谷 好通コラム

2025年10月05日(日曜日)

10.05. 成功は追求するものではなく、「結果」としてついてくるもの

 

前回、腰が痛くなって動けなくなったのは5月26日からで、

約二か月間ほとんど動けない状態が続きました。

腰がダメになると、何となく痛いというレベルではなく、

本当に激痛で全く動けなくなるのです。

 

病名は「脊柱管狭窄症」で、死んでしまうような病気ではありませんが、

本当に苦しい病気です。

5月に発症した時は、痛み止めを飲みながら手術の日を待つ予定でした。

その手術の日が明日、10月6日だったのですが、

痛みがその間にいったん収まって、

今は注意していればとりあえず痛みは無くなったので、

先生曰く「手術は極力しない方がいいので、このままそっとしときましょう。」

「このまま、そーっとして10年粘りましょう。」

と言うのです。

10年というのは、出来るだけずーっとという意味で、

このまま痛み止めを飲みながら、一生、粘りましょう。という意味みたいです。

 

もう腰に巻くコルセットは手放せません。

多少不便でも、あの激痛を思えば、

コルセットの違和感や不便さなんて、何でもありません。

コルセットを巻いていても一日中移動したり、逆に椅子に座りっぱなしでも、

足の先が痺れてきます。

激痛が収まると、私もついつい仕事を増やしてしまったり、

遠方への出張を入れたりしがちなのですが、これは自制するしかありません。

とは言っても、スケジュールのその日に近づくと、

既に入っている予定の隙間に、これでもかと予定が詰め込まれて行って、

毎日、大体びっしり状態になります。

しかし、

この状態が若い時からの日常だったので、

若い時に比べると体力が劇的に落ちているのに、

あまり危機感を持たなので。

ついつい毎日がこんなベースになってしまいます。

 

しかしかえって、空きの時間が出来ると寂しい気分になるので仕方ありません。

しかし、少なくとも外泊は年に何回かだけにしています。

特に外国への出張は、もうやめました。

一昨年、ドイツSONAXに行った時、「これが最後です」と宣言してきました。

 

しかし、ここからの可能性が大きく劇的なので、

ここからは、何でも自分で・・、自分が・・と思わずに、

沢山の大きな力と知恵を集めて、

見えた可能性をぜひ実現したいと思うのです。

 

 

40年前に、他人に自分の運命を決められるのがイヤで独立起業し、

顧客満足とは縁遠い、

付加価値が固定し保証されている燃料の販売で、

価格競争に尽きる現実にとことん限界を感じて、今のビジネスに転換しました。

そこで「顧客満足」という要素を

真っ直ぐに直球で追い求めて行ったら実現できたので、

それをたくさんの仲間達で実現している内に、成功の輪が広がって、

ふと気が付いたら、

「顧客満足」をたくさんいただいてビジネスとして成功していました。

その結果、信じられないような金額がついて来て、

ビジネスとしても成功していました。

 

ビジネスはお金を目標とするとやるべき事が歪んでしまいがちになりますが、

目指すべきものは「顧客満足」であり「従業員満足」であること、

BtoBならば、「顧客満足」と「相手の成功(満足)」であることを、

ド直球で求めていれば、

必然としてビジネスの成功が着いてくるという事なのでしょうか。

 

ビジネスの成功は追求するものではなく、

「結果」としてついてくるものなのでしょう。

 

だから、この結果を求めてここまでやって来た訳ではないので、

この結果をどうするのか、

何をどうする事が、自分の価値観として実現すべき事なのか。

膨らませていくと

実は、自分がずっと大切にしてきたものに突き当たるようです。

それがここにありました。

多分。

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2025年10月05日(日曜日)

10.05. 営業活動と言いつつ、自分が遊びたいだけ?

商品を選択したり、発注したり、買う立場にいる社員が、

売る立場にある業者とコソコソしていれば、

どんな職場でも必ず癒着を疑われ、社員も業者も両方が疑われる。

というよりも必ず、白い目で見られ続けます。

 

私達の営業は、全員が店舗で実際に現場を体験してきているので、

営業活動をしていても、

自らが身に着けている技術を発揮しての活動(車をキレイにする)になるが、

中には、先方の担当者と仲良くなる事が営業活動だと思っている者もいる。

それはそれで、それなりの数字は造ってくるので、

それで通ってしまっているようだが、

仕事は偏り、成果も低いレベルで限定的だ。

 

この会社は、接待交際費が極端に少ない。

先日入った名古屋国税の担当者も驚いて見えました。

顧客先の担当者との飲み食いもゴルフも何もない。インセンティブもない。

逆に接待されることも全くない。

(チヤホヤされるのがものすごく苦手なので)

顧客先に伺う時も手土産一つ持って行ったこともなく、

逆に来訪客から頂いた手土産は、ひとつ残らず店舗に配られて

みんなが休憩時にいただいている。(甘いお菓子は若い子みんな大好きです。)

 

 

KeePerの商品、技術、仕組みが造り出す顧客満足は、

それが、まっすぐ顧客満足そのものを求めて造られてきたものなので、

現状において「顧客満足度」は圧倒的です。

だからこそ、

膨大なお客様と

色々な一流のブランドがKeePerを認めてくれています。

 

だからこそ、

KeePerの営業とは、

その顧客満足を実際にお見せし、体感いただき、お伝えする事に尽きます。

変にご機嫌取りをしたり儀礼を尽くしたりしていると、

かえって肝心な事がボケて、

形ばかりの平べったい営業活動になり、やらない方がいい場合の方が多い。

 

仕事として、それがBtoBであろうがBtoCであろうが、

先方の目的は必ず「顧客満足」であって、担当者自身のご機嫌ではない。

求めるものは我々と同じ「顧客満足」。

自分のご機嫌や、

自分の得を優先する担当者がいたとするなら、

それは直にいなくなるので、いなくなるのを待てばイイだけで、

我々は、あくまでも「顧客満足」を求めて商品を造り、紹介していく事です。

馬鹿の一つ覚えのごとく・・・でいい。

 

 

せっかく「顧客満足」の塊のようなKeePerを取り扱っているのに、

先方の担当者と仲良くなる事が営業活動だと思っている者がいるのは、

顧客先の担当と一緒ながら「自分が遊びたいだけ」だと考えると、理解できます。

 

 

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2025年10月04日(土曜日)

10.04. 昨日から今日にかけて考えた事、いくつか。

 

昨日は、初めてCOSTCOに入って、

その物販の究極とも言える物欲アジテーションは、

その仕掛けの全てが、

そこにある商品の質に対する絶対的信頼に基づいている事に気が付いた。

 

そして、その商品の選択におけるCOSTCOバイヤー達の絶対的な公平性と、

自らに消費者の目と感性を課し、妥協なく選択している結果だとも思いました。

「COSTCOで売っている物なら自らの欲望に任せて買っても大丈夫」。

だからこそ

「COSTCOが付けた値段なら思いっきり買っても大丈夫」。

そんなお客様からの絶対的な信頼が、

独特の仕入れ方法と展示方法、販売方法を実現しているのでしょう。

 

何故そう思ったのかというと、

こういう大きなショッピングセンターのバイヤーというのは

私はあまりお会いしたことは無いのですが、聞くところによると

並みのバイヤーならば尊大な態度が普通で。

並みのバイヤーならば、自社を如何に儲けさせるかを求めます。

だから

商品そのものの価値も求められますが、

それはより売れるモノ選びという意味であり、

同時に高利益率を求められ、

かつ、より儲けさせる利益率の高い商品に良い売り場を与え、優遇します。

並みのバイヤーは、

消費者にとって良い物とは、よく売れるという意味で大切だが、

その上で、より自分達を儲けさせるかどうかを強く求めるのだそうです。

 

たまたま私がお会いしたCOSTCOのバイヤーは、

それを全く感じさせませんでした。

良い商品を求める真摯な姿勢がありました。

もちろんビジネスなのだから利益が大切なのですが、

まず商品そのものが一番大切という姿勢が貫かれているような気がしました。

良い物を。誰もが認める良い物を。

それが第一で、価格は、大量仕入れの代償として求められ、

そういう要素が、今の展示方法や在庫方法、販売方法を支えている仕組みの基。

私の想像でしかありませんが、そんなことが、

世界を席巻しつつあるCOSTCOの強さの奥深さ、かつ、明快さの

その一部を理解出来たような気がしました。

その上でKeePerはどうするのか、よく考えなければなりません。

 

 

今日は、旧倉庫を改造した

新中央トレーニングセンターの引渡し前の打ち合わせです。

工事をしっかり見たのは今回が初めてで、

自分が思っていたのと、意外と違う部分が多くて、

なぜこうなってしまったのかと、ついイラっとしてしまった。

だから、せっかく全日本チャンピオン戦に、

改造工事を間に合わせてくれた工事屋さんに

謝意を言うどころか文句を言っただけになってしまった。

 

だんだん自分の意志をちゃんと伝えられなくなってきたのか、

組織が大きくなって、間に入る者と意思疎通が出来なくなってきているのか、

あるいは、間に入った者が、

自分の思い通りに勝手に物事を進めるようになってしまったのか、

あるいは、工事屋さんの判断が伝わりにくくなっているのか、

もっと事前の確認作業を細かくしなければならないのか。

 

今後、新店のオープンがスピードアップして行き、

もっともっと仕事の量が増えて行くのだから、

ここは根本的に問題を解決しておかないと、全体が滞ることになって、

この会社の未来が変わってしまう。

優先度、最高レベルの仕事です。

 

新中央トレセンは、

2025年KeePer技術コンテスト全日本チャンピオン戦に

間違いなく間に合います。

 

昨日は、帰りの新幹線は新横浜から乗りました。、

新横浜の「みどりの窓口」は大渋滞の常連で、

今回も切符を買うだけで30分以上、ひょっとしたら1時間近くかかりました。

何十人もきっぷ客が列を造って待っているのに、

空けている窓口は2つだけで、

しかも、窓口ではややこしい注文を付けている客もいて、

窓口が多ければなんとかなっても、窓口2つだけでは何ともならず、

列が全く動かない時間が15分くらい続くと、真剣に文句を付けたくなります。

私は身障者割引を使い、

車イスの置き場所も確保しなければならないので

どうしてもみどりの窓口での発券が必要です。

これからは多少時間が余分にかかっても、

東京駅に行こうと決めたのでした。

 

この新横浜野駅の上層部の人は、きっと、

現場を見ようともしない能力の低い人なのでしょう。

客の中には長い列が出来ているのを知っているのに、

15分以上もダラダラと窓口を陣取っている人もいる。

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2025年10月03日(金曜日)

10.03. 初めてコストコに行った。これはカルチャーショックだった。

今日は東京の文京区で一仕事をして、

最近店舗の設置場所を移動オープンしたKeePer LABO市原店に行く前に、

COSTCOに行きました。

前々から気になっていたのですが、やっと行く機会があったのです。

千葉県の木更津です。

 

人から色々話には聞いていましたが、

COSTCOは人の物欲を刺激する塊のような空間ですね。

素晴らしく清潔であり圧倒的に広い。

そこに置いてある商品は、

小っちゃなコンビニと同じ商品点数(種類)でしかないのに、

一つ一つの量がけた違いに大きく、

しかも一つ一つが本気で厳選されていて、

そこにあるものは絶対に買っても大丈夫なような信頼の妖気が漂っている。

COSTCOのバイヤーは、

売り込まれる物から良さそうな物を選んで買うのではなく、

自らの目で見て、自らの耳で聞き、人々の評価も聞き、

自ら選んで、自ら体験して、自らの価値観と評価、自らの判断力で自ら選ぶ。

 

売り込んでくる者への遠慮や配慮など、実は全くないのだろう。

あくまでも、それが持ち込まれた物であっても、

自らの目で見て、自らの耳で聞き、人々の評価も聞き、

自ら選んで、自ら体験して、自らの価値観と評価、自らの判断力で自ら選ぶ。

あくまでも良い物を、安く。

販売も仕入れも圧倒的な数量で、安さをカバーする。

 

自らの目で見て、自らの耳で聞き、人々の評価も聞き、

自ら選んで、自ら体験して、自らの価値観と評価、自らの判断力で自ら選ぶ。

 

物販業の究極を見た。

 

私達のようなサービス業とは、

究極の反対側にあるものだが、

極めているという所が、我々も見習うべきだと強く思った。

しかも、私達の対極にある。だからこそ勉強になる。

 

 

そのあと、新KeePer LABO市原店に行った。

新しい店はものすごく使いやすくなったという。

しかし、たまたま、

たまたま、お客様が一人もいず、一台もいなかった。

 

本日の売り上げは、

実績:291,127円
来店台数:17台 (内新規:1台)(平均単価:17,125円)
(PM)2台(CF)0台(DA)4台(EX)0台

 

まぁ、平均的な実績だから、

本当にあの時は、本当にタマタマだったのでしょう。

 

さかもと君、わたなべ君、むろおか君、せいみやチーフ

さかもと君が、コンセントの向きが絶体におかしいと指をさす。

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2025年10月03日(金曜日)

10.03. プロテクションフィルムと犠牲被膜的KeePerコーティング。

35年前、私が「ポリッシャーによる研磨+コーティング」を学んでいた頃から、

プロテクションフィルムはありました。

 

軟性の高分子樹脂のフィルム、100~200μもの厚みがあって、

塗装面上に粘着剤を使って貼り付けるもので、

飛び石による傷から塗装を守るのに力を発揮します。

材料費も施工費も高く、

一台当たり100万円前後もするようです。

フェラーリ、ランボルギーニのような非日常的な超高級車が、

外からの障害に対してあくまでも「守る」ために使われてきました。

 

その大昔から、プロテクションフィルムとカーコーティングを比較して、

どちらが優位で、車に有用あり、商品として将来性があるのかと議論されてきました。

 

我々のKeePerコーティングは、

1~2μ程度(ポリシラザン系は更にその数十分の一程度)の薄い膜で、

塗装上に、低分子構造による塗装へのアンカー効果で密着し、

塗装の身代わりとなって傷つき、痛み、劣化して、

定期的に、しかも簡単に入れ替えの作業が出来る「犠牲被膜」としての役割が、

KeePerコーティング。

施工価格もプロテクションフィルムとは比較にならないくらい安い。

そもそもプロテクションフィルムとは、

目的と役割が違うので、

比較できるものではない。

というより、その優劣を比べるものではない。

しかし、

昔、聞いたことがあります。

そういえば、プロテクションフィルムの絶対的な優位性は、

これによって「車のカラーを変える事ができること」だと、昔の師匠が言っていました。

 

むしろプロテクションフィルは艶も光沢度も低く、

艶の観点ではあまり見栄えはしないので、

プロテクションフィルムの上にKeePerコーティングを施工するのは、

非常に有効です。

 

KDDIさんのスマホに対するコーティングでは

既にあった「割れ防止」の為のフィルムを、ディスプレーに貼って、

その上からKeePerのスマホコーティングを施工して

フィルムの割れ防止効果と、KeePerコーティングの触感向上と、

指紋付着防止の効果の両方をうまくプラスして使われています。

 

そんな可能性を、

車の世界においてもうまく実現できないだろうかと考え、

今、東京に向かって新幹線に乗っています。

 

私の今日の星占いはあまり良くありませんでしたが、

何か月ぶりに富士山がくっきりと見えて最高です。

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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