谷 好通コラム

2023年09月06日(水曜日)

09.06.良いと思ったことは躊躇することなく学び真似をしてみる。

昨日から、第8回目のKeePer技術コンテストの”県大会”が始まりました。

この技術コンテスト、今では3,600人以上の参加者があって、

さらに155点の予選通過ラインを超した者が1,271名もいて、

このコンテストの目的であるKeePer施工技術の向上、

KeePerサービスの品質向上が着実に実現しつつあるようです。

これから47名の県チャンピオンが生まれて、

10月中旬の全国大会を経て

たった1名の2023年KeePerチャンピオンになります。

その盛り上がりはKeePer最大のクライマックスと言えます。

 

このKeePer技術コンテストは今年で第8回の大会ですが、

新型コロナ禍での中断が3回有ったので、今年で11年目になります。

 

それをさかのぼる事、たぶん2年ぐらい前、

本当の最初のKeePer技術コンテストは

長崎県のENEOSマークの1特約店であるマッハヤ石油さんが、

経営危機の時、立て直しの立役者として赴任していた遠野副社長(当時)が、

会社再建の中心施策としてKeePerを取り上げていて、

会社全体として盛り上がりを実現していた。

その一つの施策として、KeePer技術コンテストを企画されて始まったのです。

私達KeePer技研のスタッフも当時、

このコンテストを全面的にバックアップし、お手伝いしていたのですが、

手伝っている内に「これはイイっ!」と、

さっそく、真似をすることにしたのです。(学習し、実行したのです。)

 

それが、今の大規模になったKeePer技術コンテストの起源です。

 

真似をすることと、

学習し実行することは同じです。

悪質な利己の為のイミテーションとは全く違います。

 

本当にいいと思ったことは、

素直に学習すべきで、真似すべきです。

自分が偉い、自分が一番だと思ったらもう出来ません。

いつまで経ってもまだまだ全然ダメだということを知っているべきです。

知らないからこそ学べるものです。

 

逆に、盗んでやろうと思ったら、

あらゆる面でそこでストップして進化しません。

ただ単に盗んだのでは、そこから一歩も進化しないどころか、

時間が経てば経つだけ陳腐化して、いずれは滅んでいきます。

 

私達もまだ全然ダメで、知らないことだらけ。

もっともっと学ばなければ進化出来ないのでしょう。

 

第8回目のKeePer技術コンテストの”静岡県大会”表彰式の様子。

この日の夕焼けはキレイでしたが、

残念ながら明日の晴天を約束するものではありませんでした。

 

新店の建設予想パースはいくつ見ても楽しい。

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2023年09月04日(月曜日)

09.04.またけたたましい毎日が始まった。+LABO上溝店の大改装図。

先週の土日を、

LABOの8月の数字の意味を考えて、書いて終わってしまい、

また月曜日がやって来て、あらかじめ用意されていたスケジュールよりも、

何故か、けたたましい時間の一日が過ぎて、また今週が始まった。

私は忙しいのが大好きだが、忙しければちゃんと疲れる。

明日は「県チャンピオン大会」の第一回目が中央トレセンであるので、

全国から営業所長が集結して明日の準備をしていたが、

出荷倉庫が記録的な忙しさで、

出荷すべき荷物を造り切れずに困っていたので、

営業所長全員が自分達の打ち合わせを後回しにして、荷造りを手伝っていた。

 

この会社はいつも、どこかで何かが、ものすごく忙しい。

そんな一週間がまた始まったのです。

 

今日書くテーマは決まっていたのですが、

時間が無くなってしまったので、またいつか書くとして、

今日は、

待望のLABO上溝店の大改造のプラン図、パースが出来てきて、

これがキレイだったので、それを紹介して終わりにしてしまうことにした。

こういう日があってもいいのです。

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2023年09月03日(日曜日)

09.03.関東の新店・7店舗の数字の比較から見た主観的分析。

この3か月間にオープンした関東の新店、7店舗について考えた。

 

まず、8月の実績。

この表には、

超一等地にオープンしたLABO有明店とLABO用賀店との比較の為、

あえて暗色をかぶせてLABO世田谷店を加えている。

まず、LABO用賀店を見ると、

さすがに都心の超一等地に開店しただけあって、

オープン早々500万円オーバーは大したものだが、

気になる点が、新規来店数が86件しかないこと。

すぐ近くにLABO世田谷店があるが、

リピートのお客様率がわずか12.2%にまで成熟しているにもかかわらず、

新規来店数が118件もある。

成熟度が進んだ店舗ではある程度新規来店数が少なくなってくるものだが、

それでもまだ118件もあるということは、

世田谷店が新店の事は150件以上の新規来店数があったはずだ。

それと比べると86件はいかにも少ない。

それでも、オープン早々500万円オーバーの販売実績であるのは、

LABO用賀店の新規率がすでに22%にまで低い事からも分かるように、

LABO世田谷店から廻って来ている数が相当数あるということで、

これがある程度孤立している店舗ならば新規率は45~50%ぐらいなので、

今の時点での500万円オーバーに惑わされてはいけない。

となると、今後のLABO用賀店の成長は、

超一等地を活かした大きな新規来店数が必要となってくるのだが、

その数が86件では心もとない。

86件を元に新規率が15%程度に成熟しても総来店数は573件にしかならず、

これに平均的な単価16,000円を乗じても910万円にしかならない。

LABO世田谷店は平月にも2,000万円をオーバーしてくる。

そのLABO世田谷店にまったく引けをとらないような超一等の立地で、

成熟した後に910万しか予測できないようでは、話にならないのだ、

この時点での新規来店数は少なくとも120件以上は欲しい。

今のLABO用賀店には

新規のお客様が入られるのを阻害している何らかの要因があるはずなので、

それを見つけて一刻も早く排除することが必要だ。

 

今、LABO世田谷店から流れてきているお客様は、

世田谷店のWeb予約の枠がいっぱいで、LABO用賀店に流れている筈。

用賀店の洗車比率が80%にまで上がっていることからも解かる。

それをある程度制御しようとして、

用賀店の洗車の予約枠を絞っているのではないか。

予約枠を絞ることで新規のお客様が入りにくくなっているのかもしれない。

或いは、店の中から気づかない物理的な入りにくい要因があるのかもしれない。

いずれにしても、それらを見つけて一刻も早く排除することが必要だ。

 

 

同じように新規客数が低いのは

LABO武蔵村山店と、LABO福生店。LABO東大宮店。

関東の新店にも関わらず74件とか78件とはいかにも低い。

これは、新店オープン告知のアクションがいかにも遅かった。

Web上での新店告知、少なくとも店舗ページの充実とアピールは

一か月前からは始めたかった。

それぞれの店舗メンバーは、キックオフミーティング(開示と同時期) 前には、

アピールを始めてはいけないと誤解していたことがあとから分かる。

しかし、私も後で気が着いたのだが、

関東の「市」と言うのは、

どんな市でも10万人以上の人口があるものだと思い込んでいたのだが、

武蔵村山市が約7万人、福生市が約4万人。

(伊勢崎市は約21万人)

これは、地方都市と同じとスピード感でかかっていくべきなのかもしれない。

しかし、関東の小さな市でも隣接して密度の濃い濃い町があるのだから、

地方都市とまったく同じではなく、何らかの手法を探るべきだろう。

いずれにしても、新規率が15%程度まで成熟してくれば、

月1,000万円には届かないかもしれないが、立派な採算店に成長する筈だ。

 

東大宮店は工事の不手際があって、スタートで少しつまづいた。

やがて挽回は出来るはずだ、

 

LABO福生店には、人口は約4万人かも知れないが、

福生市に密着している米軍横田基地に米軍関係者が約1万人いる事から、

LABO福生店の看板には英語を付け加え、英語版のメニューを用意することにした。

 

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2023年09月02日(土曜日)

09.02.8月のLABO実績(続き)から見る「新店」の立ち上がり方。

8月のKeePer LABOは、

5月からの新型コロナ禍明けによって

お盆休みに帰郷ラッシュがあり、

お盆から25日あたりまでの期間、

時間のかかるKeePerコーティング施工が少なく、

手短に出来る手洗い洗車が大変多くなり、

台数は増え、平均単価が目立って低くなりました。

その傾向は帰郷する人が多い関東に顕著で、特に西東京・埼玉方面で著しく、

中部でもトヨタの関連工場が集まる三河地方でその傾向が強くありました。

洗車が多くなると販売単価が低下するだけでなく、

洗車は作業時間が短いので台数は必然的に増えるのです。

こんな時の販売金額は上がりにくくなって、

ずっと上り基調のKeePer LABOも、その上がり方が一時的に鈍くなりました。

 

と、ここまでは昨日の続きですが、

もう一つ、8月の実績を見ていて顕著に出でいる特徴がありました。

「新店」の立ち上がり方です。

2023年は1月から6月までに11店舗がオープンして、

特に6月には7店舗も新店がまとめてオープンしました。

だから、違うロケーションの新店舗がほとんど同時にオープンしているので、

それぞれの立ち上がり方を比較できる訳で、

こんなチャンスは今までありませんでした。

逆に、同じようなロケーションなのに差が出るとしたら、

その差はどんな要素から出てくるものなのか、興味津々です。

 

まず、人口が少ない、マーケットの密度が低い場所にオープンしたのは、

秋田店、(岐阜県)各務原店、松山インター店。

いずれも立地の地元の人口は少ない。

奇しくも、売り上げも似たような300万円前後の数字が並んでいる。

LABOとしてはほとんど最後尾の実績です。

もう一つこれらの店舗に言えるのは、

周辺に既存のLABOがないので、

初めて来てくれた新規のお客様の比率が非常に高いことです。

この新規のお客様が確実にリピートのお客様になって行ってくれると、

来店客のほとんどがリピート客になって

いずれは新規客比率が15%以下になってくるはずです。

 

そうなった時のことを想定して、

新規比率を15%にして逆算すると、(単価は平均の16,000円として換算)

となって、

いずれも十分にLABOの店舗として水準に達した実績になってくる。

特にLABO秋田南店は、

今の全店の中でもベスト10に入ってくるような数字です。

本当にこんな風に成長してくるのだろうかと思うが、

それを解かりやすく表しているのが、

今年2年目を迎え快調に営業しているKeePer LABO山形店です。

二年目のLABO山形店と、開店早々のLABO秋田南店を並べてみると、

LABO山形店は、一年間のリピートのお客様の蓄積によって、

新規客の数は減っていないのに新規客比率は半減している。

と言うことは、来店台数は2倍になっているということで、

平均的な単価を維持しているので、売上は前年比184%とほぼ倍増していて、

これがさらにリピート客の積み重ねが進んで、

いずれは新規客比率15%にまでなって、

一千万円近い販売実績にまで成長することを予言している。

更に今年のLABO山形店は、来年のLABO秋田南店を予告もしているようだ。

更に更にLABO各務原店、LABO松山インター店の来年も予告されている。

 

こんな発想で、

今年オープンした全店舗+最近改装したLABO店舗を計算してみると、

 

いずれも、ものすごい数字が並んでいます。

これが、キチンとした技術と、大歓迎の実践で造り上げていく

リピート率85%の世界に至った時の数誌です。

KeePer LABOの生命線とは、

実に「キチンとした技術と、大歓迎の実践によるリピートの積み重ね。」

ここに尽きることになります。

人口の少ないローカルの場合は、

マーケットが薄いので、リピートの積み重ねの量が比較的少ない。

だから成長のスピードが遅くなる。

しかし

「キチンとした技術と、大歓迎の実践によるリピートの積み重ね。」

の原則は、何ら変わらない。

ただ、ローカルの場合は成長のスピードが遅いだけと言うことになる。

 

しかし、この表の中で

ちょっと違和感のある数字がLABO四日市南店の500万円。

これは、この店舗の立地がものすごく渋滞する道路に面しているから、

新規客数が絶対的に低いので、こんな結果になっている。

ここは、

トヨタのカーディーラーの敷地内に造られた特殊性を活かして、

カーディーラーとの連携をどう作り上げていくかが生命線になるでしょう。

 

もう一軒、

LABO高槻店は、新規比率15%にまでなっても、

総来店台数がほとんど変わっていない。すでに16.4%にまで成熟しているからだ。

この店舗は平均単価が異様に低いので、ここの部分を解決するしかない。

高槻というロケーションそのものに低単価の原因はないはずなので

受注のなにかが間違っているようだ。

 

明日は、関東のかなりの数の新店を比較して考えてみたい。

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2023年09月01日(金曜日)

09.01.あくまでも主観的な8月のKeePer LABO実績報告

この報告は、あくまでも谷 好通個人の主観的な報告であって、

先に開示された月次報告を修正するものではなく、

乖離があれば、それはこの報告の誤りであり、

開示された月次報告の数字および内容がすべて正しいものです。

 

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2023年の8月は、

東京都心で8月の全日が真夏日を記録するという初めての夏であり、

猛暑は、北海道など北の国にまで広がり、

気候変動がはっきりと新しい段階に入っていることを実感します。

そんな中、KeePer LABOの店舗では、

コーティングブースの断熱と空調設備が行き渡り、

今年は一人の熱中症患者を出すこともなく暑さのピークを越した夏でした。

 

8月9日には東京都府中市にKeePer LABO府中店が新店オープンし、

東京都14店舗目、前年同時期比全国113.8%の107店舗目の直営店です。

そして

販売実績は107店舗全店で前年比114.7%の831,464千円。

店舗数比をわずかに越している。

既存店舗94店では前年同月比106.5%の772,594千円。

これを、

前年同月の2022年8月と比べると

伸び率が全店では△12%、既存店でも△約10%下回っている。

 

この伸び率の違いは何であるかを、キチンと考えておかなくてはならない。

実を言うと、今年の8月もお盆前までは前年8月同じような傾向で、

似たような伸び率を示していたのだが、

お盆の連休に入った頃からブレーキがかかって、

特に関東の店舗を中心に明確に伸びに鈍った。

この頃は台風が連続していて、それによる天候不純の為かと思われたが、

結局、台風の直撃は避けられたので、終わってみれば、

各地での降雨量も日照時間も特に異常な値ではない。

そこで関東のスタッフに色々と聞いてみると、

東京の都市高速がガラガラになっていると聞いた。

そして、テレビのニュースで、

新型コロナ禍が終わって初めてのお盆が、

三年ぶりの里帰りの帰郷客と観光客で、

地方に向かう交通機関が大変込み合っていると言う。

 

昨年の8月と今年の8月のお盆の違いは、

まさにこの帰郷客と観光客の数が劇的に増えたということではないか。

 

去年までの三年間は新型コロナ禍の影響で、

年寄りの両親がいる故郷の実家には、都会に働き、住む子供達は、

重症化のリスクのある高齢の両親がいる実家に、県境越え帰る事を控えていた。

それが今年の5月、新型コロナが5類に移行されてその縛りが無くなり、

一斉に帰郷ラッシュがあったというのだ。

 

そこで仮説だが

帰郷しなかった時は、お盆休み中たっぷり時間があったので、

KeePer LABOでKeePerコーティングを施工する人の割合が多かった。

しかし、

帰郷する人は出かける前に車をキレイにはするのだが(洗車)、

帰郷を急ぐ身としては時間がもったいないので

KeePerコーティングまでする人の割合が洗車よりも少なかった。

KeePerコーティングは、

一番高価なEXキーパーをトップにいずれも伸びてはいるのだが、

単価の低い洗車の数の方が大変多くなったその割には、

単価の高いコーティングの割合が少なく、平均単価が下がった。

だから、店舗では洗車で忙しい割には単価が上がらず売上の伸びも鈍かった。

そんなストーリーではなかったのだろうか。

もちろん店舗それぞれの事情は違うのかもしれないが。

 

三年前新型コロナ禍が始まった時にも全く影響は無かったし、

今年の5月に新型コロナが5類に移行された時も何の変化もなかった。

だか、KeePerと新型コロナ禍の間には、何の関連もないと思ってきた。

だから今年の5月も6月も7月も、

新型コロナ禍”後”の影響を感じさせるものはなかったが、

帰郷が集中した今年の8月のお盆は、

初めて、新型コロナ禍”後”の影響を受けた月だったのかもしれない。

 

その影響も長くは続かず、

お盆後、8月の25日以降は、

完全に通常の伸びを示すペースに戻って、

107店舗全店で前年比114.7%の831,464千円。

既存店舗94店では前年同月比106.5%の772,594千円となっているのです。

 

※今日はもう時間が遅いのでここまでにしますが、

今月は6月にオープンした7店舗の新店と、ローカルにオープンした店舗に

面白い傾向を見出したので、明日、また書きます。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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