谷 好通コラム

2006年11月26日(日曜日)

1519.“いつ”やるのか?

何かをやろうと思った場合、
それがキチンとした事であればあるほど、
計画を立て、行動の予定を立てなければ絶対に実現しない。

 

「いつかやろう。」「そのうちやろう。」「ヒマがあったらやろう。」
「何かのついでがあったらやろう。」は、
“やろうとしていない”のと同じ。

 

あるいは「やりたい。」と“思った”だけでは“やらない”のと何も変わらない。

 

何かをやろう。
と思ったら、ほぼ必ず実現するための簡単な方程式がある。

 

物事を実現するために必要な方程式。

 

?まず「やる。」と決めて、
?「何をどうすればやれるのか」の方針を立てて、
?「それを“いつ”行動するか。」を決める。
?必要ならばアポイントメントを取って相手の都合によって、“いつ”の調整をし、
?それを自分のスケジュールの中に当てはめていく。
また、
?実現のためにどんな資料、どんなツール作りをするか方針を立て、決定する。
?それを「いつまでに作るのか。」を決める。
?そのために「“いつ”作業をするのか。」をスケジュールの中に当てはめていく。
そして、
?決めた日に作ったツール・資料を持って、決めた日に決めた人と会う。

 

これで、
やろうと決めた物事(仕事)の実現への第一歩が踏み出せたことになる。
第一歩を踏み出せたことによって、
極論すれば、この仕事はほぼ成功したも同然と言えるのだ。

 

予定とは、
いつ、誰が、誰に対して、何を、なぜ、どこで、実行していくのかということ。
この中で最も重要な要素は、“いつ”ということ。
“いつ”を決定していくことが“予定を立てること”と言ってしまっても過言ではない。
“いつ”が決まれば、あとの要素は必然的に決まっていくからだ。

 

また、第一歩を踏み出したあと予定外の事があったり、
予定通りにスケジュールをこなせないこともあるが、
予定を修正したり、方法を変更すれば、事足りることがほとんどで、
予定を進めることが困難な事態が起きる事、
すなわち計画の失敗につながるわけではない。
予定が計画通りに進められていない事に気が付いたら、
一刻も早く反応して、その原因を探し出し、それを素早く修正する。
計画を進める予定、スケジュールを元のペースに戻すことをしなければならない。
その反応の早さと、修正までに要するスピードが肝心だが、
それほど難しいことではない。

 

一度立てた予定は、
それをこなして行く事に対する強い意志さえあれば、
そう簡単に潰れてしまうものではないのだ。

 

一番重要なのは、
まず最初に“いつ”やるのかの“いつ”を組み立てていくことだ。
具体的に予定を組み立てる能力が、物事を実現する能力そのものとも言える。

 

やろうとしている物事あるいは仕事が正しく、
顧客の支持を得られる事であれば、
あとは、それを“いつ”やるのかだけが問題になってくる。
どのようにやるのかは、予定の中で修正していけばいい。

 

物事が実現できない。
仕事を進められない人がいるならば、
出来ない最も大きな要素が、“いつ”やるのかを決めないことである。
行き当たりばったりでやれる事など、ほとんど無い。
何も無いと言ってもいい。

 

すぐ「・・・だったから出来なかった。」「まだ、やっていない。」という人は、
“いつ”やるのかを決めることが出来ない人。
あるいは、しない人、
予定を組み立てる能力の無い人であると断言してもいい。

 

これは私自身に言い聞かせるべき言葉である。

 

北海道のMsさんで見た一つの“いつ”の在り方。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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