谷 好通コラム

2002年05月20日(月曜日)

424話 1時間の支笏湖

実は、もう一つ話があるのだ
しかも、取って置きの写真付きである

 

昨日の休日の出張の午後
たっぷりと北海道の自然を満喫した

 

明けて月曜日
もちろん今日は
朝からしっかり仕事をした

 

朝、アベテックさんの本社に行って
ベストセラー「快洗Jr」の今後についての打ち合わせを長時間行なったのだ
途中から、朝一番で名古屋から出てきた当社開発部のM君が合流
今まで発生した問題点は彼が中心となって解決してきた
改善も、彼の発案によるものが多い
「快洗Jr」は、彼によって育てられて来たといっても過言ではない

 

その「快洗Jr」も、2年弱で600台以上を出荷し
ベストセラーとなっている

 

今回は
今後のことについていろいろ話し合った
「快洗Boss」は、すばらしい力を持っており
今後は、洗車シーンに新しい時代を築くものと信じているが
「快洗Jr」のことも、決して忘れたわけではない
どんどん改善していって
もっともっと良いものに仕上げていく努力を続けている

 

午後3時過ぎまで
ビッチリと討議をした

 

そのあと
M君と別れた
彼は彼の行くところがあって
私は私で、もう1件だけ挨拶に行くところがある

 

私は、4時過ぎには全部用件が済んだ
帰りの飛行機の予約は、最終便午後7時20分だ
空港まで1時間
レンタカーを返したり、空港での余裕を考えても
2時間あれば、十分過ぎるほどである
これは
1時間ちょっと、時間に余分がある
その前の飛行機に乗ってもいいのだが、時間的にかなりきつい

 

「チョッと回り道でもするか」

 

昨日の感動がまだ余韻を持って残っている
北海道は大自然がいっぱいあって、感動の景色には事欠かない

 

で結局、支笏湖に行くことにした
支笏湖は、空港のある千歳から30数kmにあって
そこに行く道は、信号などほとんどなく
片道30分あれば十分だ

 

往復で1時間
向うで景色を楽しむ時間を入れても、それで十分である

 

お天気は、相変わらずの小雨模様
湖に霧でもかかっていたら、素晴らしいかもしれない

 

また
支笏湖までの道が、私は大好きである
ほとんど真っ直ぐの道の両側は、白樺など見事な森が続いている

 

※まずは、その大好きな支笏湖への道

 

 

ムチャして回り道しただけのことはあった
今日の支笏湖は、また格別であった

 

 

空港の待合室での1時間も
こんな1時間も
同じ1時間

 

今日も、昨日に続いて“得をした”
ものすごく得をした
何でもやってみなきゃ、なんて思ったりするのです

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2002年05月20日(月曜日)

423話 休日の出張-2

神威半島で強烈なインパクトを受けた後
もうチョッと先に行って見ることにした
まだ3時過ぎ
まだまだ日暮れまでには時間がある

 

そのまま先に進むと
積丹半島の西側に大きく回り込むことになる
そこは
見たこともない海岸線が続いていた
海岸から数十メートル先
不思議な立ち岩と呼ばれる、岩の塔が立っている
いくつもいくつも

 

車を止めてじっくりと見ると
その塔は、ただの岩の固まりではなく
大変細かい6角形の筒
その細長い筒がビッシリ集まったもので出来ている
細かい“柱状節理”の集まりのようだ
ちょうど
うどんの束をギュッと固めて
切り取ったような感じ(こんなたとえで解ってもらえるだろうか?)
こんなものが、どのようにして出来たのか
私には想像も出来ないが
火山活動の結果であることだけは明白だ

 

表面は海鳥のフンで白くなっている

 

 

また、海岸線の山側は
信じられないほどの崖が迫ってきている
その表面も
やはり、“立ち岩”と同じように
細かい柱状節理のようになっている
それが、いろいろな方向に歪んで
今にも頭の上に降ってくるように感じ
下から仰ぎ見ていると
恐ろしくなってくる

 

 

また、あるところでは
長い年月を経て
森が出来
小雨模様の天気の中
絶妙なガスが掛かって美しかった

 

 

午後4時を過ぎて
もう帰ろうと思った
かれこれ百数十km走った
さすがにくたびれてきた

 

NAVIを札幌に合わせたら
到着予想時間が夜8時40分と出た
しかし、NAVIの到着時間予想は一般道を時速30kmと自動的に設定されている
今日来た道は
全くと言っていいほど信号もなく
対向車ともほとんどすれ違わない道であった
たぶん7時過ぎには帰れるだろうと思っていたら

 

なんと6時過ぎに着いてしまった
べつに特に飛ばしたわけではない
信じて貰えないかもしれないが、ホンとにすっ飛ばしたわけではない
前の車に着いて行った場面が大半であった
こんな気持ちのいい運転をすると
名古屋に帰って、渋滞の中を走るのがほんとに嫌になってしまうだろう

 

あっという間の、ドライブであった
景色は絶品であった
でも、なんか
帰ってきてしばらくは
このことは誰にも言わないで置こうかとも思ってしまったのだ
こんなすばらしい感動
でも、自分だけのものにしておいても、それが出来ると思ったとき
誰にも言わないで置いてもいいかな、と思ったのだ

 

でも、デジカメに撮った写真を見ていたら
やっぱり、みんなに見て欲しくなってしまい
それで、帰りの飛行機の中でこれを書き始めた
休日の出張
こんないいことがあると、ものすごく得をした気がするのです

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2002年05月20日(月曜日)

422話 休日の出張-1

昨日は日曜日であったが、札幌へ出張に出かけた
北海道のアベテックさんの展示会があって
金・土・日のいずれかに見学に行く予定になっていたのだが
スケジュールの関係で、どうしても日曜日にしか日程が明かず
朝7時40分の飛行機でやってきたのだ

 

アベテックさんは、コイン洗車場などに置いてあるスプレー洗車機のメーカーとして
日本では草わけ的存在の会社で
洗車場でのシェアはトップレベルである
今回の展示会では「AIウォッシュ」と銘打ち
携帯電話のIモードを利用して
セルフ洗車機の操作とか料金の決済を、車の中からIモードでやってしまうもの
その他に、オーナーが洗車場の状況をIモード上で確認、管理が出来る
私はPCが精一杯で、Iモードはほとんど使えない
しかし説明を聞いてみると、なかなか凄いもので
世の中進んだものだ、感心してしまった
私もそろそろIモードぐらい覚えなくてはいかんな
それにしても、この会社のITスキル、大したものだ

 

※あいにくの小雨模様、加えて見学者はほとんど金曜日に来たという
日曜日の来場者は少なかったという

 

 

会場には10時過ぎに到着し、午前中に見学したり
説明をお聞きしたり、いろいろな方と挨拶をさせてもらった
なかなか充実の時間であった
そして、その日は展示会の最終日、1時までで終わりだ
終わってから皆さんと食事でもと思っていたが、邪魔になるだけのようで
とっとと退散することにした
その後は、私も明日の朝まで何も仕事の予定がない
午後からは自由時間!

 

千歳空港で借りたレンタカーに乗って
あちらこちら、大好きな場所の景色を見に行くことにした

 

札幌から高速「札樽道」に乗って
まず小樽
そこから一般道、余市経由で積丹半島へ
ここまで約80Km
ガラガラの道なので1時間チョッとで着いてしまう
海岸沿いの道路脇には漁村が散在し
まるで歴史館を見ているようだ

 

 

そこから約20Km「神威半島」がある
(カムイ半島と読む)
ここの景色はすごい!
迫力満点、ホレボレするようなすばらしいところである
半島の先っぽまで尾根伝いに狭い道があり(細い橋まで掛かっている)
歩いて20分ほどかかると書いてあった
尾根の両側は、高さ100m、いや200m以上はあろうかという断崖絶壁
その下には、ガラスのように透き通った水の海が
すぐに深くなって暗い群青色になって続いている

 

私はとても怖くて、ずいぶん手前で眺めているのが精一杯であった
嵐の日にはどんな様相になるのか
想像して見ただけで、頭のてっぺんから電気が流れるような感動をおぼえた
うまく悪天候の日に、昨日のようなチャンスがあったら
また、ぜひ行ってみたい

 

 

ここまでで2時間数十分程度
まだ3時過ぎだ
もっと先に行って見よう

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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