2013年05月26日(日曜日)
5.26.われら、さとっていない族たち
最近の若者には「さとり族」という者がいて、
「がんばったって、何がどうだってんだよ。かったるいだけじゃん。」
なんて、すでに世の中と人生をさとって、
刹那的になっている若者たちのことを言うらしい。
「ゆとり教育」の産物のひとつだというが、
しかし、この手の無気力人間「しらけた若者」は、
私達が若い頃の大昔から、ずっといた。
でも、それをあえて「さとり族」と別名で呼ぶからには、
私が知っているレベルのさとり振りではないのかもしれない。
私が想像する無気力振りとは異次元のすごさなのかもしれない。
「頑張ったってたかがしれてるじゃん」とか
「人の役に立って、何が面白いの。しょうがないじゃん。」
そういう開き直ったような感覚と態度は、
特に力のない若者にとっては、カッコいいように見える。
人の役に立って、
人に喜んでもらって、
それを自らの喜びに感じられるような感性と、価値観は、
自分の存在を喜んでくれている親とか、身近な人の存在がなくしては、
育ちにくいものなのだろうと思う。
自らの存在を存在そのものとして愛されていることを知っている人は、
どんなことも頑張れるし、頑張って人の幸せを作り出すことによって、
また自分の幸せを作り上げることが出来ることを知っている。
だから、じたばたと、ずっと、いつまでも、頑張るのです。
人生はかったるくなんかない。
“悟り”は、そう簡単に開けるのではない。
私達は、まだまだ、さとっていない族なのです。
ゴスペルグループM・A・K・E・T ライブ「君は愛されるために生まれてきた」
自然もみな、人間も含めてすべて、愛されるために生まれてきたのですね。
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2013年05月26日(日曜日)
5.26.「ビビっとらんで早よ降りて来い」+「バケの恋」
朝っぱらから疲れた。
玉なしの野良、シロちゃんが、自分で上った屋根から降りられなくなって、
ミャーミャーと、もう2時間以上鳴いているのだ。
鳴くというよりも、泣いている。
「たしゅけてー」か。
お釜がかわいそうがっても、いまいちかわいくない。
といって、放って置くわけにもいかず、
アルミの脚立を伸ばし、ハシゴにして屋根に掛けた。
「シロっ!降りといで」とやさしく声をかけるが、
ハシゴを掛ける時の音にビビッてしまって、
最初は近づいても来ない。
徐々に近づいてきて、
下を覗くが、
やっぱり腰が引けて、降りてこない。
会社の仕事でも、
こうすればいいと分りきっていても、
ああだ、こうだと言って、ちっともやらない人がいるが、
今のシロは、そんな感じだ。
イライラしてくる。
名古屋弁で言うと「たわけか、お前は。ビビっとらんで早よ降りて来いっ」
やっと降りてきたのは3時間後。
何事もなかったように。くつろぐ。
ふと、
外を見ると「バケ」がいる。
図々しく、窓ガラスにへばりついて、中を見ている。憎たらしい奴だ。
しかもバケの視線の先を追うと、「リンちゃん」が、おすまししている。
分っている人の解説では、
バケはリンちゃんに恋をしているのだそうだ。
こんな迫力の顔して、恋?
「リンちゃん、かわいい・・・」ってか?
どこでも、女は強い。
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