谷 好通コラム

2024年11月28日(木曜日)

11.28. 無責任に書きますが、103万円の壁の問題。

自民党と公明党の与党連合が先の選挙で過半数を割って、
野党の中で大躍進した国民民主党が
103万円の壁問題を引き替えに弱い連合を迫っているが、
この103万円の壁は、是非、大幅に上げた方がいいと思っている。
私達の会社でも、特に出荷倉庫のパートさんたちは深刻で、
年末になると、倉庫は大忙しになるのに、
年収の壁の時間の余裕が無くなっているパートさんは
どうしてもこの年収の壁の問題で、休みがちになる。
この年収の壁を越えたくないから、大忙しでも、壁を越えない為に休むのです。
これには本当に困ります。
これはKeePer LABOでも同じことで、
年末の最後の最後は1年の中でも最大の稼ぎ時なのに、
年収の壁問題で年末に近づくほどその理由で店を休むアルバイトが増えます。

 

とは言っても、この会社では社員がほとんどで
アルバイトなどの時給社員は非常に少ないので、まだマシですが、
比較的アルバイト比率が高いガソリンスタンドなどの場合は、深刻な問題です。

 

この年収の壁を上げると、
国も地方自治体も大きな税収減になると騒ぐが、違うのではないだろうか。
パートさんもアルバイトさんも130万円の年収の壁を越えないように、
休むのだと言って、みんな年収の壁を越えていないのだから、
彼らは、扶養家族のあり続ける為に、元々、この壁を越えていないのだから
この壁が上がっても、
どのみち、この壁を越えない働き方をするので、
もともと働く時間を制限してでも扶養家族であったのだから、
税金は元々多くは収めていなかった。のだから、
その税金の壁が上がったにしても、
どのみちその壁を越すつもりはないので、
税金の壁を上げても下げなくても、
お客様(納税者)は、その壁を越すつもりはないのだから、全然影響は受けない。

 

課税開始のボーダーラインの引き上げは、直接的に税収減少につながるが
扶養家族かどうかのポーダ―ラインならば、
それを上げても、みんなそのように気を付けて働くようになるから、
もともと越えないように働いていたパートさん達は、
「もっと働けるようになって」扶養家族のままであり続けるのだけだと思う。

 

年末にアルバイトパートさんたちがもっと時間を入ってくれたなら、
ものすごくみんなが助かります。
私の思うに、税収もほとんど変わらないのではないでしょうか。
これがすぐにでも決まれば、
今年の年末、人手不足が解消できて助かる人がいっぱいいます。
私が上っ面で思った事を書いただけです。
税制改正とはそんな簡単なものではないのでしょうね。

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2024年11月28日(木曜日)

11.28. 今回はすんなり明日帰れそうです。一歩引いて見える事。

最初、体の異変は大したことなかったのですが、
念の為の相談と検査が、今回の入院に繋がってしまいました。
そんな経緯もあって、入院も一晩だけぐらいに考えていたのが、
主治医の先生から「甘く考えちゃいかん」とガツンと言われ観念していました。

 

しかし昨日、経過が順調だという事で、
明日金曜日の朝の採血で結果が良ければ
金曜日午前の退院という事になりました。
甘く考えていたのを叱られて、1週間くらいの入院は覚悟した後だけあって、
この金曜日退院の宣告は大変嬉しいものでした。

 

私はすでに72才になっていて、
働く時間は午前10時or11時から、
帰社は午後6時位、早い時には4時半に帰るので、かなり楽ちんです。
しかも出張は基本的に東京がほとんどで、ほぼ日帰りです。
宿泊は年に数回、ほぼ東京にコントロールしているので全く無理はありません。
それでも確実に体力は衰えていて、
70才を越してから、特にそれを実感します。
しかし、
頭を働かせるのは体力には関係ないので、いっぱい考え、いっぱい議論します。
このコラムも毎日書きます。全然苦ではありません。

 

今考えるのは、
いかにこのビジネス、会社、全体の事を、
敏感に感じ、考え、議論できる集団を作り上げるか。
またそれを実現できる実践的な集団を作り上げられるかどうか。

 

創業者がその独特の感性と、価値観、洞察力、実現力で創り上げてきたものは、
誰か一人、あるいはそれに準ずる少ない人数が継承することは無理なので、
そのすべてを、活発な集団で、みんなで感じ議論して、
みんなの合意の下で進めていくことが
唯一の方法だと考えました。

新しく強い組織を作って行くために、
色々な人を、適時、重要なポストに着けていきますが、
ここで重要で厄介な問題がつきまとってきます。

 

それぞれが、それまでより上のボストに着くと、

自分の責任が重くなったと同時に、
権限も拡がったから、
自由度も上がったと思ってしまうのでしょうか。
報・連・相の網から外れた行動をとり始めることがよくあるのです。
自分の勝手が独り歩きし始めてしまう。

 

責任範囲が広がり重くなったのだから、
むしろより報・連・相が大切になってくるのですが、
多くは、その逆になってしまいがちです。

 

また、ここまで上がってきた者は、それなりに実力もあって、
社内からも、特に社外からは持ち上げられて、本人が勘違いして、
自分にすごく自信を持ち、
ちょっとした成功を積み上げている間に
自分が、もう、正しいと思い込んでしまうと、
他人の意見を聞かなくなるので、もう成長もせず、
ただ自己主張ばかりをするようになるのと似ています。
或いは、勝手な行動をとり始めると、
企業として危険なので、最悪、外す必要が出てくる場合もあります。

 

また活発な報・連・相と議論は、
一歩間違うと、
不毛な主導権争い、権力闘争になってしまいます。
ここの場合のとりまとめ役は、多くの場合オーナーになりますが、
そのオーナーがいずれはいなくなるのですから、考えどころです。

 

 

来年早々の「東京オートサロン」のブース最終デザインが送られてきました。

 

TREXKeePerの新しいパンフレットの印刷校が送られてきました。

 

自電車キーパーの店舗用ポスターが送られてきました。

 

 

今日の朝は、見事な 晴れっ!でした。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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