2022年09月24日(土曜日)
09.24.知っている事と、そのことが消えて記憶が無くなって行く事。
今日は家族たちと映画を一本見てきました。
「百花」という映画で、
私はこれを見て、
女は本質的に母親であるが故に女であるという事と、
記憶が無くなって行くという事は、本人にとって苦痛な事ではなく、
ただ、その人にとっての歴史が無くなって行くだけの事、なのだという事。
そんな事を思いました。
私はかなり映画を見る方だと思いますが、
この「百花」は名作で、
特に主演の原田美枝子は、
その空気と神がかった表情で、
こちらの神経をわしづかみにする存在感がありました。
数十年前に見て感動したスピルバーグの「A.I.」についで、
久しぶりにもう一度見に行こうかと思っています。今度は一人で。
この映画で、たくさんのシングルマザーの子供が、
自分のお母さんが母親であると同時に
女であることを素直に理解でき、許せたのではないかと思う。
私は、それほど遠くない未来、
自分の記憶が細くなっていく時代が来ることを、許せたような気がする。
会社の仕事での約束事が、
いつの間にか跡形もなく消えてしまう事があるようなものだ。
ただし、こちらはそう簡単に許したりはしないが。
そして、私は夫であり、父親であり、
仕事大好き人間=経営者であると同時に、
いつまでも、やっぱり”男”でありたいと思った。
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