谷 好通コラム

2008年01月27日(日曜日)

1833.写真集:「KeePer ProShop 香港1号店」オープニングセレモニー

昨日はキーパープロショップ香港1号店のオープニングセレモニー当日。
セレモニーには香港の有力な人が集まっていたようだ。
そのスマートさを見ても香港の中で最もインテリの部類に入る人たちであり、
送られた花輪の数も内容も凄い、蔡社長のその広い人脈振りがしのばれる。

 

朝。まだ静かである。

 

 

午前中は土井老師による技術研修と質疑応答。
スタッフからの質問は研磨に集中した。
前話のように天井には水銀灯とハロゲンランプで、
サンプルに使った車がアメリカ製のHUMMER。真っ黒のソリッドである。
ある意味、最悪の組み合わせで、
黒ソリッドのHUMMERの塗装は信じられないほどに軟らかく、
どんなにやさしく研磨をしても「バフ目のオーロラ」が出てしまう。
結局、研磨する時たっぷりと塗装面に水を吹いて、
アクアポリッシュを極端に薄く使うことで解決した。
アメリカ車はほとんど香港には入っていないのでまだいいが、どちらにしても
研磨を本気でやるならば、それはそれでトレーニングをしなければならなくなるだろう。

 

 

新しい店舗の入り口から左側を見る。
工場と倉庫が立ち並ぶ地帯にある。
「えっそんなところにあるの?」と思われるかもしれないが、香港は土地が恐ろしく高く、この場所を確保するにも驚くようなお金が投じられているのだ。

 

 

同じく、入り口から右側を見る。
店の前に度でかい消火栓があって、邪魔になっている。
それでも、やっと見つけた貴重な物件であるという。

 

 

土井老子が、セレモニーの最後に「キーパーコーティングの模範施工」を行うデモ車が来た。
フェラーリのF430。香港で2,700万円はする車である。
どんな車でも車は車。土井老子は決してびびらない。

 

 

店舗で下働きをしてくれるのか、働き者のおばちゃんがいた。
それがなかなかイイ味を出しているのです。

 

 

キャンギャルが表に出て、いよいよお客様を出迎えます。

 

 

集まり始めたら、あっという間にこんな風になってしまった。

 

 

そこへ颯爽と現れたのが「ジャッキーチェン」の自家用車。
ジャッキーチェンはこの車を愛車としているのだそうだ。
三菱のランエボである。
ホィールの真ん中にジャッキーチェンの印である「龍」と彫ってあった。

 

 

それにしてもごっついエアロパーツである。
フロントマスクの真ん中にも「龍」とある。
この車のことは香港の人はみんな知っていて、この車を見るとすぐに人だかりができるのだそうだ。
ジャッキーチェンは、香港の中で飛びぬけたスーパースターで、
この車を借りることが出来たことは、リーディングエッジ社の蔡社長の人脈のすごさを象徴している。

 

 

パーティーには香港最高の「王子飯店」から出張ディナーが並べられた。うまそうである。

 

 

所狭しと並べられた「花輪」すごい数であった。

 

 

後姿のかっこいいセクシーガールは、セレモニーの司会をやる人。
映画かテレビのスターであるらしい。

 

 

記念撮影。テレビ局まで来ている。

 

 

セレモニーが始まって、リーさんの通訳で私のスピーチが最初である。
少々やりにくかったのは当然であるが、何とか無事に終わる。

 

 

続いてこの店舗のオーナーであり運営社であるリーディングエッジ社の蔡社長。
「緊張している。」と言っていたが、何が何がたいした度胸であった。

 

 

次に出てきたのが香港で一番人気があるという三人組の女性歌手たち。
日本で言えば昔の「キャディーズ」のようなものか。

 

午前中に苦労してオーロラを取りダイヤモンドキーパーを施工したピカピカのボンネットを、
ラ・モップで乾いたままゴシゴシこすり始める。
確か向こうの子のスカートには金属製のでかいバックルがついていた。
「アチャー」である。
カメラマンは大喜びで、5分あまりもフラッシュが続いていた。

 

 

挙句の果てに、「ファイナル1」を直接ボンネットに吹き付けて!
ラ・モップでゴシゴシこすり始めた!
それを見て、顔が引きつっている私と土井をスタッフがなだめに来た。

 

彼女らがグチャグチャにしたボンネットを、あとで恐る恐る見たら、
ほんとにグチャグチャであった。
とてもツライ。

 

 

その後の彼女たちとの記念撮影。
「わらって!」と言われても、口は引きつったように笑うが、
目だけはどうしても笑ってていない。
ツライ。

 

 

お客様はどんどん増える。

 

 

いよいよ土居老師の模範演技だ。
まったく上がった様子も無く、淡々と洗い始める。
洗いから始めてキーパーコーティングの仕上げまで30分以内がノルマである。

 

 

泡が車に雪のように降り注ぐ場面では、みんなから「オー」の声が上がった。

 

 

タッチアップのあと、泡の洗い流し。
土井老師は、まだ元気であった。

 

 

いよいよキーパーコーティング。
最大の見せ所である。
少しだけ、土居老師に疲れが見えてきた。20分経過である。

 

 

完璧である。
ピカピカになったフェラーリF430にみんな納得。
タイムは28分である。

 

 

満足げな土井老師と、どこかの雑誌記者か、記念撮影。

 

 

大役を終えて、まっすぐに行ったのが、
店舗の奥の隅っこにあるスタッフ用のスモーキングスペース。
もちろん私も一緒にほっと一息のタバコを吸った。
うまい!

 

 

信心深い蔡社長は、セレモニーの最後に仏教の高僧から祝福のお経を読んでもらっていた。

 

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