谷 好通コラム

2024年05月23日(木曜日)

05.23. 相手に正直に伝える事がなにより信頼の強さになる。

昨日、賀来社長と、山下常務、増田部長の三人が、

ドイツSONAXに出かけて調印式を行いました。

 

元々KeePerとSONAXとの大切な約束事は

SONAXホフマン社長からの署名入り宣言の手紙(契約書として有効)と、

なにより、

KeePer技研株式会社の社長であった私とホフマン社長との口約束でした。

お互いに、交わした約束は、

その時々の損得勘定など抜きで、絶対に破らない強い意味を持っていました。

その絶対的な信頼関係で、

誠意をもって、約25年間を続けてきたので、

改めて書類での契約を交わす必要も感じていなかったし、

これが一番強い信用できるつながりだと思っていました。

 

しかし、私が72才、ホフマン社長が68才、

お互いに万が一の恐れの確率も確実に増してくる年齢であり、

特に私はCEOとして一切の責任を持った上とはいえ、

社長職を譲って会長職に退き、陣頭指揮から一歩引いた立場になった事もあり、

一度、キチンと書類に残した契約にしておくべきとなったのです。

それで今回、お互いに吟味を重ねた内容で契約書を造り、

KeePer技研株式会社の実務上の最高責任者として、

実務代表、財務代表、製品代表の三人がドイツに赴いて調印式となったのです。

 

しかし、正式に契約書を交わしたとはいえ、私は、

ホフマン社長やDr.ピッチたちとの信頼と約束が絶対的だと思い続けています。

お互いに、自分の事をそのまま100%正直に伝え合い、

お互いに信頼できる相手と認め合った約束は、

それが口約束であっても

どんなに正確に書かれた文字での契約よりも、固いものであると信じています。

 

相手に、自分の思っている事、感じた事、考えた事を、そのまま正直に伝える事。

相手に正直に伝える事がなにより信頼の強さになります。

 

とはいえ、

三人の最高責任者たち、ご苦労様でした。新しい時代の幕開けです。

 

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2024年05月23日(木曜日)

05.23. イスに座って、順番を待ちながら。

今日は病院に来ているが、

病院に来ている患者さんたちは、若い子はほとんどいない。

私と同じようなおじさん、おばさん、というより爺さん、婆さんがほとんどだ。

 

動物はわざわざ老化するように細胞の仕組みが出来ているのだそうだ。

だから、きちんと老化して、キチンと死ぬように出来ている。

生き物は一定のサイクルで世代が変って行かないと進化出来ない。

雄と雌がお互いの遺伝を持ち寄って

新しい世代を造ることが進化の源だが、

せっかく新しい世代が出来ても、古い世代がずっと生きていては、

変わっていかないので進化したことにならない。

だから、古い世代は死ぬことが義務であるという言い方もできる。

 

生き物は進化して今の自分があるのだから、

進化を肯定せざるを得ないので、

動物は死ぬことは必然であり、絶対的な義務と言う事も出来る。

だから、人もきちんと老化して、まっしぐらに死に向かっていく。

色んな部分が壊れて、若い時には自己回復できても

そのうち回復できずに、まっしぐらに死に向かっていく。

 

しかし現代は、

治療すれば回復できるようになって、

自然の昔ならば死ぬはずの個体も、無理やり生き延びられるようになったので、

年寄りが驚くほど増え、

特に生き延びる為の病院に来る人も増えて、

こんな光景を造っているのだなぁ。と考えたりして私も診察を待っている。

 

しかし、私もすでに72才になっていて、

もうちょっと生き延びようとしている人たちと一緒になって病院にいるが、

私の腰は、実を言うと、

先週の火曜日のトレーニングでスクワットをやっていて、

調子が良かったので2セット目に行く時に、

腰から足にかけて違和感が出、中止したのですが時すでに遅し。

四日ぐらいかけて徐々に痛みが増してきて、今の事態に至っているのです。

早い話が、やり過ぎたという訳で、

病院で撮ったMRIでは、軽い椎間板ヘルニアで

しばらく痛み止めを飲んで様子を見ていれば

そのまま治ってしまう場合も多いそうなので、今その様子見の期間中です。

 

更に30日には

5年前、私の脊柱管狭窄の手術をしてくれた名人先生にも診てもらえるので

それまで痛いのを、薬を飲みながら我慢する今です。

更に、更に、

毎日の仕事の予定は、結局、1つリスケしただけで、

1つも減らすことなくこなしていて、誰も病人扱いしてくれそうもなく、

ヒィヒィ言いながらですが

元気な現役と一緒です。

 

今の瞬間は、

病院に来ていること自体が仕事になっている人と一緒に並んでいますが、・・・

年取って、生き永らえること自体が仕事になっている人と、

腰が痛くても痛み止めを飲みながら、仕事を減してもらえない私と、

私の一生、ずっとこんな風なんだろうな。

と思いながら、私は、幸せだと思います。

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2024年05月20日(月曜日)

05.20. 早すぎる東京からの帰りの新幹線。浜名湖付近

腰を痛めてからちょうど1週間経ち、

小康状態に入るかと思っていたら、逆に、いよいよ痛くなって、

まるっきり歩けなくなってしまいました。

しかし今日は東京で大切な用件があったので、無理やり出てきたのですが、

用件を済ますのが精いっぱいで、

最後に会社のミーティングを東京営業所で出る予定だったのですが、

ミーティングの途中でギブアップして帰ってきてしまいました。

皆には失礼なことをしてしまったのですが、

今日ばかりは、勘弁してもらうしかありりません。

明日はすべての予定をキャンセル、あるいは順延してもらって、

病院に行って来ましょう。

腰を痛めて死んだという人は聞いたことが無いので全然大丈夫なのですが、

このままでは仕事になりません。

 

早すぎる東京からの帰りの新幹線。浜名湖付近

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2024年05月18日(土曜日)

05.18. また、腰をやってしまいました。参りました。

脊柱菅狭窄で手術をしたのは、

もう5年前でしょうか、

西部医療センターでの稲田先生監修の手術は完璧で、

術後は、病気があった事をすっかり忘れてしまうほどまでに完治しました。

 

しかし、

週二回のトレーニングで、今週の火曜日、スクワットをやっている時に、

イタタタタッとなって、そこから徐々に痛みが増して、

5日の昨日、近所のクリニックに行き大量の痛み止めの飲薬を処方されました。

食後にその薬を飲むと、幾分か痛みが引いたような気がしますが、

じきに元の痛みが戻ってきます。

 

5年前の経験からすると、

こんなような状態がしばらく続いて一旦痛みが無くなります。

それから、飲み薬で散らすような感じでに三年過ぎ、

ある日突然、激痛が襲って起き上がることも出来なくなって、

そのまま手術というコースでした。

前回がそうだったからと言って今回もそのコースをたどるのかどうか

全く分かりませんが、二度目なので、不思議と悲壮感はありません。

なるようになるさ。なるようにしかならないのだから。

 

今日の午前中から午後にかけては、

仕事でものすごく面倒な書類を書いていて、

集中していることによって痛みを忘れていましたが、

午後から夕方にかけては痛みが勝って、仕事がまったくはかどっていません。

明日もう一日は、お休みなので何とかなりますが、

明後日の月曜日は東京でものすごく大切な仕事があります。

しかも、ある程度交渉しなければならない仕事なのです。

しかし、私は耐えなければならない時は、

かえって、歯を食いしばり強気になるので。ちょうどいいのかもしれません。

 

しかし、これも私の運命です。

必然があってこうなっているので、身を任すしかありません。

 

 

 

 

 

 

 

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2024年05月17日(金曜日)

05.17. 46話. 「日本に新しい洗車文化を」。

18歳の時、ガソリンスタンドで働き始めてから、洗車とは、ずっと自分の仕事として関わってきました。昔のガソリンスタンドでは、ガソリンを満タンに入れてくれれば、洗車をタダでサービスすることは当たり前でありました。だから、雨が降った翌日などは、ガソリンを満タンにして洗車をしてもらう車がいっぱい来ました。同じ給料をもらっていても、雨が降って暇な一日と、晴れて給油と洗車でごった返す一日では、天国と地獄の差があって、若い私は晴れの日が嫌いでした。反対に、朝起きた時、外で雨が降っている音がすると、ホッとしてすごく嬉しかった覚えがあります。これが繰り返し摺りこまれて、今の自分の商売が雨の日が多くては困る洗車業なのに、雨音は、今でも「ホッとした気持ち」になる大好きな音の一つです。

あの頃の私にとって洗車は、単なる労苦でありました報われないことであり、出来るだけ楽するようにいつも考えていました。その発想が変わったのはいつの頃だったでしょう。その境目は自分でもよく判らないのですが、車がきれいになることとお客様の喜びに二乗関係があることに気が付きました。

車が「1」のレベルきれいになる。⇒お客様は「1」のレベル喜ぶ。

車が「2」のレベルきれいになる。⇒お客様は「4」のレベル喜ぶ。

車が「4」のレベルきれいになる。⇒お客様は「16」のレベル喜ぶ。

車がきれいになる。⇒お客さまが喜ぶ。車がもっときれいになる。⇒お客さまはもっともっと喜ぶ。車が想像以上にきれいになる。⇒お客様はびっくりしたように喜ぶ。お客様の大きな喜びとは、すなわち満足であり、サービス業としての付加価値でもあります。またお客様の満足は、私達に感謝として返ってくることも多く、私たちの「やりがい」にもつながります。

車をよりきれいにして差し上げることによって、そのすべてが、二乗効果を持って帰ってくるならば、こんなに面白く楽しい事はない。そんな風に思い始めたのです。洗車」、つまり「洗う」「磨き、護る」「掃除する」そのすべての意味で「洗車」、つまり車をきれいにすることが、お客様の期待を上回る形で提供できれば、それは”労苦”ではなく、”喜び”としてのビジネスに昇華するはずであり、お客様から二乗効果で得られた報酬は、そのビジネスを豊かに、より広く広める事が出来るレベルであると確信したのです。そして、それを実現する一つの答えがキーパーであり、キーパーLABOであり、それを確かな形で伝えるために、全国のトレーニングセンターがあるわけです。

 

洗車を労苦でなく、お客様の喜びに変え、

私たちのやりがいであるビジネスに高めるために、

「日本に新しい洗車文化を」。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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