谷 好通コラム

2023年07月11日(火曜日)

07.11.お好み焼き(広島焼)を、また食べられると思っていなかった。

不純な動機での広島への出張の本来の目的であるセミナーでの講演は、

広島で一番格式があるというリーガルロイヤルホテルの最上階の会議室で、

瀬戸の海が遠くに見渡せるすばらしい部屋でした。

そんな部屋をたった10名ほどでゆったりと使ったセミナーでした。

出席者も地元の会社社長の皆さんばかりで、

決して、不純な動機で広島までやって来たとはとても言えず、

神妙に一生懸命話させていただきました。失礼しました。

 

そのあと、

不純な動機である「広島焼き」を食べに行く前に、

時間が1時間ほど空いたので、

4年ぶりに広島トレセン(広島営業所)に行く。

広島トレセンは10年ほど前に設置された古いもので、

今のスクールの需要にはとても追いつかない狭さであり、

もっと広く、出来ればLABO併設の新しいトレセンを造りたいのだが、

広島は山に囲まれた狭い土地にある街で、適切な物件が見つかりそうにない。

そう言っている間に、冷房設備の老朽化で能力が足りなくなっていて、

新しい所に移転したいと言いながらも、修理か、設備の追加を迫られている。

 

広島営業所は只今6名体制で、

広島県、岡山県、山口県、島根県、鳥取県、愛媛県を担当している。

私が行った時の営業所にはたまたま4名のメンバーがいた。

 

さとうさん、ふじた君、三戸所長、山本次長、

当然、さとうさんだけピンで

 

不純な動機の広島焼き「だいふく」は、広島駅から車で5分くらいの所にある。

よく見たら「だいふく」は「大福」であった。

営業所の残りの2名も、すでに大福に到着している。

久しぶりの門ちゃん、ふじた君、さとうさん、

むらふじ君、たちがみ君、三戸所長、

 

この「大福」には、広島トレセンが出来る前の15年以上も前から、

営業活動だけで広島に来ていた頃から楽しみに通っていた。

「大福」の隣には「ホテル ニューヒロデン」というビジネスホテルがあって

私達は広島に営業活動で来るたびに必ずそのホテルに泊まり(安い!)、

宿泊中の夜ご飯(飲み)は、必ず「大福」だった。

その「ホテルニューヒロデン」はコロナ明けを待たずに閉館となって、

今回行ったら「取り壊し中」であった。

それを目の当たりに見て、一つの時代が終わったような感慨を持った。

 

さて、お待ちかねの「大福のお好み焼き(広島焼き)」は、

私は、本当に美味しかった。

なぜそう感じるほどのものなのか、よくわからないが、

材料にしても、何か変わったものを使っている様子もないし、

造り方といえは職人技というより、どう見ても”雑”だし、

乱暴にコショウのようなものや

ガーリックパウダー、一味唐辛子?を、いかにもいい加減にかけるし、

卵や肉などなど他の具を入れるにも

まったく繊細さに欠けるのだが、

これが、私が知っている間違いなく「大福のお好み焼きの味」なのです。

 

私は、おととしの11月の手術での入院生活が1か月ぐらい続いた時、

健康を100%取り戻したら

絶対に大福に行ってお好み焼きを食べたいと、

あまりおいしくない病院食を食べながら、ブツブツ言っていたのでした。

しかし、

いざ今のように完全に健康を取り戻すと、

仕事の方が面白く、毎日毎日が充実してしまって、

あれほど元気になったら大福に、と心に思ったのに、

仕事をバリバリやっていると、どこかに忘れてしまったのです。

 

というよりも、

あの健康でなかった時は

お好み焼き(広島焼)を、また食べられると思っていなかったのです。

 

だから、今日は本当に美味しかったし、幸せでした。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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