2016年09月03日(土曜日)
9.03.「自分の店を持つにはまず夫婦で現場で働くこと」かな?
31年前、
私は独立してガソリンスタンドをはじめました。
私が友人の紹介で知った築20年の中古スタンドを、
当時、共同石油の商社系特約店に買ってもらい、
それを私がリースしてもらう形ではじまりました。(ここまでに約半年間)
店の営業は私と連れ合いの二人+若い子(だれか)です。
連れ合いは調理師の免許はありましたが、ガソリンスタンドの経験はゼロ。
しかし、独立起業するからには、
まず夫婦で働くことが当然とあると自然に感じて、
連れ合いにはかわいそうでしたが、
私の知り合いのスタンドに無理やり入れて仕事を憶えてもらいました。
その間、私は開店の準備などで走り回っていました。
後で知ったのですが、
のれん分けの仕組み、ブルームシステムで有名なCoCo一番屋は、
独立させる条件に「まず、夫婦で働くこと。」があるそうです。
独立して夫婦共に働くことが、働く人との価値観の共有に必要なのでしょう。
独立して、最初っから社長づらしたり、奥さんづらしていては、これは無理です。
経営者と働く人との価値観の共有は、
一軒だけの起業の店であっても、
1,000人もの社員の大会社であっても、まったく同じように必要です。
少なくとも、起業時、
夫婦は現場で働く人と時間と場所と価値観を現場で共有せねばなりません。
私は会社を創って10年後ぐらいから、
自分の会社が少し安定してきたので、
たくさんの若い子に、独立するチャンスを提供した期間がありました。
かれこれ10人くらいの若者の独立のスポンサーになったりして
手助けしましたが、
独立起業の第一歩を、
自分の奥さんと共に現場で働き始めた人は一人もいませんでした。
だからなのかどうか分りませんが、
起業して5年後、存続していた会社はゼロでした。すべてなくなりました。
なくなったと言っても、私の会社に吸収して実質的に救済したのですが。
その時の社長も、今はもうすべて辞めていません。
実際に会社はどれくらい存続出来ているのかと調べてみたら、
「法人設立後3年で企業の35%が倒産または解散などで消えるそうです。
法人設立後5年ではなんと85%が消え、
10年以上存続できる会社は、なんとたったの6.3%にすぎません。
余談ですが、20年続く会社は、0.3%
1000社に3社である。」とありました。
そう考えてみると、
CoCo一番屋は、何千人という独立した人たちの多くを存続させている訳であって、
これは、とんでもない成功であると言えます。
その成功の秘密が、のれん分け・ブルームシステムのルール、
「自分の店を持つにはまず、夫婦で現場で働くこと。」にあるのかもしれません。
(※このルールは、今はもう、厳密には守れていないそうですが。)
この店で二人で働きました。
私達の会社は昨日創業31周年を越しましたが、
そういう意味では、自分で言うのも変ですが、大したもんですね。
でも31年後のここまでの変化と私に着いてこれたのは連れ合いだけです。
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2016年09月03日(土曜日)
9.02. 8月のキーパーLABO直営店実績
まずだいいちに、
8月の週回りが平日の2倍の売り上げがある土日が前年より1回少なく、
稼働係数で40/42で、前年比95%で100%と同等で前月7月の逆です。
その上で、全体で前年比110.6%、既存店のみの前年比で102.5%の結果です。
この8月の特徴は、はっきりとした西高東低の傾向です。
しかし東日本の前半は快調であったものが、
後半には毎週のように上陸する台風にお客様のコーティングマインドを砕かれたようです。
東日本全19店舗で前年比106.2%、
既存店16店舗では高額コーティングの台数が後半まったく伸びず、
平均単価をも押し下げ、
前年比96.2%にとどまりました。
西日本の全24店舗では前年比115.1%、
21店舗の既存店前年比で108.9%と標準的な水準でした。
こんなにはっきりした西高東低の傾向はたぶん初めてのことです。
しかし、昨年の今頃は
西日本の多くの既存店が前年比を割り込んでいて問題であったものが、
今年になって多くの改善を進めた結果、西日本店舗は再び前年をクリアし、
しかも東日本の台風によるダメージをカバーできるまでになったことに
常日頃の改善の重要性を再確認しました。
また、リピートによる飛躍が期待できる二年目の店舗が、
仙台長町店163%、野田店141%、東郷店124%、高針店128%、大垣店130%、
津店149%、芸濃イオン店146%と、軒並み実績を大きく伸ばしていることに、
大きな可能性を感じます。
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