谷好通コラム

2010年06月19日(土曜日)

2531.梅雨あってこそ実もなり花も咲く

洗車にまつわるビジネスにとって、
梅雨の時期はちょっと気が滅入るシーズン。
しかし、洗車屋快洗隊から
コーティングプロショップであるKeePer LABOにコンセプト変更してから、
雨が降っている日でも
極端に仕事が無く全滅状態になることはなくなった。

予約での施工が多いダイヤモンドとか、クリスタルキーパーなど
車の美しさを“守る”ための商品は、ほぼ予約どおり施工させていただけるし、
ルームクリーニング、ヘッドライトクリーン&プロテクト、
ウィンドフィルム、色々とやることがある店が多い。
雨が降っているさなかに突然来店されて、
「あの看板のやつだけど･･」と、クリスタルキーパーを施工されるお客様もいる。
前年までに比べるとそんな傾向がはっきりしている。
もちろん何もなくて結局ゼロになる店舗もないことはないが、むしろ稀である。

梅雨に入ってまだ序盤ではあるが、
六月の前半、前年比155%のペースをいまだ147%で踏ん張っているのは、
(前年実績有りの店舗のみでは前半130%が現在123.7%)
もちろん、みんなのがんばりも大きいが、
コンセプトの変更が大きいと思う。
より世間の人に役に立てる存在になってこられたのではないだろうか。

しかし「守る」商品であっても
「梅雨があけてから」と考える人の方が当然のごとく多いので、
六月は平常月よりも20%減くらいで予算を組む。

やはり「雨」は、
我々のようなビジネスにとって、
マイナス要素であることには変わりない。
朝から雨が降っていると、自然に気が滅入ってくるのはある程度は致し方ない。

梅雨がなくなればいいのに、
なんて思いたくもなる時もあるが、
自然の営みの中で、
梅雨は、必要不可欠であり、天からのありがたい恵みの一つだ。

梅雨を待ちかねたかのように、花をひらき、実をつける植物は多い。
何一つ無駄のない自然の営みの中で、梅雨もとても大切な天からの恵みである。
むしろ、私たちも楽しもう。