谷 好通コラム

2023年07月22日(土曜日)

07.22.快洗隊⇒KeePer LABOの女性店長一号「美咲ちゃん」の卒業

もう何年前になるのでしょう。

KeePer LABOがまだ「快洗隊」であった時、

二号店の快洗隊知立店にアルバイトで入ってきた美咲ちゃんは、

何年後かに男の子を出産して、

その時、この会社で最初の「産休」をとった産休第1号だったのです。

アルバイトでの産休後、社員になって、

ずっと社員で働き続けて、いつの日か「店長」になり。

つまり、KeePer LABOの女性店長の第一号となり、

その後、

何軒かのKeePer LABOの店長で、

長い時間を経て、

このたび、

「卒業します。」との申し出があって、退社することになりました。

子供は高校生になって、大学に行くのだそうです。

それが彼女の一区切りになったのか、

あるいは、この会社が上場する時のストックオプションの株があるはずなので、

生活の見通しが立ったのか、

卒業しても大丈夫と判断したのでしょう。

彼女が自分で言った「卒業します。」という言葉に、

安堵の気持ちはあっても、心配は感じなかったのですが、

「何か困ったことが出来たら、必ず言って来なさい。必ずだよ。」と、

思わず念を押さざるを得ないような、やっぱり不安は残ります。

 

いずれにしても、

美咲ちゃんは、これまですごく頑張ってきたけど、

やっと、卒業出来ることになったのです。

LABOでお客様の事を考える事は楽しかったけれど、

卒業したら、

今度は、やっと自分の事だけ考えていても良くなるのです。

 

でも、また、

KeePer LABOが懐かしく思えて、帰って来たいと思ったら、

いつでも、OKです。

 

みさきちゃん、卒業おめでとう。

 

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三人のLABO店長が生まれた時の写真。

大忙しの年末になると、

美咲ちゃんのお母さんが、

いつも、タオル当番で手伝いに来てくれていました。

母子でのこの姿はLABOの年末の名物でした。

美咲ちゃんが卒業してしまうとこの名物も見られなくなるのが残念です。

最近ちょっと大きくなった美咲ちゃん。

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2023年07月21日(金曜日)

07.21.KeePer技研の前身株式会社タニは1985年の創業。

KeePer技研㈱の前身は㈱タニという共同石油のガソリンスタンドだった。

私は元々18歳の時からガソリンスタンド勤めで、

最初は名古屋の軽油ステーション(トラックステーション)の深夜勤務に

アルバイトで入った(時給が高かったから)。

と同時に、夜間大学の学生でもあったのですが、

仕事の方が面白くなって、ほとんど学校にも行かず。

19歳の時、小さなガソリンスタンドの店長のチャンスがあったのを機に、

学校はやめてしまった。

 

それから13年、ガソリンスタンドの店長を何軒もやって、

会社も3回転職し、32歳の時、1985年にガソリンスタンドとして起業した。

それから紆余曲折して今に至り、こんな風になっちゃっていますが、

自立した会社としての原点は、1985年にあります。

だからKeePer技研株式会社の創業は1985年ということになります。

 

約38年前、ガソリンスタンドとして独立できたのは、

刈谷のクラウン石油㈲さんの神谷社長が、

築約20年のガソリンスタンド「クラウン石油㈲刈谷店」を売ってくれたからです。

売ってくれたと言っても、土地は地元の地主さんが別にいて、借りものです。

だからスタンドの建物/設備と経営権を3,000万円で買いました。

と言っても、実際にお金を出して買ったのは当時の共同石油の直系会社で、

私は地主さんから土地を借りて、

さらにガソリンスタンドの店舗はその直系会社から私が借りた訳です。

しかも、販売したガソリンなど石油製品の仕入れの為の買い入れ担保は、

営業当初から用意されていなければならないのですが、

商売が始まってから、現金売りで先に入ってきた現金を担保に入れたのです。

つまり私は32歳の時、

一銭も資金がない状態から、

すべてを借りる形で、すべてに賃料を払う形でスタートしてのです。

今考えると、よくもあんな無茶な起業が出来たもので、

いっぱいの幸運と、

たくさんの人のおかげで起業出来て、

行き当たりぱったりで38年間がむしゃらでやってきて、

38年後に、たまたまの幸運が積み重なり、

仲間たちが頑張ってくれたので、たまたまこうなっちゃっている訳です。

 

だから、振り返ってみると

クラウン石油㈲さんの神谷勝司社長が、

「クラウン石油㈲刈谷店」を売ってくれた所がすべての始点なのです。

 

神谷勝司社長の年齢は聞いたことが無かったので分かりませんが、

私より1回りぐらい上である印象があるので、

すでに80歳を越していることになれますが、

あるきっかけで、今年の4月にお亡くなりになっていたことが判りました。

 

コロナ禍の影響もあって、

葬儀がことごとく「家族葬」になっていて、

あまり関係の人に連絡もされず、

多くの人に集まっていただくような葬儀が珍しいほどになって、

コロナが解禁されても、「家族葬」が当たり前になってきたようです。

それで、お亡くなりになっていたこと知ったのが遅れてしまったのです。

 

改めて、神谷勝司氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

 

創業の時の恩人の一人が亡くなって

大きな意味で、

一つの時代が終わったような気がします。

 

 

そして現代、今日は、

最新のKeePer「フレッシュキーパー」の短編ビデオの撮影をしました。

今日撮ったのはそのビデオの中の「やもり」の部分です。

8月末には完成の予定です。時代は着々と進んでいきます。

 

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2023年07月20日(木曜日)

07.20.午後から日本モンキーセンターに行きました。

今日は、午後から犬山市にある日本モンキーセンターに行って来ました。

略すと「JMC」、Japan monkey center。

縁あって関わりを持たせていただいたのですが、

今日は飼育係(英語でキーパー)の方たちとお話が出来たのですが、

彼らに自身が飼育員になった動機をお聞きしたら、

それぞれが本当にいっぱいの話をされて、

ある意味ちょっと驚いたのですが、

共通していたのは、

それぞれ色んな経緯はあったにしても、

皆さんは、この仕事になりたくて、なったということです。

 

誰も条件が良かったからとか、休みが多いから、

あるいは、将来性があるからとか、職が安定しているから、

・・なんて、誰一人言いません。

みんな、なりたくて、なって、

仕事は結構ツラそうですが、あえてそれを自慢してしまうような、

今の仕事に大きな遣り甲斐を感じていることをひしひしと感じました。

いいですね。

私はキーパーの彼らが大好きになりました。

 

彼らが愛してきた霊長類の家族が、やがて死んで、剥製になっています。

私がJMCの大きな教室の一番前で、

皆さんの方を見て座っていた時、

私の後ろにはその剥製がいっぱい並んでいました。

彼らキーパーが愛した霊長類の家族が、生きていた姿を模して並んでいます。

私はそれを、ひとかけらも不気味とは感じず、

むしろ愛しいと感じました。

羨ましいと思ったほどです。

 

偉そうにふんぞり返る銅像などより、うんとかっこいいと思ったほどです。

もちろん私は銅像なんかには絶対になりたくはありませんが、

しかし、剥製にも、私はならなくてもいいな。

なんて、

皆さんの話を聞きながら、

つい、アホナことを考えてしまっていたのです。

 

私の席に座ったまま、後ろを振り返って撮りました。

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2023年07月18日(火曜日)

07.18.今回はまず店長以上206名で2024年6月期キックオフ。

先週の木曜日、

「深海魚しかいない水族館」に行き、

往路の高速から、たまたま今まで撮ったことのない富士山の姿が撮れた。

 

翌日の金曜日、

ある石油元売り主催の技術コンテスト全国大会で、

見事に優勝して日本チャンピオンになった小澤選手のお祝いをした。

 

その翌日、土曜、日曜と関東のLABO店を新店をメインに回った。

その途中でみんなで食べたアジのフライがすごく大きく、美味しかった。

この二日間は、私に大きなインパクトを与えてくれた。

子ミミはオマケ

 

 

そして昨日、月曜日は仕事を休みにして、

明日の話の原稿を書く。その原稿をそのままブログに載せるが、

夜中に起きた時に、そのブログを読み返して、

それを書いた自分が部分的に偏っていると感じて、削除する。

 

 

今日はその話をする当日、

2024年6月期キックオフミーティングの日。

私はいつも、人の前で話をする時には原稿を書かず、

その場になって話をし始めた流れで、話を組み立てていってしまうのだが、

今日の話は、一度きちんと原稿を書いてから話してみようとしたが、

その内容において結局うまく行かなくて、削除してしまったので、

私の話をする前に、話のテーマにするべくビデオを流そうとしていたが、

今日の午後、いざその会が始まったら、

不手際で、ビデオが流れなくなってしまい、

仕方なく、ぶっつけ本番の状態で話を始めてしまった。

 

この2024年6月期キックオフミーティングは、

コロナ禍の期間たくさんの人が集まるミーティングが出来なかったので、

ひさしぶりにみんなが集まるキックオフミーティングだったのですが、

その間にも会社は成長が進んでいて社員も倍増して、

とうとう1,000名を越していたので、

いかにコロナ禍後といえども、

1,000名を一堂に集めるのは時期が早いとして、

今回はLABOの店長以上、

営業とその他の課長以上の者、約200名のメンバーが集まって

「2024年6月期キックオフミーティング」とした。

 

「仕方なく、ぶっつけ本番の状態で話を始めてしまった。」のは、

このミーティングの切り出しの出番での話。

 

私は、外でお話をさせていただく機会が多いのですが、

いつもぶっつけ本番で、ほとんど何も用意せず、

いわば「行き当たりばったり」で話を始めてしまう悪い癖がある。

しかし今回は、この悪い癖を直さなくてはと思って

前もって原稿を書いたのですが、

結果的に、

また「行き当たりばったり」で話をすることになってしまったのです。

しかし、

これは良くも悪くもいつもの私のパターンであり、

私としては、いつものバターンになってしまっただけで、

むしろ、”いつものパターン”なので平気であることはもちろん、

つい、スタートしなかったビデオの時間までフルに使って、

もっけの幸いと

1時間以上も、予定外のことまで話してしまったのです。

 

 

3時間余りの「2024年6月期キックオフミーティング」第1部のあとは、

当然、第2部ある訳で、

第2部は当然、食事の会、つまり飲み会です。

立派なホテルの会場で飲み会は立派な飲み会会であるべきなのですが、

それは、この会社のみんなには無理であって、

当然、いつものバカ騒ぎのただの飲み会になってしまったのです。

今期のKeePer技研株式会社も、

品が良くなることは無理ですが、

パワーと、超スビードだけは健在の、パワー溢れるKeePerになりそうです。

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2023年07月17日(月曜日)

07.17. 越谷、用賀店、世田谷、原点-横浜網島店、トレッサ横浜店、

KeePer LABO草加店から約12km北上して

国道7号線から少し逸れた部分にコンビニエンスストアの閉店物件がある。

物件としてはプラン会議で写真では見ていたが、

現場に来るとまるでイメージが違っている。

KeePer LABOとしての店舗のプランは出来上がっていて、

もう申請手続きに入っていたようだが、実際に現場を見てみると

あのままではコンビニエンスストアの時の車の並びと同じになってしまい、

全く新しい業種の店舗が出来たという新鮮さがない。

せっかく来たのだから、どうにかならないかと考えて閃いた。

やっぱり、

本当に現場に来ないと、ぜったいにダメだとつくづく思う。

店舗プランを決める時は、実際の店舗運営に関わる者、

或いは私か、社長か、専務か、運営部長か、

建設側の人間だけでなく、運営側の人間の誰かが実際に現場を良く見て、

その上でプランしていく必要性を強く感じた。

今後に生かす。

 

 

そんなことを思いながら、

新店KeePer LABO用賀店に向かう。

かなりの距離で、当然のごとくどこかで相当の渋滞があることを想定するが、

なんと、高速道路がガラガラで

一度も渋滞にならないまま用賀インターまで来てしまった。

KeePer LABO用賀店は先月の末にオープンした。

6月末に5店舗もドタバタの駆け込みで完成させてしまったその内の一軒。

オープンしてからも致命的な不具合があって、

大急ぎで修正していた。

 

そんないわく付きのLABOだが、さすがにLABO世田谷店に直近です。

視認性もよく素晴らしい立地に出来たこのKeePer LABOは、

早くも高付加価値コーティングのご予約が相次いで、

実質オープンの当月と言ってもいいこの7月に、

一千万円に近い数字が出そうで、みんな驚いている。

LABO有明店もそうだったが、

この種の店舗はマーケットによってスタートが劇的に変わる。

 

私達が訪れた今日も、

広いブースの中には、EXキーパーを施工中の車が3台。

他にも驚くように高級車がずらっと並んでもいた。

この超好立地のLABO用賀店は、

とりあえず、入れ物が出来た段階で、

これから入念に検討して、この地に馴染んで、かつ目立つデザインしていく。

すでに素晴らしいスタートを切ってはいるが、これからが本当の本番だ。

 

 

ここまでくれば、当然KeePer LABO世田谷店を素通りする訳がない。

LABO用賀店から車で5分。

KeePer LABO世田谷店。

LABO足立店と毎月シーソーゲームを繰り広げるナンバー1店の片方だ。

 

訪れた当日は三連休の中日とあって、

相当なご来店ラッシュがあると考えたのか全員出勤の体制だった。

ところが、高速道路がガラガラであったのと同じように、

ご来店が少なく、同行の野崎部長が

「こんなガラガラの世田谷店初めて見た。」と思わず口に出すほど。

店のスタッフにカメラを向けたら、なんと

全員が次から次へと集まって来ても、集合記念写真になってしまった。

結局、全部で14名になりましたが、まだあと2名いるそうです。

この二日間同行してくれた野崎部長とLABO世田谷店の奥村店長。

 

 

このLABO世田谷店は、

すぐ近くにLABO用賀店が出来たのを機に、

全面的に建て直したいと思っています。

全国の123店舗のKeePer LABOと、

全国6,433店舗のKeePer PRO SHOPを

代表するようなものが造れればいいと思い、みんなで一生懸命考えていきます。

なんとか、来年1月から着工できれば最高です。

 

 

ここまで来たら、

新幹線に乗るのは東京駅より新横浜に行くべきだ、圧倒的に近い。

その道程に野崎部長が是非と推薦したのがKeePer LABO横浜綱島店。

大きなマーケットの真ん中ではあるが、目立たない場所に、

たった150坪のコンビニ居抜き物件に

3,000万円程度の改築費で造られた地味な店だ。

それでも、みんなの地道な努力で地元の人たちの信頼を集めていて、

6月は700万円の売り上げを越し、

今月7月は、1,000万円を越す勢いで、素晴らしい活躍をしている。

正に、

KeePer LABOの原点のような店で、

派手で、大きな店舗も増え、ゆとりたっぷりの店舗まで出現する中、

この日、小さく地味なKeePer LABO横浜綱島店を訪れて、

私は忘れていたものを思い出したような気がした。

野崎部長がこの店に私を連れてきたのは、

そんな意味があったのであろうか。

だとしたら、その狙いは間違いなく私に届いた。

 

 

最後に行ったのは、

KeePer LABOトレッサ横浜店。

6月は1,200万円だった。

7月は1,500万円くらいまで行くペースだ。

たくさんのTOYOTAディーラーが集まるトレッサの

ドライブショップジェームスが入ったビルの1Fに

整備レーンが並んだ一部を借り改造して使っていたが、

ジームスさんが撤退してしまったので、整備レーンの全部を使えることになり、

先日、工事をやって大きく拡張している。

その結果、キャパシティが倍増して

特にコーティングブースのキャパシティ拡大が貢献して、

大きく売り上げ実績が上がっている。

 

ここも、誰かにカメラを向けたら、あっという間な全員集まってしまった。

この店の店長は飯野君。

高校新卒で入社し、

もうすぐ10年になるが数年前からこの店の店長をやっている。

彼はどちらかと言えば地味で、スタッフルームは汚いし、

早起きが苦手でよく遅刻をしているようで、

決して優等生タイプではないのだが、

何でも一生懸命やる姿が支持されるのか、

お客様からの信頼は厚い。

 

だから、実績もすごいし、

その実績を支える10名を越す多くの若いメンバーたちからも信頼されている。

 

 

 

 

今回のLABO訪問は、

店舗を建てる前の物件確認から、

6月のドタバタで建てた新店舗達か、数々の不具合を内包していることの確認。

それから、LABO足立店とLABO世田谷店の両エースの店舗の同日訪問、

更に、KeePer LABOの原点を体感して、

これからの新しいスタイルKeePer LABOの

一つの主流になりうるタイプの体感と確認。

目的はいろいろあったが、

「真実と目的、そして本当の意味は必ず”現場”にある。」

という事実を、改めて思い知らされた二日間でした。

もの凄く意義のある二日間でした。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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