2024年11月16日(土曜日)
11.16. 現場の会社だから、“机上の空論”を、、極端に嫌う。
会社は、社会に対して、
会社の設備と会社のスタッフなどが
生み出す付加価値(商品、サービス)を提供して(売る)、
その付加価値を受入れた(買った)社会(多くの場合、お客様)から、
その付加価値に見合った対価をいただく。(支払い)
そこから、
会社を構成する従業員と役員と株主が、
給与、役員報酬、配当などの形で報酬を得る。と共に、
会社全体の活動を賄う費用とし、
また、新たな事業展開の為の投資に充てる。
或いは、地震などの天災や事故など様々なリスクに備える。
キャッシュが出て行くべき用途はいくつもある。
しかし、
入ってくる先は、付加価値に見合った対価を払うお客様からしかない。
細かく言えば金融的な利益とかも収入源はあるが些細な額であることが多い。
一般的に会社の活動とは、
広い意味での金融業などを除いて
会社が生み出す付加価値にその全てがあると言っていい。
その付加価値を生み出すのが「現場」そのものだ。
会社の社会に提供する価値のすべてが現場にあると言い切っていいと思う。
「KeePer LABO運営本部」
今年中に直営店125店舗、FC店14店舗になります。
スタッフももう1,000人を越えているかもしれません。我が社本命の現場です。
それに加えて、
提供する付加価値を造り出す為の材料としてのケミカル、道具、技術を
協力関係にある他の会社に提供、販売、するのが「営業部」で、
営業に所属する者は全員LABO店舗出身であり、
現場で鍛えた技術をトレーニングセンターで、
年間のべ5.6万人(昨年実績)もの研修生に技術提供している。
これもお客様に直接接するLABO店舗と共に、立派に「現場」と言える。
そういう意味では、
KeePer LABOの店舗を一手に引き受けて建設する「店舗部」も現場だ。
これまで年間20店舗程度のLABO店舗を造り、改造を行ってきたが、
来年から、その二~三倍のペースで直営店+FC店を建てて行かねばならない。
特殊な能力を要する部署でもあり、
どんな体制を作って行くのか、ここはちょっと真剣にならねばいけない。
現場が生み出す付加価値の意味と良さ利便性などを知らせ、認知を広め、
提供する付加価値の量と数を高めていき、
もう一つ、逆に、社会(お客様)の求める付加価値の傾向や動向を探って、
作り出す付加価値の方向性を示すのが「マーケティング部」「広報」。
所属する10人のデザイナー達は、
キーパーのことも現場も良く知っていて多くが一級技術資格を持っている。
ここも、ちょっと広い意味で「現場」と言える。
私はこのポスターが大好きです。
そして、この会社の形ある商品として、
店舗でのKeePerコーティングなどのサービスを支える大切なケミカルを、
「製品(技術)開発部」が担う。
KeePer製品は、KeePer LABOというお客様と直接接している
現場があるからこそ得られるダイレクトなノウハウが豊かである事が特長だ。
製品の開発能力は高く、有能で、とにかく行動が速い。
もちろん全員が店舗出身で、今でもよく現場に入っている。
この部署も立派に現場そのものです。
前記の二部署に深く関わるのが「外販部」で、
車以外のマーケットの開発営業が主要な任務。
車以外のマーケットは多岐に渡り、
その情報が広くマーケティングに役に立ち、
新しいマーケットの開発はそのニーズに合った新しい製品の開発が必要で、
製品(技術)開発部とは切っても切れない関係にある。
今後が注目される花形の部署でもある。
さらに、製品を全国に発送する製品出荷倉庫も、
たくさんのパートさんたちの集まりであり、
その地道な働きのおかげで営業もLABOも成り立っている重要な部署です。
立派な現場です。
ここまでの部署で社員の95%を占め、ゆうに1,100人を越す。
これら現場こそKeePer技研株式会社の中枢であり、本体そのものです。
そしてそれらを取り巻く関連の仕事は、
会社が提供する付加価値を生み出す現場に付属して、
現場がスムーズに動く為の補完機関とも言える。経理、総務など
経理は、現場が生み出した付加価値にする対価(金銭)を整理し、計算し、
納税の為の仕分け、計算。
支払うべき先に正しく支払い、
内部、外部からの不正な支払い請求、
異常な不正支払いを発生させないよう警戒する。
更に数ある現場からのキャッシュの出納の一端を担い、
その流れの記帳をする事だけが仕事ではなく
その流れに異常を発見したら、しかるべき部署に素早く報告する職務がある。
総務は、社員の福利厚生、300台近くある車両管理、保険の管理
役員会の議事録、秘書さんは我々のスケジュール管理、などなど
LABO出身者で占められている。
募集は、土日はLABOに務めるマルチ勤務のメンバーが3名当たっている。
IRは、専門職とCFOが資料づくりと対策、IR取材は主に私が受ける。
と、忘れてはいけないKeePer PRO SHOP事務局。
ここはスーパー女子がいて、嵐のように仕事をこなしている。
三浦営業統括部長とKeePer PRO SHOP事務局のスーパー女子が打ち合わせしています。
これら周辺業務のスタッフも、けっこうLABO出身のメンバーが多く、
そうでない途中入社の専門職も、
自主的にKeePer技術一級資格を持っている者も多い。
今ではペーパー一級技術資格ではあるが、
12月末の繁忙期ピークになると、
全国のLABOからオファーがかかるので、みんな嬉々として現場に行く。
結局、この会社はまるで現場の会社で、
取締役たち経営者は「決して、支配者なんかではなく」、
「雲の上の天上人でもなく、エリートでもない。」
それぞれが、
「それぞれの職に役に立つ能力と
知識と経験、見識を持っているので、
その職に就いて一番仕事をして、一番仕事が出来る者達」
だから、
若い子たちと一緒に飲んだりすると、
まったく威張ったりしないので
皆の中に溶け込んでしまい、誰が経営者なのか、全く分からなくなる。
経営という役割を担う仕事が出来る者達です。
現場に密接した思考を持っている。
そういう意味では、
逆に、みんな
現場も見もせずず、聞きもせず、
知りもせずにする“机上の空論”を、、極端に嫌う。
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