谷 好通コラム

2024年04月07日(日曜日)

04.05. 2001年1月22年から今日で7,000話まで来ました。

桜が咲く今日、このコーナー「谷 好通コラム」が7,000話になりました。

最初に書き始めたのが2001年1月22日ですから、

大まかに計算して8,480日ですから、

毎日約82.5%の確率で書いてきたことになります。

これを”ほぼ毎日”と言っていいのかどうかは分かりませんが、

書かなかった日の確率17.5%は、酒を飲んで酔っ払ってしまった日です。

その確率は90%以上で、書かなかった日は”ほぼ飲んでいた”と、言えます。

 

このコラムを書き始めたことが私の人生を変えました。

最初これを書き始めた動機自体は、

会社のホームページの客寄せになればと思っただけですが、

今では、これを書くことが生活の一部になっていて、

毎日、書かずにおれなくなっています。(酔っぱらった時以外は)

 

このコラムの上で嘘を書いたことは一度もありません。

これだけは断言して言えます。

自分でも不思議ですが、なぜか嘘は書かないのです。

誰かが書かれたくないだろうと思った事や、

書くべきではないと思った事は、当然、書かないのですが、

これはこう書いて置いた方が自分たちには都合いいだろうなと思っても、

書きません。

あるいは、

本当に自分が思った事、考えたことしか書きません。

だから忖度も無しです。

これは二十三年前に書き始めた頃に決めたことで、

だからここまで書き続けて来れているのだろうとも思うのです。

 

自分の思った事、考えた事を、へたくそな文章ですが淡々と書いていると、

「少なくとも、こいつは嘘をついて人を騙すような人間ではなさそうだ。」

と思っていただけるのか、初対面の方でも、

あまり警戒感を持たずに腹を割って接していただけてるようです。

このことは、これを書き始めた最大のメリットとも言えます。

初めてお会いする人でも、

最初から相手がこちらのことをよく知っているとしたら、

私が申しあげる下手な言葉も理解していただきやすいでしょうし、

話も弾みます、

 

何よりも、これを書いていると、

自分が考えたことを文章にしている内に、その考えに矛盾がある事や、

自分の考えそのものが間違っている事に気が着くことが出来ます。

頭の中で正しいと考えていた事でも、

文章にして見ると間違っている事に気が着くがあるのです。

これで、ずいぶん助けられました。

 

会議をしている時にずっとメモを書き続けているだけの人がいますが、

それだけではもちろん会議に出席している意味は無く、

自らも発言しなければいけないのですが、

そんな人が発言できるようになるには、まず、人の発言をメモしただけでなく、

そのメモを、一度自分の意志も入れながら文章に書き直してみると、

その発言をした人の意見に対しての自分の意見、異論も出てくるので、

それをまた文章にして見る作業をしている内に、

会議中に自分の意見を言えるようになります。

多分その発言は、ただの感想であったり、つぶやきのようなものではなく、

メモや感想のような、論理性のない言葉の羅列ではなく、

キチンと意味のある論理性を持った意見として、

その会議、つまり仕事の役に立つに違いありません。

 

論理性を持った意見は、他人に影響を与えるだけでなく、

他人の意志や考えをも動かすことが出来ます。

 

ただし、そこに他人の意志を動かそうとする恣意的な言葉、

プロパガンダ的な言葉(その多くは作為的な嘘)を入れると、

かえって逆効果になることがあります。

自由社会の人々が、作為的なプロバガンダの言葉を発し続ける

一部の独裁者の言葉を、まったく信用しないのと一緒です。

 

23年余、85%の確率でほぼ毎日、

自分の考えた事、感じた事、思った事を書き続けて7,000話、

10,000話まで書こうとしたら、このペースだと、あと10年余。

飲み過ぎ、食べ過ぎ、特に酒の飲み過ぎを自重しながら、

行けるだけ行って見ようと思っています。

 

が、それほど固い意志を持ってという訳でもないので、

適当に酒も飲みに行きたいと思ってます。ぜひ、また飲みに誘って下さい。

 

 

先日、3月31日もうすぐ20才(人間でいえば100才)のチーちゃんが、

静かにお母さんの腕の中で他界しました。きっと幸せだったと思います。

そのあと、孫のような「子ミミ」が、幸せを発散して、

私達を癒してくれています。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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