谷 好通コラム

2023年07月23日(日曜日)

07.23.KeePer LABOの既存店実績が三年間で約2倍になった訳。

KeePer LABOは少なくとも直営店において、

3年間で全店の売上実績で約2.5倍になっています。(開示済み資料による。)

その間に店舗数も増えていますが、

その店舗増加分とは別に、

この3年間で、

既存店での売り上げ実績も約2倍になっています。

それは毎月の月初に開示されている資料を計算してみれば明らかです。

さらに、この3年間で

来店台数が1.5倍余になって、平均単価も約1.35倍になっています。

 

開示済みの資料より

それで既存店売上実績も約2倍になっているのですが、

実際は、そんな単純な算数のように実現することではありません。

 

これは一つ一つの店舗で行われたことであり、

一人一人の人間であるスタッフ達が、

一人一人のお客様に対して造り上げたことです。

 

第一に、この三年間で、

一軒一軒の既存店は改装されたり、拡大されて

洗車とコーティング作業のキャパシティは大きくなって変わりました。

KeePer LABOは、

その前身である「快洗隊」の時から、

他に類似した店舗がある訳ではないので、

手探りで店舗をデザインして、

実際にその店舗を運営して見て、

実際の運営の現場から色々とたくさんの事を学んで、

現場に直接関わった人間たちが、実際の体験の中から改良し続けて、

徐々に今の形になって来ています。

だから初期に造った店舗だけでなく、数年前レベルで造った店舗でも、

最新の店舗に比べると、

コーティングの洗車の専門店としての効率と、

そこに働く者にとっての仕事環境は、

最新の店舗に比べると劣るので、精力的に改良していきます。

 

先月の6月までに大体やり終わった筈だったのですが、

まだ数軒残っていたので、今月中に必ず終えようとしているのが、

「コーティングブースの断熱化」

ブースの添付に断熱材を敷き詰めて天井を貼る。

今日たまたま、

埼玉県のLABO蕨(わらび)店からメールが来ていました。

 

※そのメールを転記

—————————————————————————-

蕨店のコーティングブースの断熱工事が完了致しました。

今回断熱工事を行って頂いた事により、ブース内の温度が下がり、

スタッフがより快適に施工に集中できる環境となりました。

真夏もより一層、施工に励む事が出来ます。

また、天井・照明の高さが下がりブース内が更に白く、明るくなりました。

今回は断熱工事をして頂きありがとうございました。

工事完了後の写真を添付いたしますので、ご確認をお願い致します。

 

蕨店 島田涼平

改装

 

先期中に全部終わる予定だったのが

正確にはあと2店舗残っているそうですが、

この工事が全店で終われば、

夏季のコーティング作業が快適になります。

 

 

KeePerコーティングは、

その嘘や誇張のない本当の性能の高さで、

お客様の支持を頂き、どんどん広がってきました。

SNSでその評判が広がり始めてからは、加速的に広がっています。

 

しかし、それは技術の高さと共に、施工の確かさがなければなりません。

作業環境が暑すぎるような辛いものでは、施工の確かさは担保できません。

また。施工スタッフの技術の向上も熟練に伴います。

その為、スタッフが長く働きたくなるような環境づくりは必須です。

 

それに加えて、KeePerコーティングのますますの増加に対して、

その受け入れであるコーティングブースの増設は必須であり特に急ぎます。

すべてのKeePer LABO店舗で、

コーティングブースの倍増する工事を続けてきました。

その為のスペースは、

今までの「洗車場」と「洗車仕上げ場」が別々にあった構造を、

車の移動をしなくても済む「車を洗って、その場で仕上げるスペース」にして、

その結果出来てくる余分なスペースを活かして、

コーティングブースの増設スペースを確保しましています。

この洗車場の改造とコーティングブースの増設で、

店舗としての効率アップと、キャパシティアップ、

そして洗車時の車の移動による事故のリスクを回避できるメリットがあって、

まさに一石三鳥の効果になっています。

 

この工事は、かなり大掛かりになるので、

1~2週間店舗を休業して行うこともあります。

 

先日、広島県の「KeePer LABO福山店」がその工事を終えて、

工事完成後の写真を送ってきていました。

改装前

改装後

 

こんな需要の増加(来店客数の増加)と同時に、

ハードの効率化と、キャパシティアップ、作業環境の改善が、

ここ3年間での既存店販売実績の2倍増の実現につながっています。

 

となると、スタッフの負担はどうなっているのかといえば、

3年前の2020年6月の人時生産性が、6.480円/人時であったものが、

販売実績2倍の2023年6月の人時生産性は6.797円/人時でした。

ほとんど変わっていません。

さらに平均単価が約1.3倍になっていて効率化も図られているので、

この人時生産はほぼ同等、むしろ低下しているぐらいの数字です。

 

販売実績が2倍増しているのに、

人時生産性はほぼ同じだということは、

簡単なことで、人間の数、技術者数も2倍増しているということです。

 

 

既存店実績の2倍増の秘密は、秘密でも何でもないのです。

  1. お客様のKeePerコーティング支持による需要の2倍増に対して、

2.店舗改造・拡大でコーティングブースの倍増等で施工キャパシティの2倍増。

3.と同時に、先手、先手の採用活動、所得の充実、環境良化で技術者数の2倍増。

 

この3つの2倍増で、既存店販売実績の2倍増が実現したのです。

 

ここからどうするのか。

一つの手段が「フレッシュキーパー」によるマーケット拡大であるとか、

より一層の高付加価値化によって平均単価の向上とか、

店舗の一層の効率化、車にとどまらないお客様とのつながり方。

等々今もいっぱい考えていて、

もう一度、3年間で2倍増の発想もあり得ると考えています。

 

と言えば、簡単なのですが、

これからの改善の為の工事がこんなにいっぱいあるのです。

これからのハイペースな新店とは別に、改装の予定がこんなにあるのです。

ホントに大変なのです。

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2023年07月22日(土曜日)

07.22.快洗隊⇒KeePer LABOの女性店長一号「美咲ちゃん」の卒業

もう何年前になるのでしょう。

KeePer LABOがまだ「快洗隊」であった時、

二号店の快洗隊知立店にアルバイトで入ってきた美咲ちゃんは、

何年後かに男の子を出産して、

その時、この会社で最初の「産休」をとった産休第1号だったのです。

アルバイトでの産休後、社員になって、

ずっと社員で働き続けて、いつの日か「店長」になり。

つまり、KeePer LABOの女性店長の第一号となり、

その後、

何軒かのKeePer LABOの店長で、

長い時間を経て、

このたび、

「卒業します。」との申し出があって、退社することになりました。

子供は高校生になって、大学に行くのだそうです。

それが彼女の一区切りになったのか、

あるいは、この会社が上場する時のストックオプションの株があるはずなので、

生活の見通しが立ったのか、

卒業しても大丈夫と判断したのでしょう。

彼女が自分で言った「卒業します。」という言葉に、

安堵の気持ちはあっても、心配は感じなかったのですが、

「何か困ったことが出来たら、必ず言って来なさい。必ずだよ。」と、

思わず念を押さざるを得ないような、やっぱり不安は残ります。

 

いずれにしても、

美咲ちゃんは、これまですごく頑張ってきたけど、

やっと、卒業出来ることになったのです。

LABOでお客様の事を考える事は楽しかったけれど、

卒業したら、

今度は、やっと自分の事だけ考えていても良くなるのです。

 

でも、また、

KeePer LABOが懐かしく思えて、帰って来たいと思ったら、

いつでも、OKです。

 

みさきちゃん、卒業おめでとう。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

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三人のLABO店長が生まれた時の写真。

大忙しの年末になると、

美咲ちゃんのお母さんが、

いつも、タオル当番で手伝いに来てくれていました。

母子でのこの姿はLABOの年末の名物でした。

美咲ちゃんが卒業してしまうとこの名物も見られなくなるのが残念です。

最近ちょっと大きくなった美咲ちゃん。

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2023年07月21日(金曜日)

07.21.KeePer技研の前身株式会社タニは1985年の創業。

KeePer技研㈱の前身は㈱タニという共同石油のガソリンスタンドだった。

私は元々18歳の時からガソリンスタンド勤めで、

最初は名古屋の軽油ステーション(トラックステーション)の深夜勤務に

アルバイトで入った(時給が高かったから)。

と同時に、夜間大学の学生でもあったのですが、

仕事の方が面白くなって、ほとんど学校にも行かず。

19歳の時、小さなガソリンスタンドの店長のチャンスがあったのを機に、

学校はやめてしまった。

 

それから13年、ガソリンスタンドの店長を何軒もやって、

会社も3回転職し、32歳の時、1985年にガソリンスタンドとして起業した。

それから紆余曲折して今に至り、こんな風になっちゃっていますが、

自立した会社としての原点は、1985年にあります。

だからKeePer技研株式会社の創業は1985年ということになります。

 

約38年前、ガソリンスタンドとして独立できたのは、

刈谷のクラウン石油㈲さんの神谷社長が、

築約20年のガソリンスタンド「クラウン石油㈲刈谷店」を売ってくれたからです。

売ってくれたと言っても、土地は地元の地主さんが別にいて、借りものです。

だからスタンドの建物/設備と経営権を3,000万円で買いました。

と言っても、実際にお金を出して買ったのは当時の共同石油の直系会社で、

私は地主さんから土地を借りて、

さらにガソリンスタンドの店舗はその直系会社から私が借りた訳です。

しかも、販売したガソリンなど石油製品の仕入れの為の買い入れ担保は、

営業当初から用意されていなければならないのですが、

商売が始まってから、現金売りで先に入ってきた現金を担保に入れたのです。

つまり私は32歳の時、

一銭も資金がない状態から、

すべてを借りる形で、すべてに賃料を払う形でスタートしてのです。

今考えると、よくもあんな無茶な起業が出来たもので、

いっぱいの幸運と、

たくさんの人のおかげで起業出来て、

行き当たりぱったりで38年間がむしゃらでやってきて、

38年後に、たまたまの幸運が積み重なり、

仲間たちが頑張ってくれたので、たまたまこうなっちゃっている訳です。

 

だから、振り返ってみると

クラウン石油㈲さんの神谷勝司社長が、

「クラウン石油㈲刈谷店」を売ってくれた所がすべての始点なのです。

 

神谷勝司社長の年齢は聞いたことが無かったので分かりませんが、

私より1回りぐらい上である印象があるので、

すでに80歳を越していることになれますが、

あるきっかけで、今年の4月にお亡くなりになっていたことが判りました。

 

コロナ禍の影響もあって、

葬儀がことごとく「家族葬」になっていて、

あまり関係の人に連絡もされず、

多くの人に集まっていただくような葬儀が珍しいほどになって、

コロナが解禁されても、「家族葬」が当たり前になってきたようです。

それで、お亡くなりになっていたこと知ったのが遅れてしまったのです。

 

改めて、神谷勝司氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

 

創業の時の恩人の一人が亡くなって

大きな意味で、

一つの時代が終わったような気がします。

 

 

そして現代、今日は、

最新のKeePer「フレッシュキーパー」の短編ビデオの撮影をしました。

今日撮ったのはそのビデオの中の「やもり」の部分です。

8月末には完成の予定です。時代は着々と進んでいきます。

 

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2023年07月20日(木曜日)

07.20.午後から日本モンキーセンターに行きました。

今日は、午後から犬山市にある日本モンキーセンターに行って来ました。

略すと「JMC」、Japan monkey center。

縁あって関わりを持たせていただいたのですが、

今日は飼育係(英語でキーパー)の方たちとお話が出来たのですが、

彼らに自身が飼育員になった動機をお聞きしたら、

それぞれが本当にいっぱいの話をされて、

ある意味ちょっと驚いたのですが、

共通していたのは、

それぞれ色んな経緯はあったにしても、

皆さんは、この仕事になりたくて、なったということです。

 

誰も条件が良かったからとか、休みが多いから、

あるいは、将来性があるからとか、職が安定しているから、

・・なんて、誰一人言いません。

みんな、なりたくて、なって、

仕事は結構ツラそうですが、あえてそれを自慢してしまうような、

今の仕事に大きな遣り甲斐を感じていることをひしひしと感じました。

いいですね。

私はキーパーの彼らが大好きになりました。

 

彼らが愛してきた霊長類の家族が、やがて死んで、剥製になっています。

私がJMCの大きな教室の一番前で、

皆さんの方を見て座っていた時、

私の後ろにはその剥製がいっぱい並んでいました。

彼らキーパーが愛した霊長類の家族が、生きていた姿を模して並んでいます。

私はそれを、ひとかけらも不気味とは感じず、

むしろ愛しいと感じました。

羨ましいと思ったほどです。

 

偉そうにふんぞり返る銅像などより、うんとかっこいいと思ったほどです。

もちろん私は銅像なんかには絶対になりたくはありませんが、

しかし、剥製にも、私はならなくてもいいな。

なんて、

皆さんの話を聞きながら、

つい、アホナことを考えてしまっていたのです。

 

私の席に座ったまま、後ろを振り返って撮りました。

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2023年07月18日(火曜日)

07.18.今回はまず店長以上206名で2024年6月期キックオフ。

先週の木曜日、

「深海魚しかいない水族館」に行き、

往路の高速から、たまたま今まで撮ったことのない富士山の姿が撮れた。

 

翌日の金曜日、

ある石油元売り主催の技術コンテスト全国大会で、

見事に優勝して日本チャンピオンになった小澤選手のお祝いをした。

 

その翌日、土曜、日曜と関東のLABO店を新店をメインに回った。

その途中でみんなで食べたアジのフライがすごく大きく、美味しかった。

この二日間は、私に大きなインパクトを与えてくれた。

子ミミはオマケ

 

 

そして昨日、月曜日は仕事を休みにして、

明日の話の原稿を書く。その原稿をそのままブログに載せるが、

夜中に起きた時に、そのブログを読み返して、

それを書いた自分が部分的に偏っていると感じて、削除する。

 

 

今日はその話をする当日、

2024年6月期キックオフミーティングの日。

私はいつも、人の前で話をする時には原稿を書かず、

その場になって話をし始めた流れで、話を組み立てていってしまうのだが、

今日の話は、一度きちんと原稿を書いてから話してみようとしたが、

その内容において結局うまく行かなくて、削除してしまったので、

私の話をする前に、話のテーマにするべくビデオを流そうとしていたが、

今日の午後、いざその会が始まったら、

不手際で、ビデオが流れなくなってしまい、

仕方なく、ぶっつけ本番の状態で話を始めてしまった。

 

この2024年6月期キックオフミーティングは、

コロナ禍の期間たくさんの人が集まるミーティングが出来なかったので、

ひさしぶりにみんなが集まるキックオフミーティングだったのですが、

その間にも会社は成長が進んでいて社員も倍増して、

とうとう1,000名を越していたので、

いかにコロナ禍後といえども、

1,000名を一堂に集めるのは時期が早いとして、

今回はLABOの店長以上、

営業とその他の課長以上の者、約200名のメンバーが集まって

「2024年6月期キックオフミーティング」とした。

 

「仕方なく、ぶっつけ本番の状態で話を始めてしまった。」のは、

このミーティングの切り出しの出番での話。

 

私は、外でお話をさせていただく機会が多いのですが、

いつもぶっつけ本番で、ほとんど何も用意せず、

いわば「行き当たりばったり」で話を始めてしまう悪い癖がある。

しかし今回は、この悪い癖を直さなくてはと思って

前もって原稿を書いたのですが、

結果的に、

また「行き当たりばったり」で話をすることになってしまったのです。

しかし、

これは良くも悪くもいつもの私のパターンであり、

私としては、いつものバターンになってしまっただけで、

むしろ、”いつものパターン”なので平気であることはもちろん、

つい、スタートしなかったビデオの時間までフルに使って、

もっけの幸いと

1時間以上も、予定外のことまで話してしまったのです。

 

 

3時間余りの「2024年6月期キックオフミーティング」第1部のあとは、

当然、第2部ある訳で、

第2部は当然、食事の会、つまり飲み会です。

立派なホテルの会場で飲み会は立派な飲み会会であるべきなのですが、

それは、この会社のみんなには無理であって、

当然、いつものバカ騒ぎのただの飲み会になってしまったのです。

今期のKeePer技研株式会社も、

品が良くなることは無理ですが、

パワーと、超スビードだけは健在の、パワー溢れるKeePerになりそうです。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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