谷 好通コラム

2026年05月19日(火曜日)

05.19. 更なる別の次元に行く為に、今、すべき事をすると

直営店舗がまだ数十軒だった時、

その店舗で提供している商品と、店のスタッフ達の対応が高い評価を受けて、

受け切れないほどのご来店をいただくようになったら、

店側のスタッフに勘違いが始まったのです。

お客様がそれほどたくさん来ていなかった時には、

お客様のご来店に、感謝を感じていたものが、

どんどんお客様が増えて、

お受け出来ないくらいの数になってくると、

お客様のご来店に対して「また、来た。」と感じるようになり、

その頃にはお客様に対する感謝の念は消えて、

こちらが「入れてやっている」なんて馬鹿な錯覚をする者も出てくる。

 

それが進むと、さらに、お客様のご来店をお断りするようになる。

 

一番手っ取り早いのが、

ネットの「予約」の枠を閉めて(減らして)、予約出来なくする。

これは「断る」という面倒くさい作業なしで客数を減らせるので楽チンだ。

その上で、予約無しで来られるお客様には

「予約が無いと~無理です。」と、これも断る。

 

これをやり始めると、お客様はみるみる減って行きます。

それでも、それまでは有り余るほどの来店があったので

暫くの間はそれなりに来客があって、

店舗もそこそこ賑わっているのですが、

一度断られたお客様は、もう来ない場合が多いので、

ふと気がつくと、閑散とした店舗になっている。

その変化を、

お客様を断り続けた自分が原因なのだとは思わない所がややこしい所です。

 

この状態に至るのには二つの要素がある。

自分達側を上位の立場と勘違いした一つの原因は、

自分達の上位の役職の者がそもそも勘違いしていて

下位の者に対して尊大な態度で接し、偉そうに振る舞っていると、

その下の者も、そのまた下の者に対して尊大になって、

自分の店に押し寄せているお客様に対しても勘違いしてしまう悪循環だ。

これが一つの要因。

これはそのてっぺんにいる勘違いの権化を外せば、

大体止まるが、後遺症はしばらく続く。

 

もう一つの要素は、

店舗の者をそこまで勘違いさせてしまうような集客力を持った商品、

あるいはサービスです。

そんな商品、あるいはサービスは、

その提供の仕方さえ間違えなければ、

ものすごいマーケットを創り出し得るような価値を持っているのだから、

バカな勘違いを廃した提供の場を維持できれば、大きなビジネスが成り立つ。

 

ある”うどんのチェーン店”が、少ない店舗の段階で評判になって、

店の前にお客様の行列が出来るようになって、

そんな状態になった時、

店員が、並んだお客様の列を煩わしそうに整理し始めたら、

並んでいたお客様はその煩わしそうな仕草に嫌な表情をしたが、

その店舗の”○○うどん”が食べたいので我慢して並んでいた。

その様子を見たチェーンのオーナーは、

急いで店舗の数をたくさん造る事を決心した。多店舗化の決意だ。

その理由は、

第一に、

○○うどんに強い集客力とリピート力があるので、

多店舗化しても需要が十分にある。多店舗ビジネスのモデルとして成り立つ。

第二に、

○○うどんの店の前に並んだお客様に、

失礼な対応で不快を与え続けると、○○うどんそのものを潰してしまう。

行列を解消するには、店補数を増やして、供給量を増加する事が必要だ。

 

そんなことで多店舗展開を決意したという話を読んだことがあります。

 

KeePer LABOにおいても同じような事が言えるのだとしたら、

KeePer LABOを多店舗展開する事によって、

増加の一途をたどるKeePerに対するの需要に応える意味と

店頭で、とか、予約の上で、

お客様をお断りする事が常態化しつつあったKeePer LABO店舗を

多店舗展開して解決していくことが最も合理的であり、

この方法しかないと決意したのです。

それが、

先般公開した「5か年計画」の2031年にKeePer LABO 500店舗計画です。

 

2026年末の時点で、愛知県には、

多分、40店舗のKeePer LABOが出来ています。

その店舗が十分に採算が取れて、

正しいKeePerの提供が出来る筈であると考え、

この密度で全国展開すれば、約600店舗以上が出来るので、

計画の500店舗は、十分に現実的な数であり、

やらなくてはならない数とも言えます。

 

そんな事を二年前に決心して、

まず、フランチャイズ店を積極的に受け入れる事にしました。

KeePer LABOは直営で運営した方が、

うんと儲かります。(FC店の約二倍)

しかし、直営に拘っていたら、店舗数の増加には限りがあります。

年間30店舗ぐらいが精一杯でしょう。

これでは、遅すぎます。

だから、距離規制を守りながらもFC店を全面的に受け入れて、

5年後の500店舗体制時には、半数の250店舗をFC店で計画しています。

多店舗化の目的は生まれたニーズを順調に育てる事。

それには、それなりのスピードが必要だから、半数のFC店は必須なのです。

 

FC店を半数で実現して行くと利益額は減りますが、利益率は上がります。

それで何とか帳尻が合わないかと、色々とシミュレーションして計算しました。

FC店展開を成功するには、

私達だけではノウハウが足りません。

どうしても外部の会社との業務提携が必要になってきます。

この会社が苦手としている管理系の仕事も強化しなければなりません。

 

加えて、KeePer LABO10店に一人を目安にスーパーバイザーが必要です。

FC店を積極的に増やしていくのならば、更に必要です。

しかし、優秀な店長=スーパーバイザー候補とは限りません。

スーパーバイザーとしても特性と能力が必要です。

そしてKeePer LABOのスーパーバイジングとは何をどうするのか。

そのノウハウ造りと育成の為に、5年後、最低50名を目標に

二年前に、優秀な店長を10名以上ピックアップして「地区担当」とし、

スーパーバイジングの実施を生で体験しています。

 

店舗運営としては

優秀な実績を上げている店舗から、

優秀な実績を実現している店長を狙い撃ちで抜かれるのだから、

経営者陣にとっては大きなダメージです。(多分)

それでも将来の500店舗体制を造り上げる為には、どうしても必要な事です。

それに加えて近い将来の新店の為の人員の先行教育の為であり、

今後強烈に厳しくなるであろう猛暑、酷暑に備えて

人時生産の指数を低めに設定する為に

だから、ここ一二年は社員数若干過多の状態が続いています。

それでも、それだけの数の人員確保が出来ているという事は(今年は247名入社)、

サービス業として勝っていく為に、最良な策であると考えています。

今現在ここまで人員を増やせた事自体が、

勝ちの一つの要素を作れた事だと思うのです。

 

人件費のup、労働分配率の上昇、だから全体として利益率の低下、

それであっても、

目先の数字を作る為に、

近未来の為にせねばならない事をしないのは負けです。

会社の経営を進めて、未来を造って行く為には、

目先の数字を作る為の行動に振り回されることは、禁物だと思うのです。

 

 

近い未来の為の機械が、いい形と内容で出来ました。

これは日本国中ですごく活躍すると思います。

 

外観はお見せ出来ますが、内容はまだ秘密です。

でも、外観だけ、とりあえず、お見せしちゃいます。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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