谷 好通コラム

2023年07月09日(日曜日)

07.08.ハリソンフォード(80)主演、最後の「インディージョーンズ」

映画「インディジョーンズ」シリーズは、

ジョージ・ルーカスの制作とスティーブン・スピルバーグ監督で

1作目『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が、1981年に制作された。

(KeePer技研㈱の創業会社㈱タニは1982年に始まった。)

この会社と同じような歴史 (長さだけは) で、

私は勝手に親しみを感じている。

 

主演のハリソンフォードは私より約10歳上なので、

私が71歳の今、彼も80歳を越している。

いつ、死亡ニュースが続いてもおかしくない一人であった。

 

そのハリソンフォード(80)が主演のインディジョーンズが

また新作をだしたというので、

私は80歳になったインディがどんな映画になったのか興味津々で見に行った。

多くの80歳老人は寝たきりになっていて、

手厚い介護のもとで生きているだけの場合が多い。

 

第5作目「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル|は、

映画が始まったとたんに物語の何十年か前のシーンから始まり、

そこに出ていたインディは37歳の設定であり、

若々しい見慣れたインディが出てきて、びっくりした。

しかも、場面は新しいもので過去に撮られたものではない。

私は80歳がこんなに若々しくいるなんて奇跡だと思ったのです。が、

後でネットで見たら、

最初の何十分かのシーンはデジタル加工が大胆に施されていて、

デジタル加工でインディがすごく若く見えるような処理がしてあるとあった。

そりゃそうだろうとも思いながら、

デジタルはあらゆる画像処理が出来てくるようになってきて、

極端な話、人間の俳優が不要になるのも遠くない未来だと思った。

 

もちろん、

デジタル処理に若返らせたインディの登場は、最初の何十分だけで、

大半の部分は、きちんと80歳のハリソンフォードのインディであった。

 

その80歳のハリソンフォードは、

場面の中で上半身裸になったりして、

確かに80歳を感じさせるような肌ではあったが、

鍛えているのか、まだちゃんと筋肉もあって立派なものであり、

思わず尊敬してしまうぐらいだった。

私も一応、毎日、筋トレはやっているが、

それを帳消しにするくらい、だらしなく飲み食いをしてしまうので、

ダメだ。まだ71歳なのに完全に負けた。

 

そんなしょうもないことを思いながら、

最新作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」は、

前作までのインディ・ジョーンズと同様に激しいアクション映画であった。

もちろん、激しく動いている場面はスタントマンが演じていたが、

ハリソンフォードは80歳の老いを全く感じさず、

影武者とデジタルに助けられながらも、立派にインディを表現していた。

 

それにしても、

こんなのを観ると、

世の中のジイさんたちは、

「俺もまだやれる。」と、ムラムラっと来るのだろう。

 

世の中の自分においを感じ落胆しているジイさんバアさんは、

80歳のハリソンフォードを見ていくといい。

元気と勇気が湧いてくるかもしれない。

 

あるいは、

周りから「もうそろそろ、おとなしくしてくれないかなあ」と

思われている元気過ぎるジイさんバアさんには、

元気に火を注いてしまうかもしれないので、

80歳のハリソンフォードは、見せない方がいいかもしれない。

 

私はたぶん後者なのだろうと思うが、

もう観てしまったので、

もう元気に火が着いてしまったので、

「もうそろそろ、おとなしくしてくれないかなあ」と言っても

もう遅いのです。

 

私はこの絵が大好きです。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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