谷 好通コラム

2012年03月11日(日曜日)

2996.東北産をみんなで食べよう。本当にうまいから。

3月11日のことを日本国中の人が決して忘れない。
巨大地震と巨大津波に
あまりにも多くの人が恐怖の中で亡くなり、
あまりにも多くの人が、すべてを失った大災害。
そして、あまりにも長く長く続くだろう崩壊した原子力発電所の放射能との戦い。

 

1年目を迎えた被災者、
偶然の積み重ねで助かり自分は残された人たちの
悲しみはいまだに癒されることは少ないが、
復興に向ける意思の力は果てしなく強い。
被災後わずか5ヶ月足らずの8月キーパー選手権で、
福島や東北のキーパープロショップが全国上位にずらっと並んだことに、
私たちは大きく感動させられました。
東北は間違いなく復興するでしょう。
時間はかかるかもしれませんが、絶対に間違いなく復興するでしょう。
悲しみの中にも、皆さんの復興への大きな強い意思があるから、確信できます。

 

しかし、津波に襲われた三陸地方の深刻な被災者の方がおっしゃっていた
「1年前からの時間が止まったまま・・・」の言葉が、ずしんと重い。
復興のための事業が遅々として進まぬ被災地の現実に言葉を失う。

 

我々にできる事は何か。
募金も有効だ。
元気づけることもいい。
今日の名古屋マラソンで優勝したロシアの選手が
「この優勝を震災で苦しむ人たちにささげます。」と言っていた。
この言葉をありがたいと思った。

 

では私達に今、この場で、生活の中で出来る事は何か。

 

東北で作られた物を使うことではないだろうか。
東北で作られた農産物、とりわけ福島で取れた農産物を好んで食べよう。
東北で取れた水産物を喜んで食べよう。
酪農品をとりわけ使おう。
ただでさえ収穫量が少なくなっている農産物、米、野菜、魚、牛乳、かまぼこ、
小松菜、ホウレン草、白菜、キャベツ、玉ねぎを、大喜びで食べよう。
桃、梨、りんご、さくらんぼ、麦、パン、特に米、
気仙沼のフカヒレは、高級すぎてあまり手が出ないが、鮫が取れ始めたらしい。
東北産の駅弁、お土産、肉、豚肉、牛肉、鶏肉、ハム、魚、イカ、
なんでも、東北産を見つけたら、「あったー」と目を輝かせて買い、食べよう。
福島さんの米はうまい。だから酒もうまい。

 

出来るのならば、
東北に観光にも行こう。
東北は温泉の宝庫。
世界遺産の「平泉」「白神山地」もある。
会津若松の磐梯山は絶景。周りは温泉だらけだ。
かなり復興も進んで、みんなで行ってもそんなに邪魔にはならないから、
東北にどんどん行って東北の春を楽しみに行こう。

 

今、私達が出来ることは、意外と難しくはないのではないか。

 

大震災から今日で1年。
やっと2回目の春がやってくる。

 

近所の梅畑の白梅が満開になってきた。

 

 

まだ寒い頃から咲く「蝋梅」はそろそろ終わりそうだ。

 

 

「寒椿」も

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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