2024年01月27日(土曜日)
01.27. 今日、不思議な体験をしました。人間の体は不思議です。
週に二回トレーニングに来てもらっているトレーナーさんに、
「すごい人がいるので。是非、一度見てもらってください。」と誘われて、
三重県のトレーニングジムというか整体院というか
小さな店舗のような所に行ったのです。
そうしたら、その「すごい人」というのが
どう見ても先生というより、若いお兄ちゃんでピアスまでしている。
一瞬、こいつ大丈夫か?と思いつつ、一応、身を任せたのですが、
この若いお兄ちゃん先生は、調子の良さそうな口調でしゃべりつつ、
ゴリゴリと押し、握ったり、つまんだりしてくる。
「今、動脈を触っているんですが、少し開いて血の通りを良くしときますね。」
「ここ曲がるようにしましたけど、動かして見て下さい。」なんて
びっくりするようなことを言いつつ、約1時間。
私はその間ドキドキでしたが、
言われたように、今まで動かなかった足の関節が何気なく動いたり、
特に、終わって帰ってくる間にびっくりしたのは、
いつも冷たかった左足が先っぽまで暖かいのです。久しぶりの感覚です。
人間の体って不思議だと思いました。
病院では、最新医療機器で検査・検査で調べ、
数値で客観的に判断し、
医学的に治療しますが、こんな経験は滅多にありません。
ピアスを付けたお兄ちゃん先生が、「あっここすごく硬いなぁ」と揉みほぐし、
動脈を触って血の通りを良くしたり、
関節をゴリゴリとひねったら、可動域がすごく広がってしまったり、
動かなかったところが、昨日まで動いていたかのように普通に動いたり、
西洋医学では、ほとんど考えられません。
西洋医学には「整体」という概念は無く、東洋医学の世界のものだと言います。
こういう事って、デジタルとアナログの違いの様な感じですね。
今はデジタルの論理が全盛で、万能ですが、
アナログの論理が否定された訳ではなりません。
宇宙が徐々に、しかも、劇的に解明されてきても、
神や仏の尊厳いささかも揺るがないのと同じように、
アナログの価値は、デジタルによって損なわれるものではありません。
客商売が、サービス業が、経済学でうまく行かないのと同じです。
アナログの極み、今晩飲んだ安い居酒屋の「フリかまの塩焼き」800円なり。
これは完全にアナログに美味かったのです。
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