2023年10月24日(火曜日)
10.24.東京へ向かう新幹線の中。
東京へ向かう新幹線の中。
今の季節は寒暖差が大きく、
自分の体調が良いのか悪いのかよく分からなくなってしまいます。
昨日の食事会では、ワインをなり飲んだのにあまり酔った気がせずに、
逆にあんなに好きなビールが飲みづらかったのは、不思議であった。
だからなのか、朝起きた時、
寒いのか暑いのかどちらかよく分からず、
思い切って熱いシャワーを浴びたらスッキリした。
こんな季節は、思い切って動いた方がいいのかもしれない。
新幹線に乗るまでは、あまり気乗りがしなかったのに、
乗ってしまったら、もうしっかり出張モードになっているのは正常だ。
今は、あまり出張をしないようにしているので、
たまに東京行があると、大切な仕事がビッシリになって、
ちょっと体調が良くないので、なんていういい加減な理由ではサボれない。
しっかり気合を入れて仕事をしましょう。
静岡当たりでは寝てしまったので、
小田原からの富士山。ちょっとショボイ。
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2023年10月22日(日曜日)
10.22.自分が売りたいものを振り切って、相手が買いたいものを
商売とは、シンプルに言えば
(売り上げ)-(仕入れ)-(販売経費)=(営業利益)
つまり、
商売をする側=売る側として
経済的な目的である営業利益を出来るだけ多くしようとすれば、
出来るだけ安く仕入れたものを、
出来るだけ安い経費で、
出来るだけ高く、
出来るだけたくさん売れば、目的である営業利益は大きくなる。
これが、
商売される側=買う側としては、
その商品(サービス)が自分に与えるであろう「価値(実利or喜び)」に比べて、
その商品(サービス含む)の価格(費用)が、
低いか妥当であれば買うし、また買い続ける。
逆に
高過ぎれば、買わないし、
或いは、安いと思って買ったのに意外と価値が低ければ。もう買わない。
売る側と買う側では、その構造がまるで違う。
売る側は、
安く買ったものを、少ない経費で、高く、たくさん売ることを考える。
しかし、
買う側は、
自分にとって価値のあるものを出来るだけ安く買いたい。であり
もちろんその商品の「価値」とは、買う側にとっての「価値」であり、
売る側が買った値段(仕入れ)とはなんら関係ない。
しかも決定的なことは、
その商品(サービスも)が売れるかどうかは、100%、買う側に決定権がある。
つまり売る側の事情とか売る側の欲求とは全く関係なく、
買う側にとっての「価値」がその商品に有って
その価値を買う側が「欲しい」と思うことで商品は売れ、売れ続けるので、
売る側が儲かるための売りたい商品とは、なかなか一致しない。
そこで売る側は工夫して、
その商品が持っている買う側に取っての価値を誇大に思わせたり、
何度も何度も見せる事によって欲しいと錯覚させたり
説得したり、追い込んだり、色々な手法で、
特に今は情報操作で
買う側に「欲しい」と思い込ませて、買わせようとする。
しかし、これは買う側が一度買ったら自分の錯覚に気が着くので、
決して購買は続かない。
ならばどうするのか、
商品が売れるかどうかは、
100%買う側が決めるという事実は、いわば定理なので、
買う側の、買うかどうかの決定要素である「買う側にとっての価値」が、
買う側にとって間違いないものであって、
買う側がその価値から得られるメリットが、
その商品価格より圧倒的に大きいければ、買う側は買い、買い続ける。
買い、買い続けてくれれば、おのずと買う人も増え、
購買が積み重なり、その商品(サービス)を供給する仲間も増え、
ビジネスは拡大し、成長する。
売る側は、この売る商品(サービス)が、
買う側にとって価格に対して
買い続けるに値する「価値」を持っていて、
その価値が、時代の変化にも合っていて、陳腐化せず、
その価値が、状況に進化によって更新され、いつも新鮮であり続けるには、
それを実現する為の新鮮な感性と価値観を、
その事業を構成する主たる者が、或いは集まりとして持ち続けられるか。
しかし、主たる者とは人間なので必ず死ぬので、
実現する為の新鮮な感性と価値観は、必ず、集まりとして持ち続けるしかない。
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2023年10月21日(土曜日)
10.21.「素人には分かんないだろうな。」のバカバカしさ。
昔々、ガソリンスタンドからコーティングの世界に足を踏み入れた頃、
コーティングは世の中に出たばかりの頃で、
コーティングと言っても、実際はポリッシャーによる塗装の研磨であって、
コーティングそのものは研磨に付随する作業であり、ほとんど何でも良かった。
そして、その技術屋は自らを「磨きの職人」として、
「コーティングは下地作りの出来次第=磨きの腕次第であり、すべてだ。」と、
自らの磨きの腕を競い、自慢した。
経年車の薄い傷がいっぱい着いた塗装でも、
上手い磨きの職人技の鏡面仕上げにかかったら新車同様、
いや、新車以上の艶がよみがえり、
お客様は喜んで磨きの職人の腕を褒め、
私もそうだったように
職人はますます自分の腕に自信を持ち、磨きに生きがいすら持った。
その磨きの作業は、非常に大きな労力を要する作業だったのです。
しかし稀には、職人技の「鏡面仕上げ」の素晴らしさに気が着かずに
大喜びをしないお客様もいました。
そんな時、大変な目をして磨き上げた職人さんは報われず、
「まぁ、素人には分かんないだろうな~」と、嘆いたものです。
私もこんなことがありました。
約30年前、磨きの技を習ったのち、新しい店舗を開いた時、
高価な鏡面仕上げ付きのコーティング「ハードシールド」を、
チラシを打ったり、雑誌に広告を出して一生懸命売っていたのですが、
何しろ値段が高いので、なかなか売れませんでした。
そんな時、近所の町工場の社長の娘さんが、
中古の「ソアラ!」を親御さんから買ってもらって、
お金持ちなので、「ハードシールド」を注文してくれたのです。
ご近所のお金持ちの娘さんの高級車ソアラを磨けるのですから、
私は張り切って、一晩中かけ、こだわりにこだわって極上の鏡面磨きを施し、
翌朝、車を取りに来た娘さんに「どうですか、キレイになったでしょ。」と、
自信満々でビカビカに生まれ変わったソアラをお渡ししました。
そして、
「どうぞ、鏡の様にまっ平になった塗装の肌を見てやってください。」と、
ボンネットの途層をよく見ていただくように手まねきして案内した。
しかし、その娘さんは、
「ほ~んと、すっごくキレイになって嬉しいわ。」と言って、
車全体を見渡すように、車から後ずさりして離れて見るのです。
私は、その様子を見て、
「そんなに離れたら、塗装がツルンツルンになったのが解りませんよ」
と、近づいて見ることを促したのですが、
娘さんは、
「嬉しそうに、車全体を見渡してキレイになった」と喜んでいます。
と、磨き上げた塗装の肌を近くから見ようとしません。
私はふと言いました。「まっ、素人には分からないだろうな。」
そうつぶやいて、
ふと、気が着いたのです。
俺は何を言っているんだ。
お客様は誰だって素人であるに決まっているのに、
素人には分からないだろうと、バカにしたようなことを言っている。
俺は趣味で仕事をしている訳じゃないのに、
自分の技術にうぬぼれて、お客様をバカにしたようなことを言っている。
バカなのは、俺の方だ。
そんなことがあって、アホな自惚れの勘違いから脱することが出来て、
新車ではない使用中の荒れた肌の車でも、
研磨をせずに、簡単にどこまでキレイに出来るかを考え、工夫して、
今の「KeePer」の技術を、複数の特許を取りながら作り上げて行ったのです。
研磨無しでお客様が驚くようなキレイさを作り出すKeePer 独自の技術は、
つまり、世の中の素人の人達に広く受け入れられているKeePerは、
最初、自分が吐いた「素人には分かんないだろうな」の言葉の
そのバカバカしさに、
ハタと気が着いたところから始まったものです。
新しいKeePerビジュアルを
今、作ろうとしています。
その数ある写真の中の一枚。
写真のプロから見ると、どうか分かりませんが、
プロの為の写真ではありませんから、そんなことは気になりません。
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2023年10月20日(金曜日)
10.20.来年四月入社の大学生内定式59名
今日は来年四月入社予定の大学生59名による内定式がありました。
高校卒予定者は、これから揃います。
今年も昨年と同じくらいの数の人達が来てくれました。
この式があると、また来期の事を現実的に考えさせられます。
この会社の主役である仲間達との最初の出会いです。
ある意味、一番緊張する一瞬です。
この式があると、いつも、急に寒くなります。
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2023年10月18日(水曜日)
10.18.全日本チャンピオンは岐阜県の大山奈津美さん。
技術コンテストの日本チャンピオン決定戦決勝が午前中に行われました。
ファイナリストは11名。
バラバラのカラーのプリウスを丸1台、一人でEXキーパーをかける。
準決勝ではプリウスの半分をECOダイヤだったので、
爆艶を使った下処理を除いて、コーティング作業だけで20~25分の作業だが、
EXキーパーを丸1台、一人でEXキーパーのコーティング作業ならば、
最低1時間以上はかかる。
しかも作業は、はるかに難しいEXキーパー。
決勝戦は技術に加えて、相当にキツイ体力勝負、気力勝負でもある。
全国チャンピオンの決定戦なのだから、過酷な戦いは当然だ。
だから、
準決勝までの成績は、そのまま参考にはならないと考えていたのですが、
3,665人で戦われた「予選」、(女性比率約10%)
1,200人以上で戦われた「県チャンピオン戦」(女性比率約15%)
49名で戦われた「準決勝」(女性比率約25%)
そして、今日の決勝。(11名中女性5名、約45%)
その全ての戦いを通じて最高得点を出し続けた大山奈津美選手が、
最後の過酷な1時間余に渡る決勝戦でも最高得点を出して優勝しました。
パーフェクトな優勝と言えます。(最終的に女性チャンピオン)
KeePer技術コンテストは、
ほとんど女性主流の大会になってきました。
残念ながら、私の座った席からはその大山選手の作業姿が見えず、
表彰式も、ずっと感動してしまって大山選手の写真が一枚もありません。
決勝戦に、先日の中国杭州で開かれたアジア選手権で、
女子レスリング50kg級で金メダルを獲得した吉元選手が挨拶に来てくれました。
右目が青く晴れてしまっていますが、
これは最近の練習でぶつけてしまってできたものだそうです。
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