えますが、
そして、周りの他の皆さんもそのように扱ってきますが、
残念ながら、まったくそうではなく、
全体として成功しただけで、
その成功を、組織を構成する一人一人が、
自己肯定に結びつけるのは勘違いであり、きわめて危険です。
だから、ここから何をするか。
どう変わって行くのか。どう変えるのか。
とりあえず、
目指すべきは「雑食性小型哺乳類」のようです。
しかし、今のままでは、変態できません。
イモムシが、サナギに変態する時、
一度、自分の体をドロドロに溶かしてリセットすると言います。
それからサナギの体、つまり成虫に繋がる体を創り出していくと言います。
一昨日、大切な要件で東京に行きました。
結果的には、非常に良い結果を得たのですが、
東京に向かう時の新幹線真中からは、また。富士山が見えませんでした。
もう、富士山が見える、見えないは、幸運には関係なくなってきているようです。
もう一つ、先日の40周年パーティーに来てくれたDr.ピッチからプレゼントを貰ったのですが、
このビン、てっきりまたDr.ピッチお得意の密造酒かと思ったら、
クロスグリのシロップと書いてあります。
健康にはこの方が絶体いいのですが、私は密造酒の方が・・・・
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2025年08月22日(金曜日)
08.22. 未来、街の風景に有って当たり前な存在。 or 雑食性小型哺乳類。
その時代、その時代において街の風景として有って当たり前な存在がありました。
かつては「公衆電話」や「電話ボックス」がそうでした。
今は携帯電話、スマホが当たり前になって
「電話ボックス」なんて、もうどこにもありません。
私は、高校生の頃、想いを寄せていた女性に電話をする時、
家族に聞かれるのがイヤで、10円玉をいっぱい持ち
近くの電話ボックスにわざわざ電話を掛けに行って
あの狭い空間で、
1時間ぐらいの長電話をしていました。
私の同じような年代の人は、みんなそんな思い出を持っています。きっと。
今の高校生は、どうしているのでしょうね。
電話ボックスのある風景が、
今、すっかり変わってしまいました。
私が、ガソリンスタンドで起業した頃は、
ガソリンスタンドは全国に6万軒以上ありました。
今のコンビニエンスストアの全部の数と同じくらいの数です。
文字通り、街のどこに行っても必ず小さなガソリンスタンドがあったものです。
それが現在では、2万7千軒に減っているという事で、
半分以下にはなっているのですが
感覚的にはもっと減っている感覚を持たれると思います。
これは、トラック会社の自家用給油設備とか港の船用の給油設備とか、
一般の方の目にはつかない給油設備も入っていて、
この設備自体は今も以前もあまり数が変わらないので、
一般のお客様相手の店舗であるガソリンスタンドとしては、
20年前の半分というより、3分の1以下にまで減っている印象です。
しかし、燃料油の出荷量も、
20年前が2.5億キロ㍑が、1.7億キロ㍑にまで減っているので、
約30%の減少、約70%の出荷量になっています。
(ただし、ここ数年間はほとんど減っていない。)
自動車の保有台数はこの20年間で微増なので、
燃料油出荷量の約30%減は
HV車・PHV車の普及とエンジンの高効率化、
軽自動車の比率増加の賜物なのでしょうか。
給油所の数が20年前約60,000軒が今の約27,000軒で
20年前から約45%へ減少した。
とすると大雑把に見て、
1店舗当たりの燃料油販売量は、70%/45%=155%。
全体として給油所の数は半分以下に減っているが、
燃料油の出荷量は70%程度にしか減っていないので、
1店舗当たりの燃料出荷量は約1.5倍になっている。
しかし、この増加は元売直系の大型店が増えたことによる増加であり、
地場産業の石油販売業者の店舗は、昔の数分の一以下になっているのだろう。
さらに今後、いよいよEV車がメジャーのメーカーによっての普及が始まると、
本格的に燃料油全体の使用量が減り始める。
どんなペースで、どの時期までに、どこまで減るのかは、
諸説紛々だが、
今までは、
内燃機関車の燃費が良くなった事による70%への減少だが、
これからは、燃料を使わないEV車の普及による減少なので
20年間で70%に減ったペースの
数倍のベースで減る事は容易に想像できる。
ちなみに、今はやりのchatGPTに聞くと、10年後に50%だと答える。
別にchatGPTを信用する訳ではないが、
10年後、燃料の使用量が半分になった時、
何軒のガソリンスタンドが生き残れるか。
今、大量の燃料を販売している大型ガソリンスタンドが生き残るのか。
地球上で、
自然が豊かに繁る太古の恐竜時代、氷河期が訪れると、
真っ先に滅びるのが
食相が単純で、大量に消費する大型草食竜(爬虫類と、
その大型草食流を襲い食って生きていた大型肉食竜(爬虫類)だという。
最後まで生き延び、
次の新しい時代を生きたのが、
雑食性の小型哺乳類だとも聞いた。
その中には、もちろん、霊長類、人類も含まれる。
我々は、これからの新しい時代、
氷河期を乗り越え生き延びた小型の雑食性哺乳類に成り得るか。
そして、新しい時代の街の風景に有って当たり前な存在に成り得るか。
肝心なのは、「雑食性」であること、と、「小型」であることではないか。
単一な食性から
たくましい雑食性に。
雑食性と言えば、
会社の駐車場に生えている名前を知らないこの植物が、
すごく美味そうに見えるのですが、まだ食う気にはなっていません。
私は雑食性が足りないのかもしれません。
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