2025年08月01日(金曜日)
08.01 三日連続40℃越え、いよいよ熱帯の新時代に。
7月が終わりました。
猛暑の7月、8月、9月の最初の月がやっと終わりました。
まだ三か月のうち、やっと3分の一が終わっただけですが、
すでに40℃の地点が三日連続で現れ、もちろん日本の新記録ですが、
いよいよ熱帯の新時代がやって来た実感がします。
しかし、今日の私がそうであったように、冷房の室内で仕事をしていたので、
その熱帯の危機感を感じないまま一日が終わってしまいました。
同じように、室内の仕事についている者は、
得をしたような気になっている人もいるかもしれませんが、
弱いから室内でしか使えないので、
室内で仕事をさせざるを得なかっただけで、何も得をした訳でもなく、
優越感などを持つような立派な事ではなく、むしろ、恥かもしれません。
逆に、
この暑い中で、お客様が喜んでくれる価値を提供出来た事は、誇るべき事です。
私は73才にもなったので、
室内から出られないほど弱っていますが(言い訳)、
若いくせに涼しい所に引っ込んで、イジイジ仕事している方が情けない事です。
この夏は、暑さが厳しいと予測されるので、
前もって、暑さ対策をいくつもしました。
・冷感速乾インナーとTシャツを全員に3セットずつ配布。
・人員を前もって130人確保。残業をしなくても済む体制を前もって作った。
(それで間に合わない所も少しあったが。)
・外の暑い場所での作業が多くなる「洗車」にインセンティブを付加した。
その結果、多くの店舗で来店台数が前年を10%以上大きく上回った。
しかし増えたその多くは、安い「洗車」なので、逆に平均単価は下がった。
だから、結果的に成果としては大したことないが、
売り上げをほぼ落とさずに、
人時生産性を10%以上下げ、熱中症も発症ゼロで、
残業時間が大幅に減った事で人員の増加分の人件費はほとんど相殺出来て、
ベースアップ分が加わっても人件費の総額は前年とあまり変わらない。
暑く、厳しい時期には、
文句なしに人数を全力で確保、増員して残業を少なくし、
新戦力(特に新卒)の過剰労働を防いで、心身の疲労による減員を最少化する。
人は足りなくなってから募集していたのでは間に合う訳がなく、
暑さと過労で耐えられずに社員が辞めたら、
それは経営者の負けだ、
人は足りなくなると予想したら、
間髪を入れず有効な募集活動に入る。
それで、やっと間に合うかどうか。
それでも遅い場合があるくらいだ。
お客様が増え、
売り上げと利益が増えるには、
付加価値を提供する技術者の数が必須だ。
技術者が足りなくなって、
お客様に満足を提供できなかったら、それで負け。
リピートでの客様の蓄積どころか、すぐに客数の減少、売上げの減少が始まる。
すると、オープンしてから1年後、前年比130%以上が当たり前なのに
成長どころが、二年目なのに前年比微減になるような店舗は、
悪い評判との戦いをしながらの営業になるので、復活に数年かかる事すらある。
オープンしてからすぐに人手不足の状態にしてしまうのは、
少々の人件費の節約なんかにはならず、
むしろ、自殺行為に近い。
三日連続の40℃越えは、人時生産性は絶対に上げないようにすべき。
こんな時期に人時生産性が大きくなるのを喜んでいるようでは、
事業としての持続性は下がる一方になる。経営者として負けだ、
特に人手不足が叫ばれている今、
そして猛暑の今、
人時生産性は、ほどほどに小さい方が、良い。
かなり小さいほうが勝ちだ。
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