谷 好通コラム

2024年01月07日(日曜日)

01.07.あくまでも主観的なKeePer LABOの12月実績報告・熟考版

この報告は、あくまでも谷 好通個人の主観的な報告であって、

先に開示された月次報告を修正するものではなく、

乖離があれば、それはこの報告の誤りであり、

開示された月次報告の数字および内容がすべて正しいものです。

 

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いつもならば、この谷好通個人の主観的報告は、

月明けの月次開示が終わったら、

その日の夜すぐ、このコーナーでアップしていました。

しかし今回は、

この12月の結果にどうしても理解できない(納得いかない)部分があって、

色々数字を分解したり、途中経過の数字を出してみたりして、

私なりに一生懸命考えて、私なりに理解出来て来たので、

遅ればせながら、今日ここに書かせてもらいます。

 

 

2023年の12月は、

明らかに去年の12月からは進化した内容の12月でした。

 

まず事前に

2023年11月末までかけて、

既存店のコーティングブースを倍増する改造工事を、

既存店のかなりの店舗数に対して行いました。

これによって、

洗車屋からコーテイング主体の店舗への質的転換を図り

ハード面での実質的な大幅キャパシティアップを実現してきました。

 

と同時に、

KeePer LABO主役のスタッフの数も、

KeePer LABO専従スタッフだけで

2022年11月末で、673人を

2023年11月末には884人(約31%増)にし、

東西合わせて211人増(新店要員を含)、31%の純増をして12月を迎えた。

しかもこの増員が、

計画よりも前倒し気味に進んでしまったので、

新人のKeePer技術習熟の進捗も予定よりかなり進んでいる。

もちろん全員に対して、

品質に対する重要性の確認と、技術力向上の活動も進んでいる。

 

2023年の8月9月に起きたピッグモーター絡みの風評被害問題も、

10月に行った対策「オータムフェア」が功を奏して、

問題が大きかった関東にわずかに後遺症が残るものの、

それ以上に被害の全くなかった中部においては、「オータムフェア」によって、

「過去客の掘り起こし効果」があっり、思わぬ大きなプラス効果があって、

11月末時点で、全体としては若干プラス傾向が残っている結果となっている。

 

9月から実行の洗車商品の値上げも、すっかり落ち着いて定着している。

 

店舗数は2022年11月末で96店舗を2023年11末には109店舗で、

13店舗増加です。しかし新店の1年目の売り上げは70~75%程度。

13×(70~75)≒売り上げは、全体売り上げに10%程度の貢献。

 

ここから導き出された2023年12月の社内の到達目標は、

強気の、既存店売上、前年比120%(20%増)、

109店舗、全店売上、前年比130%(30%増)、

 

さらに、12月はその年の総決算と同時に、

むしろ翌年のお客様を造るスタートの月と全員で確認し、

この目標が、その場の数字を作るだけで達成する目標値ではなく、

お客様の満足を作り上げる結果として残り、翌年に繋がる数字の目標値とする。

 

8月と9月に起きたビッグモーター風評被害があって

それまでは、特に関東においては、

こなしてもこなしても湧いてくるようにたくさん来ていたお客様が、

短期間とは言え、ピタッと来なくなった重くるしい経験が、

お客様に対して「ありがたい」という気持ちを思い出させてくれた。

 

 

そして、いよいよ12月に入って、

天候にも恵まれて、順調に実績を積み上げてきた。

109店舗、FCの皆さんも全く同じように、見事に実績を積み上げてきました。

 

最後の一週間を残した12月24日の時点、

クライマックスの大晦日まで1週間を残した24日/31日=時間的に77.4%。

 

まず1年前、20221224までの実績。

そして今年、202312月24日までの実績。

 

この時点において、

2023年12月が前年同月同日に対して

直営店合計で129%、既存店で120%。ほぼ目標そのもので、順調です。

12月が始まってからすぐ各店舗から送られてくる日報の数字は、

明らかに平月のそれとは別次元の数字が続き、

どの店舗も非常に忙しそうだが、

スタッフの人数が増えているので人時生産性は許容範囲内にとどまっている。

それが、24日まで維持されたので確信に近づいている。

来店台数が伸びている比率が大きく、

コーティング類の伸びもあるが、平均単価は洗車の値上げ分の伸びにとどまる。

 

しかし、25日が過ぎて世間が休みモードになり、

いよいよ皆さんが年末の準備をし始めた頃から、

洗車単体のオーダーが増え始め、

最後の何日間は

せっかく増やしたコーティングブースの

イースターカーテンやオーバースライダーを開け放って、

洗車の作業場に使い始めて、洗車の台数をこなし始めた。

 

最後の一週間、7日間分の販売実績を抜き出してみると、

(参考)2022年12月25日~31日

2023年12月25日~31日

なんと、この最後の一週間だけで見ると、

2023年既存店のコーティング類数が、

それと同店舗数の前年の2022年直営店全店計のコーティング数に対して、

すべてマイナスになっている。

その上で、

売上金額が99%でほんの少し下がっているが、ほぼ同じ、

だから、来店台数も前年とはほとんど変わっていない。

平均単価も、前年に比べれば洗車の単価が上がっているはずなのにほとんど上がっていない。

(しかし、2023年24日までの平均単価19,283円に比べると、

なんと、2023年最後の一週間は14,989円、一挙に4,294円も激低下している。)

 

ここから推察できるのは、

12月24日まではほぼ目標通りの全店129%、既存店120%で来たが、

大晦日までの1週間、、、

今年は晴れだったのに、雪が降った前年と同じお客様数だったのは、

年末のクライマックスになったら

店舗の限界までのお客様の数が来ていたということで

それはお天気に関係なく前年と同じであったということ。

しかも、晴れだったので、洗車のお客様がたくさん押し寄せていて、

コーティング数を減らすほど来ていた。

だから、洗車の値上げがあった筈なのに、

洗車とコーティングの比率が洗車に偏って、平均単価はほぼ上がっていない。

だから、結果的に前年と同じほぼ売上金額になって、

それまでの上昇分を押し下げてしまい、

2023年の12月、全体の実績を

と、24日までの好調ぶりを、打ち消してしまった。

2022年12月31日まで1か月間

2023年12月31日まで1か月間

 

昨年の年末は雪が降ったので、

年末ぎりぎりで失速したと思っていたが、

年末は、天候には関係な、店舗のキャパ限界以上の洗車来店台数があるので、

結果的に、晴れでも雪でも、

同じ金額の売り上げになってしまうのかもしれない。

 

しかし、

12月前に、

「12月はその年の総決算と同時に、むしろ翌年のお客様を造るスタートの月」

と全員で確認した通り、年末に押し寄せたお客様を、

単価が「高い」「安い」を区別することなく、

ブースを開けてまでして、

たくさんのお客様を受け入れようとした姿勢に間違いはなかったと考える。

 

2023年の12月は、2024年のお客様を思う存分に、造り、

しかも、既存店前年比113%、全店前年比122%を

一人残らずみんなで打ち立てた素晴らしい12月であったと結論します。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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