2024年11月24日(日曜日)
11.24. 私は支配者になりたくないし、それがたまたま強味になった。
私は人に支配されたくないし、
人を支配したいとも思わない。
私は自分の価値観で考えて、自分の意志に基づいて行動したい。
こんなことは別に変ったことではないし、ほとんどの人がそう思っている筈だ。
中国やロシア、北朝鮮などのニュースを見ていると、
独裁者が人を抑圧し支配するのが当たり前になっていて、
聞いているだけでも強い嫌悪感を持つ。
独裁の権力者は、自分以外の人が、自分に屈して服従するのを当たり前と思い、
民衆が作り笑いをして自分を讃える姿を良しとし
そうすることが自分の存在を確かめる事にもなって悦に入る。
人が苦しんでいればいるほど、
自分とその一族が楽をして快楽を堪能していることを快感に思い、
人が惨めであればあるだけ、
自分達の贅沢を自慢に嬉しく思うようだ、
一言で言えば「最低」だ。
ひょっとして死後の世界があるならば、こういう人は、きっと地獄で、
自分が苦しめた人達の100倍も、1000倍も、
閻魔様に苦しめられる筈だ。
封建時代からの仏教はそう教える事で、民衆の苦しみを癒したのかもしれない。
そう考えると民衆の味方である仏教も、
ある意味、権力者の、民衆を治める為の道具になっていたのかもしれない。
色んなことを考えるが、
いずれにしても、人が人を抑圧したり、自由を奪う事は、
自分がそれをされるのは嫌なので、その反対もしない。
もっと言えば、
仕事をやらされるのは嫌なので、だから仕事をやらせる事もしない。
KeePerを施工したお客様は、必ずと言っていいほど喜んでくれるので、
そのお客様の喜びを楽しみに仕事が出来たら、
きっと仕事もすごく楽しいだろうなと思う。
やらされて仕方なくイヤイヤ体を動かす仕事でなく、
お客様が喜んでくれることを楽しみに仕事が出来たら、
本当に仕事が楽しいだろうと思うから、
お客様が必ず喜んでくれるように「施工技術」を妥協なく叩き込む。
べんちゃらも言わないし、愛想笑いもしないが、
お客様は、
自分の要望をしっかり聞いてくれて、
自分の車が、確かな技術でしっかりとキレイにされることを喜ぶ。
それを、KeePerというサービスを受けに来たお客様は歓迎してくれる。
だから、お客様のリピート率も高く、低着率も高い。
サービス業は、やらされて仕事をするものでなく、
お客様の喜びを楽しみにして仕事をすれば成功するものなのだろう。
美容院がそうであるように。病院もそうであるように。
私はこの会社を作った当初は、自分が偉くなったような気になって、
社員に対して横暴であり、服従を求めるような所があったが、
私のそのような言動によって
連れ合いに無理をさせ体を壊させた事がきっかけで
その非情さを教えられ、我が愚かさを思い知らされた。
あの時を境に「人を使う」ということをやめたような気がする。
表面的にはそんなに変わらないが根っこの部分が変った。
社員の一人一人が自分と同じように思えて、
自分の方が偉いとか優秀などとまったく思わなくなった。
ここの部分は、言葉で説明しても解かってもらえないところだが、
逆に言えば、私は昔から足が悪くてあまり走れずびっこを引いていたが、
それは単なる個性であって、自分が劣っている要素だとは思ってこなかった。
その裏返しのようなものなのかもしれない。
あるいは、
私はどんなに高い学歴を持った人でも、
全く優秀だとは思わず勉強が好きな人だったんだと思う。
あるいは、
どんなに立派な地位にいらっしゃる人でも、偉い人だとは思わない。
たとえ自分が興した会社が大きないい会社になっても、
自分を偉いなんてこれっぽっちも思わないし、
会社のオーナーらしく見られたいとも思わない。
カッコつける訳でもなく、本当にそう思う。
そんなことはどうでもいいことだ。
社員スタッフが「やらされ感」「使われいる感」を持っていない事は、
サービス業においては、実は重要なことで、
サービスを受ける側、
つまりお客様としては、
スタッフがやらされて、イヤイヤやっているサービスなんか受けたくない。
それが接客業であれ、
コーティング作業であれ同じだ。
特にコーティング作業の場合は、
イヤイヤやられたりしたら、作業がいい加減になって、
質のいいコーティングが出来るとは思えない。
サービス業においては、
サービススタッフが「やらされてイヤイヤやっている」ことが禁物で、
その為にはスタッフが「使われていない」「やらされていない」ことが肝心で、
当然、その為には
社長や上司がスタッフを「使う」「やらせる」ことをしないことが必要になる。
技術をしっかり教えて、何台も何台も現場で真剣にこなして、
先輩と一緒にキチンとした仕事をして、
お客様に喜んでもらうことを体験して、
その楽しさと難しさを憶えて、
自分も、自分の仕事でお客様に喜んでもらう事を身に着けて、実践する。
技術も高まり、
今度は後輩に技術を教えて、しっかりやらせて!
後輩と一緒にキチンとした仕事をして、
お客様に喜んでもらうことを共に体験していく。
サービス業の定番です。
会社のオーナーや、社長や上司が、
スタッフを「使う」「やらせる」ということをしないことが始まりで、
たまたま私の場合は
支配者になりたくないし、それがたまたま強味になったということです。
私の尊敬するカレーハウスCoCo一番屋の創始者である宗次氏に食事を誘われて、
ご一緒させていただいた。
この方は私のお手本でもあります。
一昨日、西日本の12月キックオフミーティングのついでに「女子会」で、
飲んだそうです。平和を感じます。
Posted パーマリンク