谷 好通コラム

2001年02月08日(木曜日)

第16話 空港通りのバイト君

今、宮崎でのセミナーから帰りの飛行機の中で書いている
明日は東京。
昨日は福岡から帰ってから高松でセミナーと
今週は移動の連続で少々くたびれたが
昨日、高松でチョットうれしいことがあった
高松空港からレンタカーを借りて会場に行ったので、その帰りレンタカーに燃料を入れに空港通りのガソリンスタンドに寄った。

 

たまたまキーパーをやってくれている店だったが
接客してくれた子、多分バイトであろう
まずヘアーがすごい、シュロの皮の繊維のような頭、当然茶髪
中途半端に伸びたひげ
ピアスまで付けていた?
いずれにしても今風のすごい風体
接客業であるガソリンスタンドの店員としては失格のカッコであった。

 

しかし、その子が喋り始めたら、実に感じがいい
声はハキハキ、的確な言葉づかい、
動作もきびきびしていて、
何より、すごく親切な印象を感じさせてくれた、
実に好感が持てる。
カッコでは分からないものだ

 

 

いまの若い子達の美的感覚は理解できない
しかし、私が理解できないのであって、
良いとか悪いとかの問題ではないのかな、と最近は思いはじめた。

 

つい先日の刈谷でのスクールでも、十字架のピアスを堂々としている若い子がいた。
講習中は取るように指示しようかどうか迷ったが、
人数も少なかったので取りあえずスタートしたのだが、
実習が始まったら、彼がものすごく熱心であったことを後で報告を聞いた。
一緒に受講していた函館の子は、見るからに熱心そうで、安心していられたのだが
そのピアスの子が熱心であったということは意外だった。

 

高松のバイト君といい、十字架のピアスの子といい、
最近は、見たカッコだけでは仕事振りは分からないなぁ、という事がたびたびあった。
姿かたちだけはきちんとしていても、まったく覇気がなく、どうしようもない人もいっぱいいる。

 

今この現在は彼らの時代なのだから、彼らの美的感覚がスタンダードなのかもしれない。
こんどは自分自身の見方をチョット修正する必要があるのかもしれない、と思わされた。

 

 

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