2023年12月28日(木曜日)
12.28. 2024年から未来へ③、世界の中にあって当たり前のKeePer
昨日は、自動車以外でのKeePerを作り出していくことを書きました。
従来からの「看板」が順調に伸びつつあり
「スマホ」の販路が大胆に拡大しつつある中で、
新しい可能性を切り開いて行って、
さらにKeePerが多くの人の生活の中に、
もっと当たり前にとなっていることを目指していくということです。
もう一つの観点から、世界を見た場合、
新型コロナ禍以前から禍中には、
香港で11店と台湾に3店のKeePer PRO SHOPがあっただけで、
動きが止まらざるを得なかった訳ですが、
この5月に新型コロナの5類への移行後は
当然のこと、もっと世界へ活動を広げていくことを本格的に始めています。
十年以上前、私自身が活動して海外への進出を謀った事があります。
しかしそれは私自身の力不足もあったのでしょうが、途中で挫折しています。
挫折した根本的なと要因として、
「KeePerをケミカル商品として、売りに出ていた」からだと思っています。
だから、活動の末にいつもコピー商品が出て
その国で作り上げたはずのビジネスが壊れて終わりになっていたのでしょう。
KeePerのビジネスはケミカル商品だけでなく、それを使って施工する技術、
サービス商品としてのKeePer の販売、それを提供する店舗の造り方、
品揃え、接客方法、サービスを提供する店舗のマネジメント、マーケティング、
それらすべてを包括したKeePer独自のビジネスモデルを
世界の国においても作りだしていくべきであると考えました。
端的に言えば、KeePerケミカルを現地の業者に売るのではなく、
KeePer LABOのビジネスモデルそのものを、
私達が現地を学びながら運営していくことが、
世界にKeePerを広めるということになり、そこに活路があると考えたのです。
CoCo一番屋さんは、
世界にCoCo一番屋の”カレー”を、
それぞれの国ですでに売っている業者に売るBtoBビジネスに出たのではなく、
CoCo一番屋という店舗で、CoCo一番屋のカレーを
その国のお客様に売るというBtoCビジネスを展開して成功しています。
我々の強みも、
KeePer製品を施工してお客様に提供するビジネスモデル全体にあるのだから、
我々が海外に進出するには、BtoBのKeePer PRO SHOP造りではなく、
まさしく、そのすべてにKeePerのノウハウを包括しているKeePer LABOを、世界各国の事情を考慮しながらも、BtoCのビジネスを、
我々自身の手で造るべきと結論したものです。
海外の国々のコーティング事情は、
日本でも、かつて、そうであったように、
ポリッシャーによる「磨き」が元にあって、
やればやるほど艶と車の価値を損ねていくようなものが主体です。
KeePerは日本において、
ポリッシャーによる「磨き」から脱却し
独自のボディケアの手法をシステムとして造り上げ、
消費者から多くの支持と、数多くのリピーターを作り上げています。
海外における車のキレイさについての価値観と習慣が違っていても、
今が、ポリッシャー「磨き」が元にあるコーティングが存在しているのならば、
日本と同じように、KeePerは、
確実に現地の消費者の支持を得られるものと、私は考えます。
まず手始めに、A.S.E.A.N.諸国の要となっているシンガポールに、
現地の法人(日系)と、合弁会社を造りたいと思っています。
シンガポール現地にシンガポール版(略してSG)KeePer LABOを造って
店舗スタッフは、日本のKeePer LABOの責任者クラス1名を派遣して、
現地で採用したスタッフと共に、SG KeePer LABOを実際に運営し、
海外でのKeePer LABO構築と運営のノウハウを蓄積し、
実際に運営して、利益を出していくことによって確立していきたいと思うのです。
これをフラッグシップとして複数の店舗に展開し、
FC店舗の展開の仕組み作りを進め、
その上で、
シンガポールは東南アジアのショーケースとも呼ばれているので、
ここを拠点にして、
マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピンなどA.S.E.A.N.諸国の
日本の自動車メーカーの車を売る
地元のカーディラーでの展開を模索します。
(既存KeePer施工店がある韓国はレクサス販社、MEXICOはSUBARU販社)
(いずれは世界一の経済国になると言われているインド進出も模索。)
海外進出のメインターゲットとも言えるアメリカは、
どのような形で、どのような方法で行けばいいのか、
はたまたKeePerの需要があるのかどうか、全く未知数なので、
今後の宿題となっていきます。
いずれにしても、
創業者である谷好通の代で出来なかった海外進出は、
次の代である後継者を先頭にして進められて行くが、
もちろん、一朝一夕にうまく行くものでなく、
10年単位の長い時間がかかる事、
それなりの資本投下の覚悟も必要でしょう。
しかし、いつまでも
「日本に新しい洗車文化を」をスローガンに
事業展開の枠を閉じている訳には行かないことも間違いありません。
決して焦ることなく、しかし決してあきらめることなく、
しっかりと、着実に、進めて行くことが必要でしょう。
明日は、明日が一年の中で一番忙しいピークの日であるKeePer LABOの
2024年から未来へ・・・を書きます。
ところで、
今年のKeePerの出荷倉庫は、本当に大変でした。
34名のスタッフで稼働させているそうですが、
パートさんが多く、今問題になっている「年収の壁」があって、
なかなか全員が稼働できる訳ではなく、
何年か前に比べると何倍にもなっている出荷数を、
みんなで力を合わせてこなしています。
特に今年の後半になってからの増加ペースは大きく、大変でした。
でも、救いはみんながすごく明るく仕事をしていてくれることで、
キャッキャッと笑い声があちらこちらから聞こえてきます。
今年の出荷業務もあと明日一日を残すだけで
宅配屋さんの集荷が終わりになるのでいよいよ終わりです。
本当にご苦労様です。
今日の空は、秋の空のようにうろこ雲?が出ていました。
Wikipediaで調べると、
うろこ雲、さば雲、いわし雲、ひつじ雲と、
色んな呼び方が、微妙な形の違いであるそうで、
こんな雲が出ると雨が近いと書いてありました。
「Wikipedia」より
うろこ雲、さば雲、いわし雲、ひつじ雲は、
低気圧や前線が近づいているときに現れやすいため、
天気が下り坂になっており、雨が近づいているという事が読み取れるそう。
昔から、「うろこ雲(いわし雲)が出たら3日のうちに雨」
「ひつじ雲が出ると翌日雨」などの言い伝えがあります。
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2023年12月27日(水曜日)
12.27. 2024年から未来へ②、生活の中にあって当たり前のKeePerに。
「フレッシュKeePer」によって、
KeePerが車に対する”実用品”として
広く一般の人々の生活の中で使われるようになりました。
カーメーカーからの純正指定も受けて、信頼を持って使っていただける
日常の生活の中での当たり前の商品にまでなりつつあります。
さらに、KeePerが自動車用としてだけでなく、
「お風呂KeePer」を皮切りに、家庭の中にも「日用品×KeePer」を展開。
「お風呂KeePer」は、自動車用のKeePerの技術を活かし、
バスタブの内側にコーティングすることによって
入浴による皮脂汚れの付着を最小限にとどめ、
少量なりとも付着した皮脂汚れを簡単に落とせるKeePerを発売します。
カビを防止する効果もあり面倒な「風呂掃除」を劇的に楽にします。
また、滑り止め効果もあって利用者に喜ばれます。
すでに「お掃除本舗」チェーンの皆様が、
同類のケミカルで着実な施工を積み重ね、好評をいただいています。
お風呂キーパーをサービスとして提供する施工店さんを募ります。
KeePer技研㈱として「お風呂KeePer」の施工店さんを募集し、
説明会を全国のKeePerトレセンで開き、そのまま技術研修を進めていきます。
お客様と一番近い所にいるKeePer PRO SHOPの皆さんには、
ぜひご参加いただきたいと思います。
「DIY・お風呂KeePer」が全国のホームセンターから発売開始。
お風呂KeePerはサービスで提供するのが基本ですが、
自分でやりたいユーザーも一定数あるので、
ケミカルが小量な1回分の「DIY・お風呂KeePer」のセットを、
全国のホームセンターで発売します。
・「台所シンクKeePer(仮称)」
スマホKeePerから派生したケミカルが、
「台所のシンク」をものすごくキレイに蘇らせたので、
お風呂KeePerでのサービスと合わせて使っていくことになっています。
もちろん、DIYでのセットも作成していきます。
さらに
・ゴルフクラブ用の「ツヤピカ」が「ゴルフ5」から発売。
さらに、
・自転車のトップメーカーが汚れ防止にEXキーパーを純正に採用。
・飲料自販機ボディにdiamondキーパーが退色防止とツヤ出しに活用。
・ドラックストアが商品をぶら下げるフックを滑らせる為にKeePerを利用。
・外洋を走る豪華クルーザーが、EXキーパーとすべり止めKeePerを使用。
・あらゆるタッチパネルにスマホKeePerが使われるようになってきました。
これを用途別に性能を明確化させ、便利な道具として商品化を進めています。
さらに、
・フレッシュキーパーなどの技術が、
海を走る「船舶」に固着して、燃費を著しく悪化させる「フジツボ」の
付着を確実に減らし、固着させない性能が注目され、
著名大学との共同研究が進んでいます。
これは、海洋船舶の燃費を節減する効果が著しく、
気候温暖化防止に役立つ技術として注目されています。
自動車用コーティングとして発達してきたKeePerは、
日常生活の中で役に立つ当たり前の存在として、急速に進化しているのです。
2024年から未来へ、生活の中にあって当たり前のKeePerに。
いよいよ年末も押し迫った今日から、
事務所に勤めるスタッフ達も、それぞれのKeePer LABO店に参加して、
いよいよ本格的な総動員態勢に入ってきています。
激しく動いているのは直営店店舗の全店と、
明後日の最後の出荷日に向かって大量の出荷を必死にこなしている出荷倉庫。
全従業員のほぼ99%が激しく動いています。
だから、
KeePer技研株式会社の本社事務所には、
もう、ほとんど、誰も残ってません。
私のように年を取って、
もう現場に出ても役に立たない者か、
KeePer PRO SHOP事務局や、会社の総合案内、
大晦日まで稼働している金融機関に関わる仕事に携わる者など、
ほんの一部の者を除いて、最後まで必須の仕事に頑張っいるたった二人だけです。
KeePerはいよいよ本格的な総動員態勢に入りました。
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2023年12月26日(火曜日)
12.26.2024年から未来へ①、生活の中に有って当たり前のKeePerに
車をあくまでもキレイにする嗜好品的なKeePerに
洗車を減らす実用品・日用品としての「フレッシュKeePer」が加わった。
昨年10月「フレッシュKeePer」発売開始から
それまでの車好きの「嗜好品」という性格から、
「雨が洗車になる」「洗車の回数が減る」という広く皆さんの生活に役に立つ
「日用品」「実用品」という面が加わりました。
これは、比較的車好きの方が集まるKeePer LABOよりも、
すべての人が普通に来店するKeePer PRO SHOPでの販売が
圧倒的に好調であることからも分かります。
広告方法も、今年7月からこの12月まで
全国ネットで3番組を提供する形で「勝手にキレイ」のCMが流され、
全国のKeePer PRO SHOPから「反応がいい」と好評をいただいています。
このCMは非需要期となる1月~3月、いったん放映を中止します。
その後については、他の要素も併せて検討することになっています。
KeePerが「フレッシュKeePer」によって、
普通に、生活の中で当たり前の商品になった第一歩であったと思います。
更に、KeePerは
三年前、スバルから新車コーティングとして純正採用されたのをはじめに、
トヨタ、ホンダ、三菱自動車からも純正採用をいただきました。
今後、すべてのメーカーからの純正採用を目指しています。
KeePerのカーメーカーからの純正採用は、
それまで、KeePerが、
ともすれば安物っぽいイメージを持たれがちな、
「社外品」という存在から、
今は純正品という認められた存在になったということです。
このことによって、すべてのKeePer施工店にとって、
とりわけ技術認定店であるKeePer PRO SHOPにとって、
KeePerをお客様にお勧めしやすくなっています。
しかし、このことによって、
ますます施工技術の差が品質の差として厳しく評価を受けることになります。
KeePerコーティングは、カーメーカーの純正指定を受ける事によって、
商品そのものの品質・性能は認められましたが、
KeePerは既に完成している物としての商品ではなく、
材料と技術を使ってお車に施工されるサービス商品です。
しかも、
KeePerは新車の時だけでなく繰り返し買っていただくリピート商品です。
だからこそ、例えば、
お料理において材料が同じであっても、
調理人の腕によって味に差が出ます。
美味い店か、不味い店。
KeePerも、材料は一定であっても、
それを施工する施工店・技術者によって当然、品質に差があります。
だから、お客様は上手い技術者に施工されることを望みますので、
ますます施工技術の優劣が、お客様の選択の重要な要素となります。
その技術を認められて、お客様から選択され、
そのあとも選択され続ける(リピートする)店舗が
必然的にKeePer の販売実績が高い店舗となります。
KeePerのコーティングとしての資質が純正指定という形で認められた結果、
それを施工する技術が一定のレベルであれば、
必要な出来栄えと性能がきちんと出る事が当然であるので、
お客様は、余計に高い技術を持った施工店を探すことになります。
あるいは、SNSなどで評判の良い施工店を探すことになります。
KeePerが「世に有って当たり前のサービス商品」として広まった以上、
これを施工する者として、
認められた当たり前の性能を実現する技術を発揮することが期待されます。
いい加減な施工をすれば、
その施工店は社会から有ってはいけない施工店として淘汰されます。
その一つの目安として
「安売り」をする店舗が真っ先に疑われます。
たとえばお料理の店ならば、
誰もが認めるブランド物の食材を使っていると言いながら、
他の店より安さを売り物にする料理屋さんがあるとしたら、
その安売り料理屋で、
ブランド物の食材がまともに使われているとは思わないでしょう。
認められた材料を使いながら、
安売りを売りにすることは、自らの首を絞める事になります。
KeePerが未来に向けて
「世に有って当たり前サービス商品、良くて当たり前のサービス商品」
であることを、強く実現していくことが出来てきました。
しかし、
KeePerとしての当たり前の技術・品質を大切にする前に、
むしろ、そんな事はおざなりにして安売りで売っていくような者は、
ここまで多くの施工店さんが長い時間をかけて築いてきたKeePerの信頼を、
目先の売り上げを追い、
いい加減な施工でもって破壊してしまう者として、
断固、認める訳にはいかないと私は思うのです。
年末のこの超忙しい現場で、
強い意志を持って高品質を実現する施工を続けるみんなの姿を見て、
強く思ったのでした。
明日も晴天のようです。
今日に増して忙しくなりそうです。
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2023年12月25日(月曜日)
12.25.キーパーサンタが今年も287人の子供にやってきた。
KeePer技研では、毎年、社員の小学生以下の子供さんに対して、
その社員(パートさんも)が所属する部署のマネージャーがサンタ役になって、
クリスマスプレゼントを選び、
キーパーサンタになって、その子供さんに贈る。
子供は親からのプレゼントと、
キーパーサンタからプレゼントがあって、
親からは子供が欲しがっていた物がプレゼントされることが多いが、
キーパーサンタは、子供さんの年とか、どんな子なのかを聞いただけで、
あとは自分の想像力で選ぶので、
その子供の意表を突いたような物が送られてくるので、驚き、喜ぶそうだ。
よく聞くのは、ものすごく喜んで、
「サンタクロースは本当にいたんだ」という子もいて、親もすごく嬉しい。
今年は、287人もの子供さんにキーパーサンタがやってきた。
と、専務が言っていた。
こんな習慣は、もう30年以上も前からあって、
初代のキーパーサンタは私1人だったが、
今は、何十人かのキーパーサンタがいるらしい。
こんな習慣は、
誰かが強制した訳でもなく、命じたものでもなく、
ただ、子供たちが喜ぶというというだけで、みんなが喜んでやってきたこと。
この年末の忙しい時に、
面倒臭いことなのに
子供たちが喜んでくれるということを誰もやめようとしなかっただけで、
みんなが自主的に続けているのだそうです。
私自身、キーパーサンタが続いている事を
知らなかった時期もあったくらいなのです。
いいですね。こういうの大好きです。
KeePer LABO一宮店には、
夜、前面の道路を走っていて、ものすごく店の存在が分かりにくかったので、
内照式の明るい縦型看板がプレゼントされていました。
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2023年12月24日(日曜日)
12.24.閑古鳥鳴く店と大繁盛店の差は、紙一重。
私の家の近所に大きなパン屋があって、
何十種類もの嗜好を凝らしたおいしそうなパンと、
それをテーブルに座って食べられるお洒落なスペースがある店。
人口8万人足らずの田舎街で、いつもお客様でびっしりの大繁盛店であった。
その店は有名になって、
日本国中に二号店三号店と次々と増えて、
東京銀座にも店を出し、
有名になって今では何軒もあって人気を集めているらしい。
そうなると発祥の大府店は、この会社の中での存在意義が薄れたのか
あるいは、創業からの相棒へのボーナスなのか、
「のれん分け」に出されたようで、
店名も可愛らしい名前に変わって、明らかに店のオーナーが変わった。
しかし、
店の設備もスタイルも商品メニューも変わらず、
まったく変わらない運営であったようなのだが、
ふと気が着くと、
来店客が激減していて、
あれだけ混んでいた駐車場もガラガラになり、
店にお客様のいない、まさに閑古鳥が鳴く店に変わってしまったのです。
何がどう変わったのか、
前の道を通った時に見た目には、ただお客さんの姿が無くなっただけで、
店の建物・色・装飾も何も変わらず、変わったのは店名だけ。
何が変わったのかさっぱり分かりません。
だから、店の名前が変わる前から来ていた人は、
店名が変わってからもきっと来たはずです。
ただ、続けては来なくなっただけ。リピートしなくなっただけなのでしょう。
商品の製造効率を上げる為に、
(生産効率の維持向上は、よく教えられました。)
パンの店頭展示時間を延ばしたのかもしれません。
パンは出来立てが一番おいしいので、
時間が経ったパンを出していたこの店は
少し、美味しいパンを提供している店ではなくなっていてのかもしれません。
リピートのお客様が減ると、みるみる来店客は減ります。
来店客が減ると、店はすこしずつ閑散として、
閑散として来た店には
新しく来店をそそられるものがなくなって、新規客も激減します。
すると商品の回転がますます悪くなります。
しかし、売れる店であり続ける為には
店頭に並ぶ商品数のボリュームは維持しなければと
(そう、教わりました。)
たくさん並べるから、
新しいパンを造る量が減って、出されているパンはそのまま古くなって、
出来立ての新鮮な商品が店頭に出なくなってしまいます
パンは出来立てが一番おいしいので、
時間が経ったパンを出しているこの店は
この店は美味しいパンを提供している店ではなくなっていて、
客足がますます遠のいたのでしょうか。
どこから、こんな悪循環が始まったのか分かりません。
あるいは、店の中に入ると店の中は清掃が行き届いていて
(よく教え込まれました。)
とてもキレイで、文句なしです。
しかし、店の中の感じのいいテーブルの前の座り心地の良い椅子に座って、
店で買ったパンを、連れ合いと楽しく食べていると、
ベランダの外を囲む植え込みに雑草が伸びきっていて、それは汚い絵でした。
この店の人は、
店内の清掃をしっかり仕込まれていたので、
店の中は隙が無いほどにキチンときれいにしていたのですが、
店の外は守備範囲外なので、雑草がボウボウでも気にならなかったのでしょう。
しかし、その外を見ながらパンを食べる客には、
気分の悪い「汚い風景」でしかなく、
こんな事もリピートをしたくなくなる1つの要因だったのかもしれません。
いずれにしても、この店は、もうすでに閑古鳥が鳴いていて、
暇だから故の救われない現象がいくつも出ています。
抜け出す糸口が見えません。
この店長は、まだ店長ではなかった時、
創業者の店長からの教えを忠実に守っているのですが、
ひたすら忠実に守っているだけなのでしょう。
糸口があるとすれば、
店をあずかる自分自身が、
”客になる”ことでしょう。
客が座る場所に座って、何が見えるのか、聞こえるのか、
客の目になって見て、聞くことです。
客が立つ場所に立って、清算を受けてみること、
なりより、自分が造って並べてから一番時間が経ったパンを
自分で腹いっぱい食べてみる事です。
自分が食べて不味ければ、素人の客だって必ず不味いと思います。
お客様と直接接する商売は、
文字通り、「客観」「客感」を、
こちら側である自分が持てるかどうかにかかっているのです。
店舗を預かる者=マネージャーが「客観」「客感」を持てればいいが、
店舗スタッフの延長でしか物が見えずに考えられないと、
自分勝手な
その店舗は、多かれ少なかれお客様から嫌われます。
店舗を預かる者=マネージャーは、
「客観」「客感」が仕事の原点であり、役割であり、すべてとも言えます。
今日も、年末の大変な大仕事の結果、実績報告が続いています。
こんな時こそ、なおさら、
マネージャー達は「客観」「客感」を発揮してくれているはずです。
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