谷 好通コラム

2011年03月04日(金曜日)

2733.撮影の合間に「既成概念からの脱出」

今日は、刈谷のスタジオで車の写真を撮っている。
全国のキーパー製品を取り扱う皆さんが使うチラシや看板など
販促品に使う「車とツヤ」の写真である。

 

この手の撮影は三回目で、
前回、前々回に得た教訓を活かして、
今回こそは、もっといいもの作ろうと撮っている。
車をあちらこちらからお借りして、
昨日、トレセンのスタッフやキーパーラボのみんなの力を借りて、
クリスタルキーパーをほぼ全車にかけ、今日の準備をした。

 

しかし、いつもの事ながらスタジオでの撮影は、
照明の調整などで私達の出番ではない時間が恐ろしく長い。
時間がいやというほどあるので、
パソコンで自分の仕事をやっているが、それも尽きて、
これを書き始めた。
だから、今日は時間たっぷりで
今回はかなり長文になりそうだ。
(ついでにタイムスの原稿も書いてしまおうか。)


 

車のコーティングには、
「塗装よりも 強く美しい膜 を塗装の上に被せるもの。」
つまり、塗装よりも良い”塗装のようなもの”というイメージがある。
ならば、
車を製造する塗装ラインで、
そのコーティングを塗ってしまえば良さそうなものです。

 

なぜ、そうしないのか。
なぜ、車の製造工場ではなく、
納車センターや、ディーラー、
あるいは私達のような店舗で施工するのか。

 

それは、カーコーティングの役割は塗装を守ることであり、
塗装そのものの役割を果たしているわけではないからです。

 

カーコーティングは、既成概念のように
塗装よりも優れた”塗装のようなもの”ではなく、
塗装の上に塗られ、塗装の身代わりとして
自らが犠牲となって傷み、汚れるものと私たちは考えています。

 

そして塗装と最も違うところは、
塗装は、傷んだり、取れない汚れが着いたら、
ポリッシング作業で傷み汚れた部分を削り落とすしか解決の方法がないが、
カーコーティングは、
塗装の身代わりとなって傷み汚れたら、
再施工、あるいはメンテナンスの段階で、
塗装に対して物理的かつ化学的な負担をかけずに、
つまり、ポリッシングなどの作業をせず、
傷み汚れた部分を、容易に「入れ替え」出来るところです。

 

つまり、カーコーティングとは、
本来の塗装を守るための「犠牲被膜」であることだ。
決して、塗装よりも優れた性能の”塗装のようなもの”ではあのません。

 

だから、カーコーティングは「車の一部」ではないので、
製造ラインで塗ってしまうものではなく、
車が使われていく段階で、
「車を守るため」のアフターサービスとして施工されるもの。

 

さらに言えば、
カーコーティングとは、犠牲被膜としての役割であり、
塗装本体に負担をかけずに入れ替えられることが特長なのだから、
その肝心な部分を二の次にして、
新車で車が販売された時点でカーコーティングを施工しても、
その後のことをおざなりにしたのではカーコーティングの意味がない。
カーコーティングとは、
継続的に施工されたり、メンテナンスされてこそ、
塗装を守るためのカーコーティングの役割を果たすと言えます。

 

 

以下は、キーパーの考え方とアンチエイジングの効果を説明した文章。

 

 

キーパーコーティングはお車のアンチエイジング

 

[最強の塗装よりも強いコーティングはない]
車の「塗装」とは、車を錆などから守り、
車としての美観を作り出す意味で最高であり最強です。
後から手塗りなどで上乗せしたコーティング被膜のほうが強いとは考えられません。
耐候力、美観、復元力、修復の利便性など総合的なバランスにおいて
現代の塗装は最強であると言えます。

 

[それでも塗装は、傷むことを完全に防ぐことは出来ない]
塗装は自然環境の中で紫外線に晒され、酸性雨を浴び、
また、走行中の空気やホコリとの摩擦、洗車ごとに塗装はブラシや手で擦られ、
年々劣化していくことはなかなか防ぐことはできません。
どんなに健康な人間でも止めようもなく年齢が進み年老いていくことと似ています。
しかし、人間にもアンチエイジングとして老化を防止する方法があるように、
車の塗装にもアンチエイジングの方法はあります。

 

[コーティングとは塗装の身代わりとなって傷む「犠牲被膜」]
キーパーの理論は、
コーティングを塗装保護のための「犠牲被膜」と考えることです。
塗装上のコーティング被膜は、
塗装の身代わりとなって紫外線を受けて傷み、塗装の身代わりとなって酸性雨を受け、
黄砂を含んだ雨を受け塗装の身代わりに傷み汚れます。
コーティングとは「傷むこと」が本来の役割である「犠牲被膜」と言えます。

 

重要なのは、
塗装の身代わりとなって傷んだコーティング被膜を、
再施工やメンテナンスによって容易に入れ替えが出来ることが
コーティングの大切な要素なのです。

最も大切にすべきは新鮮な塗装であって、
塗装の上で自らが犠牲となって傷み、汚れ、
定期的に入れ替えられるべき犠牲被膜だからこそ、
コーティング本来の役割を果たせると考えます。
(特許登録済み/2007年グッドカンパニー大賞・新技術事業化推進賞受賞)

 

[キーパーの二種類のボディガラスコーティング]
「ダイヤモンドキーパー」と「クリスタルキーパー」は
コーティングの最新技術であるボディガラスコーティングであり、
塗装の上で強い防護能力を持ち、ガラス特有の深いツヤを実現しています。
ガラス質を一層目のベースにして、
その上に特殊なレジンを塗って
二層目の被膜を造る完全な二層構造のハイブリッドコーティングです。

 

[犠牲被膜としてのクリスタルキーパーとダイヤモンドキーパーの仕組み]
クリスタルキーパーおよびダイヤモンドキーパーは、
塗装の上に二層構造にコーティングされたのち、
塗装の身代わりとなって紫外線を受け、酸性雨などを浴び、
「犠牲被膜」として徐々に傷み汚れます。
そして約1年後の再施工(ダイヤモンドキーパーの場合は1年毎のメンテナンス)時に、
特殊な洗剤で二層構造のかなりの部分を除去し、取り除きます。
その後、初回と同じように二層の被膜を造ることによって、
塗装本体に直接触れることなく、塗装を守りつつ、
ガラス特有の深いツヤを実現し続けることができます。
この仕組みがキーパーがアンチエイジングコーティングである所以です。

 

[ボディガラスコーティングの宿命「雨染み」(水あか、ウォータースポット)などを防止 ]
ボディガラスコーティングの類は無機質であるが故に、
水道水、黄砂を含む雨、融雪剤、泥水などに含まれている炭酸カルシュウム、
ケイ酸塩など無機質の「ミネラル」が固着して
「雨染み(水あかとかウォータースポットなど色々な呼び方がある)」がこびりつき、
輪紋状の醜く頑固な汚れが固着やすい宿命を持っています。
これは洗車などでは簡単に落ちません。

 

[雨染みを根本的に解決するハイブリッド構造のレジン]
この宿命的な問題を解決したのが、
ボディガラスコーティング被膜の上に
特殊なレジンの被膜を造ってハイブリッドの二層構造です。
雨染みを引き寄せない圧倒的な防汚性能を持ちました。
その圧倒的な性能は、第三者機関で証明されています。(特許公開中)

 

[クリスタルキーパー、ダイヤモンドキーパーは新車からの施工にぴったり]
クリスタルキーパー、ダイヤモンドキーパーは
ガラス特有の新車以上の深いツヤを実現。
隣の車とはっきり違いが分かるほどの深いツヤです。
施工後は雨が降っても汚れにくくなって洗車の回数が減り、
しかも汚れが取れやすくなっているので洗車が楽に。
そんな良い状態が何年も続き、
アンチエイジングの効果をじっくりと体感していただけます。

 

[今乗っていらっしゃるお車にもぴったり]
施工前に診断して塗装状態に合った施工を行ないます。
今お乗りのお気に入りの車がたとえ何年も経っていたとしても、
簡単に新車以上の状態に戻すことが出来ます。


 

 

撮影はまだ続く。

 

このペースだと、今日も、明日も、明後日も深夜になることは間違いないだろうな。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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