イギリスが国民投票でEU離脱を決めて、
円が急騰し100円を切りました。
株も暴落して、KeePer技研㈱の株もこの日の午後だけで86円も下がりました。
世界中の経済が混乱するのではないかと心配です。

イギリスの国民が世界中からEU残留を求められながら離脱したのは、
主張は色々ありましたが、
「EUの一員でいると”難民”・”移民”を国内に受け入れなくてはならず、
移民が安い労働者として住み着くと、多くのイギリス人が職を失い失業する。損だ。」
ということらしい。
イギリスに元々住んでいる人々が、
後から住もうとやってくる難民・移民のために失職と言う「損」を被る
「損だ」という被害者意識がパワーとなったようです。

被害者パワーは歴史的にも強いパワーで、
世界を大きく変えてきました。
有名な話で、
ヒトラー率いるナチスドイツが、ユダヤ人を大虐殺し始めたのは、
商売に長けていたユダヤ人が、金と富を独り占めしているから、
アーリア人などドイツ本流の民族が貧しく、生活が苦しいのだ。
ドイツ人が貧しく苦しんでいるのは、
損をさせられているのは、ユダヤ人のせいだ。殺せ。
ということだったらしい。

損をされられている被害者としての論理は、
いつも正義として主張される。
今のアメリカ大統領選挙で、共和党の候補者となったトランプ氏の主張も、
たとえば、
アメリカは日本を守ってやるだけで、
日本はアメリカを守らない。
日本を守る為にアメリカの金を使うのは一方的な損だ。
あるいは、
難民、移民を受け入れるのは損だ。と言います。

「損をしているぞ。」は、大衆に対して非常に大きな説得力を持つようです。

商品の宣伝広告で言えば
「ネガティブキャンペーン」がそれに当たるのでしょう。
自社製品に対する”競合商品”を
「自社商品に比べて、他商品はこんなに悪い。ダメな商品だ」とし、
こんな悪い商品を買うと損をする。という悪口宣伝です。
アメリカの宣伝などではよく使われるようです。
大統領選ですら相手候補の悪口をガンガンやり合うので、
一般の商品の宣伝では、
当たり前のように悪口宣伝「ネガティブキャンペーン」をやるのでしょう。

「KeePer」は、これをやりません。
類似他商品と同じ条件で比較実験をすると、
KeePerのコーティングとしての性能の高さを一目瞭然で示せますが、
それをやると、お客様の車に今施工してある他コーティングを否定する事になり、
それを施工した自動車屋さんなど業者さんを否定する事にもなります。
これは大きな意味では、
ユダヤ人を殺せと言ったナチスと変わらなくなってしまいます。
プロ同士では実証で試験をやることはありますが、
一般の人相手には決してやりません。

考えすぎかもしれませんが、
KeePerはネガティブキャンペーンはもちろん、比較広告もしません。
他者を悪く言わなくても、自製品の良さをキチンと伝えれば十分だと思うのです。
その方が、特に日本の価値感にとっては
多くの人に指示をいただけるものと思ってそうしています。
甘いのでしょうか。

新店は華やかであり、みんなの注目を集めますが、
新店はリピートのお客様の積み上げが出来るまでの
1年~1年半は赤字なのが当たり前です。
会社全体を食べさせてくれているのは、既存店の稼ぎです。

そんな既存店も、
徐々に古くなっていくだけでなく、
時々手を入れてリフレッシュして、出来るだけ新鮮さをはかります。
関東の千葉県、松戸市の東、
五香駅の近くの「LABO松戸東店」は、
元々コーティングブースが1台分しかなかったので、
どうしても、コーティングの作業が追い付かなくなって、
洗車の仕上げ場を潰して、密閉ブース3台分を増設することになりました。

既存店を廻って、
店舗に隠れているお客様の”不快”を探して、
徹底的に潰して(直して)回る「藤坂SV」が活躍しています。
中部における藤坂SVの活躍を見て、
東日本の賀来本部長が、藤坂SVをスカウトして
関東の店舗を廻ってもらっていました。

以下は、藤坂SVの報告です。

『高島平店』
改善に向け進めている事
・トイレ、自販機の案内POPが分かり難い件についてです。
マネージャー、店長に相談しお客様が分りやすく見やすくなるように考えました。

『宝塚店』
改善の完了した事
・仕上げ場の床の塗り替え工事が完了いたしました。
お客様からの見栄えも良く、お客様が歩く時の不快もなくなりました。

・スタッフルームドアの交換工事が完了いたしました。

『草加店』
改善の完了した事
・ゲストルームの床ワックスの剥離が完了いたしました。
お客様から見て不快の無い状態になりました。
※改善前、

※改善後

『さいたま店』
改善の完了した事
・タワーサイン下の芝生の柵がボロボロで見栄えが悪かった件です。
柵を外して改善いたしました。柵が無い方がスッキリしました。

『大垣店』
改善の完了した事
・大垣店もスタッフルームにWi-Fiの機械がありゲストルームでWi-Fi電波の
入りが悪い状況でした。機械をゲストルームに移し改善いたしました。

今年の4月に「LABO高島平店」がオープンしました。
5月はナシで、6月30日に「LABOちば古市場店」がオープンします。
続いて間髪を入れずに、
7月1日には「LABO新潟東店」が、
そして7月中旬には「LABO三鷹店」がオープンです。
8月は微妙ですが、夏から秋にかけてまた忙しくなります。

もうすぐオープンの「LABO新潟東店」は、
新潟市に本拠地を置く信越から東北にかけて自動車用品卸業を営む
新興商事株式会社が運営するFC店です。
http://www.sinko-sj.co.jp/company.html
この会社は全株式が役員及び社員の持ち株であり、
役員株主3名、社員株主40名の変わった株式会社です。
社長さんは役員さんの持ち回りなのか、順番に変わって行きます。
また、その誰もが、まったく威張っていません。
創業者が、実に私利私欲の無い方で、こういう形にされたのだと聞いています。
そして、ずっと黒字経営を続けていらっしゃる優秀な会社でもあります。

新興商事㈱は、
既に「LABO新潟県庁前」というキーパーLABOのFC店を運営しています。
しかし今はキーパーLABOのフランチャイズ店は認めていません。
何年か前まで、少しですがフランチャイズ店を作っていた時期があったのですが、今はやめています。

この「LABO新潟県庁前」はボウリング場・ラウンド1の1階にテナントとしてあります。
車が4台入ったらいっぱいいっぱいになるほど狭さなのですが、
新保店長らが大変高い品質でリピートのお客様を積み重ね、
いっぱいのお客様を獲得して、
狭い店舗から徐々にオーバーフローしてきたのです。
そこで、ドミナント効果が効きそうな数km離れた所に
FC2号店「LABO新潟東店」を造ることにしたのです。

この店は約100坪の建物を「LABO野田店」のように造って質感も十分です。
何年かぶりにFC店がもう一軒出来る事になります。

その7月の中旬には、
待望の「LABO三鷹店」ができます。
濃厚なマーケットに大き目の店舗に、みんなが期待を膨らませています。

昨夜は熊本から最終の飛行機で羽田に飛び、
そのまま羽田空港内のホテルに泊まりました。
それが一番便利だと思ったからです。
しかし、羽田空港内のホテルは巨大な空港ビルの一番端にあって、
熊本のようなローカル空港から飛んできた飛行機は、
たまたまですが、その反対側の端のエプロンに止まったので、
延々と、空港ビルの端から端まで歩くことになりました。
歩くしか方法がありません。
本当にもうクタクタになりました。
これだったら、
空港からすぐタクシーに乗って、
近くの空港に近接しているホテルに行って、
ぱっとチェックインした方がうんと楽だなぁ、と思ったくらいです。
羽田空港のホテルは、
意外と値段は高くなく便利そうだけど
意外とホテルにたどり着くのにくたびれます。

でも、ホテルの窓から飛行機がいっぱい見えるのは最高です。

翌朝、午前中に大切な仕事を済ませた後、
LABO世田谷店に行きました。
世田谷店には、一年前に入社して、
施工技術一級資格を取ったけれど、
体がでかいので、既成の一級ツナギが着れず、
市販のつなぎを着ていた「鈴木スタッフ」が、
特別制作のオーダーメイド一級ツナギを造ってもらって着ていました。
それがカッコイイのです。

今年新入生の内藤君は、体はでかくないのですが、
背が高く185cm、
長身の宇井マネージャーより2cm高いと言っていましたが、

しかし、名古屋には188cmの鬼頭店長がいます。
彼の場合は、毛なし”で188cmですから、圧倒的です。※昨年撮った写真より

名古屋から新幹線で博多に向いました。
博多で新幹線を降りてキーパーLABO福岡春日店に寄って、
今後の福岡営業所の体制について話をしました。

今までLABOでの実績のないメンバーでの構成だったので、
それを何とかカバーしようと年単位の計画を実行していたのです。
まず1年半前、山本信君にLABO甚目寺店の店長を任せ、
彼は1年間で立派に甚目寺店をマスターし、レベルアップしてくれたので、
新店のLABO福岡春日店のオープニング店長を任せました。
あれから半年、福岡春日店は順調に推移しています。
彼は来月から福岡営業所に復活します。

1年前、次に進藤君がLABO岡崎店の店長に赴任して、
1年間、大きな実績を持つLABO岡崎店を盛り上げてくれました。
最初は名古屋のむし暑さに苦しんだようですが、克服して、
三河のLABO全体が一時不調になった時も
彼はLABO岡崎店を立派に運営してくれました。
岡崎店を卒業して、ほんの少しの間だけ東京の営業と同行し、
そののち、福岡営業所に戻ってきます。

これで福岡営業所は、口先だけの能書きを撲滅して、
実践的にLABOでの活動をものにした、実力のある集団に発展進化します。
九州の皆さんぜひ楽しみにしていただきたいと思います。

というような話を一生懸命していたら、
福岡春日店の”渡辺チーフ”と”増田スタッフ”の写真を、
すっかり撮り忘れてしまいました。
7月2日に、また来る用件を作ったので、
その時こそは、絶対に二人の元気な姿の写真を撮ります。約束です。

その後、山本君と進藤君と、鈴置くんと四人で、車で熊本に行きました。
新しく造る計画のLABO新店物件をするためです。
馬場社長とたくさん話しました。

熊本は地震が激しかったので、来るのにはかなりの決心が必要でした。
しかし、熊本のアイビー石油、馬場社長が
「一部がひどい被害だったけど、私達は全然何ともないですよ。」
と、電話で話を聞いてしました。

そして、実際に熊本に来たら、
本当にほとんどのビル、家が、これで大地震があったのか、
と、思ってしまうように何ともなく建っていました。
街には車があふれ、人が歩き、一見すると何事もなかったような様子なのです。
たまに屋根にブルーシートを被せた家があるだけで、
ほとんどの家が一見何ともなさそうです。
少なくとも経済活動は、
地震も何もなかったように活発に行われています。
道路も亀裂が入った形跡もありません。
デレビや新聞で見たり読んだりしていた熊本の様子とは全く違います。

しかし、馬場社長に聞くと、
自分たちの仕事も、生活もほとんど変わらないのだけど、
一部の地域である「益城」、「南阿蘇」では、
まるで町全体が大爆撃を受けたように、ほとんどの家は全壊し、道路はうねって、
壊滅状態で、悲惨だとおっしゃっていました。
しかし、
その様子はその一部の地盤の悪かった地域のことで、
熊本全体は、本当に何もなかったかのように普通でした。

しかし、熊本に滞在した3時間足らずの間に、
体感した地震が3回、(震度2?)
ここは大地震の余震真っ最中の「熊本」であると身に染みました。