2022年06月11日(土曜日)
06.11.純水機の、同じくらいの似た者同士
快洗Jr.5RO」や「快洗ROⅡ」など
逆浸透圧を使った純水機(Reverse Osmosis)は、
KeePer LABOやプロショップなどの「純水洗車」に必須の装置です。
「純水機」そのものは、家庭用としても数多く存在し販売されているが、
KeePerが提供している純水機は精製能力が高く、
高精度の純水を安定して多量に供給出来る業務用として造られています。
水道水には「カルシウム・ナトリウム・カリウム・マグネシウム」など、
ミネラルが含まれており、
このミネラルがバランスよく配合されていることにより、
人は「美味しい水」と感じ、また、人の体を健康に保つ事が出来ます。
しかし、このミネラルが含まれている水道水で「洗車」をして、
例えば、水滴が残ったまま乾かしてしまうと、
水分が蒸発してミネラル分(無機物)が露出した形で塗装上に白く残ります。
「自動車をWAX(有機物)掛けで手入れをしていた昔」は、
この残った白い粉状のミネラルは、
WAXの表面が有機なので、水で洗い流せば洗い流されてしまうので、
全く問題にならなかったのです。
しかし、WAXは単なる脂分の混合物なので、
固定した皮膜を形成することなく
熱や雨で容易に流れてしまい、塗装の保護効果や艶出しの効果の寿命が短く、
けっこう頻繁にWAX掛けの必要がありました。
そこで十数年前から普及し始めたのが、
ポリシラザン(水ガラス)を使った、
いわゆる「5年耐久のボディガラスコーティング」で、
塗装上に塗られたガラスコーティング剤が、
硬く分子結合(ガラス結合)して、
熱や雨でも流れ出さず化学反応もあまりしない無機の硬い被膜を造って、
5年耐久などの長寿命を謳うコーティングが出現し、
特に新車販売時のオプション商品として、広く販売されました。
しかし、このガラス被膜は”無機物”で出来ているので、
先のミネラル(無機物)の粉が露出した形で乗ると、
同じ無機物で出来たガラス被膜の上に”固着”して「水シミ」となり、
更に、細かい粉状のミネラルが繰り返し乗ると、
それが成長して、白く硬い「頑固なうろこ状の水シミ」になって、
自動車の美観を大きく損ねていました。
こうなった場合は、クレームとしてカーディーラーに持ち込まれ、
それを、コーティングを施工した業者が、
研磨剤とポリッシャーを使って、力づくで削り取り、
コーティングをやり直してクレームに対応をしていました。
しかし、これでは施工を受けたお客様も、
クレームを受けた施工店も、クレーム対応する業者さんも、
誰も喜ぶ者もなく、得する者もいない。
そこでKeePerは、
ガラスボディーコーティグ剤の分子構造の中に
スプリングの役割をする要素を挟み込んで、
分子結合を制限的にコントロールすることで
塗装とほぼ同じ程度の硬さの被膜を、分厚く形成する技術を造った。
これは、使用中の車にコーティングする場合でも
ポリッシャー作業を必要としない効果を生み出していると同時に、
表面の凸凹を無くすことによって艶が出るだけでなく、
その上に有機物の構造を持ち架橋反応で固まったレジン被膜を接合し、
二重構造のボディガラスコーテングが出来た。
(詳しくはホームページの動画「KeePer の秘密」で、)
柔軟な厚いガラスコーティングの上に、
有機物で出来た流れないレジン被膜が乗っている二重構造は、
表面が「有機質」であるため、
「水道水に含まれる無機のミネラル分」が、
ガラスコーティングの無機の表面に固着してできる
白く硬い”頑固なうろこ状の水シミ”」が、全く着かず、発生しない。
つまり
「水シミ」「ウォータースポット」「水垢」などと呼ばれる
ボディガラスコーティング宿命であったクレームが
全く無いノークレームコーティングになったのです。(特許登録済み)
それがクリスタルキーパーをはじめとしてEXキーパーにまでに共通する、
KeePerのボディガラスコーティングの大きな特長です。
だから、KeePerなら、前述の水道水に含まれる水道水で洗車をしても、
水シミが固着する心配はないのです。
しかし、私達の開かれている店舗に来店されるお客様の車には、
水シミが発生しやすい種類のボディガラスコーティングが
施工されている場合が多く、
水道水が乗っている時間が比較的長い「手洗い洗車」では、特に真夏など、
最終的にキチンと水の拭き上げをしても、水シミが発生する場合があるのです。
だから、
水道水に含まれているミネラル分を、
特殊な「逆浸透現象」で漉し取った「純水」を手洗い洗車には必ず使うのです。
加えて、水道水が乾いて析出したミネラル分は、明らかに白い粉であり、
水をよく拭き取ったつもりでも、うっすらとは白く残るもので、
目が慣れてくると、それが艶を阻害するボケとして見えてきてしまうのです。
だから、KeePer施工車であっても、洗車には純水が欲しく、
特にKeePer施工車はツヤが強いので、そのうっすらのボケが気になるので、
どうしても「純水」での洗車が必要で、
更にKeePerを施工する前段階での洗車では、
純水ですすいだ純粋洗車の方が、明らかにコーティングのノリがいいので、
コーティングと洗車の専門店には、どうしても必須の道具になっている
それに気が付いたのは、十五年ほど前の事で、
洗車に適した能力を持った洗車用純水精製器の開発には、
東京大田区の当時は町工場程度のある会社(今は大きい)との共同開発で、
随分の段階を踏み新しいアイデアもふんだんに入れて、出来上がった。
(特許登録済み)
今朝、その時に一緒に苦労した工場の社長が、
事務員さんは誰もいず役員みたいな人が数人いるだけの
いつもの土曜日の我が社の事務所に来社された。
その社長は、私とほぼ同じ年齢で、
私と同じく幼少の頃にポリオに罹患されたので、
私と同じように片足が不自由であり、(私は左足、彼は右足の違いはあるが)
私と同じようにビッコをひいて歩くが、
私と同じようにバリバリに元気で、
はたから見ればきっと、私の同じように変な爺さんであろう。
そんなビッコがヒョコヒョコと二人並んで歩いていると、
その変な光景を見た人は、
きっとそれがどういうことなのか理解できないだろう。
彼はその昔、プロのサックス奏者であり、
新宿のピットインあたりで活躍していたらしい。
私は、楽器は何もできないが、ジャズは大好きて、
ピットインに出ていたという事が、
どんなにものすごい事なのかは、よく知っている。
私は左足が不自由で、
年取ってから足首の関節の変形が進んできて、
そんなに先ではない将来、歩くのは限界が来ると覚悟しているが、
彼は不自由な右足が、年取ってきてだんだん委縮していると言っていた。
健常者には絶対に解ってもらえないので、
私も足の事は全く話さないが、
似た者同士の二人のビッコは、腹から笑って足の事も話せて、
心が解放されます。
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