2015年09月02日(水曜日)
9.02.一区切りついて、なかなか再スタートができません。
何も終わった訳ではありませんが、
30周年の一区切りが終わって、
あるいは酷暑だった8月が終わって、心も体も一服してしまったのか、
再スタートのエンジンが中々かかりません。
たまたまなのかもしれませんが、
明日、何の予定も入っていないのは、
一区切りが着いて一日だけ休もうかと思って、
無意識に予定を入れずにいたのでしょう。
それほどハードなスケジュールで準備をしていた訳ではありませんが、
少し疲れたような気がします。
10年近く前、今のようにスーパーGTではなく、
スーパー耐久レースのプライベートチームを少しだけスポンサーしていた頃、
チームの食事の世話をしてくれていたマネージャーのユミちゃんからメールをもらいました。
昨日のパーティーに来てくれていたのです。
ユミちゃんのメールの中にこんな一文がありました。
「社長はもし、引退したり、時間があれば何をする予定ですか?
以前、社長が私に話してくれたのは、
引退したら富士スピードウェイの近くに家を借りて、
若いおねーちゃんの彼女をつくり、好きなだけレースカーに乗るから、
たまにオニギリ作りに来てねって言ってたのを思い出しました。
今はどうなのかなぁって‥」
若いおねーちゃんの彼女をつくり・・・は、ともかくとしても、
富士スピードウェーの近くに家を借りて、
気が向いたら、いつでも、スポーツ走行が出来る生活はいいなぁと思いました。
それに、昔のようにまたユミちゃんのおにぎりが食べたくなりました。
引退はしない。
死ぬまで馬車馬のように働く。
とは、先輩が教えてくれたことで、
それが自分にとって一番したいことだとは分っているのですが、
とりあえず、一区切りついて、
気持のエンジンが中々かからずにいて、本気で明日休もうかなと思っています。
Posted パーマリンク
2015年09月01日(火曜日)
9.01創立.30周年と東証マザーズ上場記念のパーティーでした。
今日は、この会社、KeePer技研株式会社の
創業30周年と東証マザーズ上場の記念パーティーでした。
雨の日、名古屋駅の上にあるマリオットホテルの大きな広間に
全国から約260人のお客様にお越しいただき、
社員も255人が全員集がまって、全部で515人のパーティーは、
私自身も今まで見たことがない光景で、圧巻の一言です。
遠くからお越しになられたお客様も多く、
わざわざパーティーに参加いただいたことに深く感謝いたします。
しかしパーティーが始まったら、
自身の出番と、お客様とのご挨拶とお話で、
ずーっと3時間以上、話をしっぱなしだったので、
撮った写真はパーティー前の舟橋商店さんとご一緒の写真と、
お客様が集まって来られたパーティー直前のこの写真と、
私の出番が終わって、
わが師である遠野支店長から祝辞をいただいている時の写真です。
大切なお言葉をいただき、ありがとうございました。
沢山の方とお話をしましたが、
ものすごく集中してご挨拶をさせていただいたので、
かえって、何を話したのか解からない状態になっていて、
もう少し時間が経つと、
たくさんの方とのお話を思い出してくるのでしょう。
いずれにしても、失礼がなかったかどうかが気がかりで仕方ありませんが、
沢山の皆様に感謝いたします。本当にありがとうございました。
その中でふと気が付いたことがあります。
青森から来られたお客様も、高知から来られたお客様も、
「朝6時台の列車に乗って、名古屋での12時からのパーティーに間に合った。」
とおっしゃり、九州からのお客様も飛行機で来られた方は少なく、
新幹線で来られた方が多かったことに驚きました。
昼の12時スタートの、
名古屋駅のホテルでのパーティーに、
日本国中のほとんどの場所から新幹線などの列車で間に合う時代なのですね。
日本ではもう飛行機は要らないのかもしれません。
新しい時代を感じ、
はっきり必要なものと、不必要とされていくものの区別がつきます。
ANAとJALの将来を見失いそうです。怖いものですね。
私自身も、お客様のニーズと心を見失わないようにしなければなりません。
今日は、
KeePer技研株式会社創立30周年にちなんで、
私の原点であり、
会社案内のWebサイトに、
「社長のメッセージ」としている文章を、
最後に載せます。
「あの頃の私にとって洗車は、単なる労苦でした。」
18歳の時、ガソリンスタンドで働き始めてから、
洗車とは、ずっと自分の仕事として関わってきました。
昔のガソリンスタンドでは、
ガソリンを満タンに入れてくれれば、
洗車をタダでサービスすることは当たり前でありました。
だから、雨が降った翌日などは、
ガソリンを満タンにして洗車をしてもらう車がいっぱい来ました。
同じ給料をもらっていても、
雨が降って暇な一日と、晴れて給油と洗車でごった返す一日では、
天国と地獄の差があって、若い私は晴れの日が嫌いでした。
反対に、朝起きた時、外で雨が降っている音がすると、
ホッとしてすごく嬉しかった覚えがあります。
これが繰り返し摺りこまれて、
今の自分の商売が雨の日が多くては困る洗車業なのに、
雨音は、今でも「ホッとした気持ち」になる大好きな音の一つです。
あの頃の私にとって洗車は、単なる労苦でありました。
報われないことであり、出来るだけ楽するようにいつも考えていました。
その発想が変わったのはいつの頃だったでしょう。
その境目は自分でもよく判らないのですが、
車がきれいになることとお客様の喜びに二乗関係があることに気が付きました。
つまり、
車が「1」のレベルきれいになる。⇒お客様は「1」のレベル喜ぶ。
車が「2」のレベルきれいになる。⇒お客様は「4」のレベル喜ぶ。
車が「4」のレベルきれいになる。⇒お客様は「16」のレベル喜ぶ。
車がきれいになる。⇒お客さまが喜ぶ。
車がもっときれいになる。⇒お客さまはもっともっと喜ぶ。
車が想像以上にきれいになる。⇒お客様はびっくりしたように喜ぶ。
お客様の大きな喜びとは、すなわち満足であり、
サービス業としての付加価値でもあります。
またお客様の満足は、私達に感謝として返ってくることも多く、
私たちの「やりがい」にもつながります。
車をよりきれいにして差し上げることによって、
そのすべてが、二乗効果を持って帰ってくるならば、
こんなに面白く楽しい事はない。そんな風に思い始めたのです。
「洗車」、つまり「洗う」「磨き、護る」「掃除する」そのすべての意味で「洗車」、
つまり車をきれいにすることが、
お客様の期待を上回る形で提供できれば、
それは”労苦”ではなく、”喜び”としてのビジネスに昇華するはずであり、
お客様から二乗効果で得られた報酬は、
そのビジネスを豊かに、
より広く広める事が出来るレベルであると確信したのです。
そして、それを実現する一つの答えがキーパーであり、キーパーLABOであり、
最近で言えば、クリスタルキーパーであり、快洗Wingであり、
それを確かな形で伝えるために、全国のトレーニングセンターがあるわけです。
洗車を労苦でなく、
お客様の喜びに変え、
私たちのやりがいであるビジネスに高めるために、
「日本に新しい洗車文化を」。
Posted パーマリンク
2015年08月31日(月曜日)
8.31.結局、いつもと変わらず前日までのジタバタ
明日は創業30周年と上場を記念したパーティーを開きます。
お客様が約260名様と社員が250名の計510名ほどの大きなパーティーです。
多くの皆様が集まっていただくのに出来るだけ便利なようにと、
名古屋駅の上にあるマリオットホテルの会場を借りて、
明日の12時からの開会です。
その準備を、かなり前からやっていて、
今日あたりは準備万端の予定だったのですが、
今日になっても、まだジタバタしていて、
それも、結構のんびりムードのジタバタで、本当に大丈夫かなと思います。
この会社は、直前にジタバタして何でもやっつけてきたので、
こんな大きな催し物でも、しかも前日になっても、
ジタバタしているのが、普通のようで、困ったものです。
いくら前もって準備を始めても、結局、いつまでたっても前日ジタバタです。
この会社の悪い所は、
会社の軸となっている幹部が、
部下にやらせる前に、自分でやってしまう所かもしれません。
その方が早いし、間違いがないというのは、
私自身がいつも、つい自分でやってしまうというのが
へんな伝統になっているのかもしれません。
これではダメなんだろうとはいつも思いますが、
土壇場になると、いつも、自分でやってしまう癖が治りません。
上の幹部になればなるほどそうです。
この悪しき習慣を脱出する所に、
社員250人の壁を破るポイントがあるのかもしれません。たぶんそうでしょう。
いつも部下を広く巻き込んで、
チームでの仕事が出来るようにならなければいけない。
それが本当の意味での事業部制であり、
アメーバ経営の基本なのでしょうか。
トップの部分の個人プレーに寄った経営は、
社員250人が限界で、大きな越えられない壁のように思えます。
どんなチームプレーの組織を作り上げていくのか、
これからの待ったなしのテーマです。
Posted パーマリンク
2015年08月31日(月曜日)
8.30.このツケは、勝って返してもらおうか。
プロのアスリートはその競技を、
観客のため、ファンのため、
スポンサーのために闘って”勝つ”ことが仕事だ。
それがプロであり、
勝って、
ファンとスポンサーと諸々に貢献して
その結果として、自分の名誉と富を得て、
次の高みにあるステージに自分を押し上げることになる。
頑張ることは期待していない。
ファンはプロが頑張る姿を見て、感動する場面もあるが、
頑張っても、頑張っても、負けるのならば、
いつしかファンであることをやめるし、そのうち忘れてしまう。
スポンサーも去るだろう。
プロは勝って、その存在の意義があり、頑張ることは当たり前であって、
それ自体に意義はない。
プロは勝ってこそその存在に価値がある。
プロとはそういう存在なのだと思う。
プロとは、
その競技を職業にし、仕事としているわけであり、
仕事であるからには、
それは人のために働いて、その人から報酬を得るのだから、
頑張るのはその手段でしかなく、目的はあくまでも勝つことにある。
鈴鹿でのレースは、ガッカリであった。
まだレースの5分の1足らずの時点で、
タイヤのチョイスミスがあったにしろ、じりじりと順位を下げただけでなく、
ピットに帰ってくる直前に、集中力が一瞬切れたのか、
つまらないコースアウトで、
そのレースを台無しにしてしまったのは、
そのあと、どれだけ頑張って、
相方と力を合わせて頑張って僅かなポイントを獲ったとしても、
レース序盤の腑抜けたようなミスは、
プロとしては取り返しのつかないミスだった。
このつけは、あとのレースで勝って、返してもらうしかない。
頑張る姿をいつまでも見せていてはだめだ。
勝つしかない。
勝つしか、
自分をプロとして支えている人達に応えることは出来ない。
勝つしか自分を実現する方法はない。
このツケは、勝って返してもらおうか。
Posted パーマリンク
2015年08月29日(土曜日)
8.29.休みたがりの大会社病。250人の限界か。
最近、社員250人の限界を、ことあるごとに感じています。
それは創業者である私がみんなを憶えられなくなって、
会社と社員の気持ちのつながりが薄くなっていくということだけではなく、
本当に怖いのは、
社員からハングリー精神が無くなって、
大きな会社の、いわば大船の楽ちんな乗客のような、
安穏としたノンビリ感が会社中を支配するいわゆる大会社病にかかる半面です。
たとえば休日が114日もあるのは、
自分自身に当てはめるとそれは単なる堕落です。
私は休日が苦手なので言うのですが、
働かない日が多いのは、
それは働く幸せ、人の役に立つ幸せ、
必要とされる幸せが取り上げられる日が多いという意味で、
まったく幸せの反対です。
私の特別な変な価値観で言うと、そうです。
私が変なのでしょう。
私は休みたくありませんが、
多くの人は休みが大好きなようであり、
人に貢献する。=お金が儲かる。よりも、
人から貢献される。=お金を使うこと。の方が好きで、
本当にお金を使うことが好きなので、
私の方が変だということはよく分っているので、別にいいのですが、
私には、休みたがる人の方が変だと思えるのです。
ハングリー精神が会社全体にある時にはなかった「休みたがり」が、
CS顧客満足とES従業員満足の同時実現を得意とするこの会社でも、
じわっと蔓延り始めると、
ああこの会社も、
大会社病が拡がって来たかと、思うのです。
きっとそうでしょう。
お休みは、楽しいのでしょうね。
250人の壁とは、こういう一面もあるのだろうな、思いました。
Posted パーマリンク








