2025年02月16日(日曜日)
02.16. 長崎に、新店「KeePer LABO 長崎時津店」を訪ねて。
普通、「時津」と書けば、「ときづ」or「ときつ」と読む。
ところが、
LABO新店「KeePer LABO長崎時津店」の「時津」は、
「と・ぎ・つ」と読む。
なぜそうなのかは知りませんが、変わっていますね。
でも一度聞いたら忘れません。「と・ぎ・つ」「とぎつ」
長崎時津店は、「ながさき とぎつ てん」です。
昨日
朝一にホテルを出て、長崎県初の「KeePer LABO長崎時津店」に行きました。
この長崎県の時津は、読み方だけでなく、
びっくりさせられました。
高速道路「長崎道」から外れ、
山の中を通るバイパスを二つ経由して時津に着いたら、
本当に山の中を通ってきたのに、突然、賑やかな街のまん中に出るのです。
それも、有名な物販チェーン店「ベスト電機」とか「2ndストリート」等々
それなりのマーケットが無ければ出てこない物販チェーン店が
出ている中堅都市並みの賑わいの街中に、
山の中を走る道から、突然放り出されたように、出るのです。
多分、海岸線にそれなりの街が続いて賑わいのある地域に出るのだが、
その賑わいのある街の部分に接している山から、
バイパス経由で山腹に通されたトンネルから突然、街の真中に出たのでしょう。
そうだろうことは想像できるのですが、
それを唐突に経験すると、誰だってびっくりします。
そんな意表を突くような場所に出来たのが
「KeePer LABO長崎時津店」、フランチャイズ店です。
今期になってフランチャイズ店が解禁になったので多くなっています。
これからは、もっと多くの店舗がフランチャイズ店でたて続けに出てきます。
直営店も、頑張って出店して行かなくてはいけません。
KeePer LABO長崎時津店は賑やかに街の交差点にあって、
しかも、KeePer PRO SHOPを長くやっていて、
地域の業者さんや知り合いが多く、
たくさんの人に祝福されてのオープンです。
だから、まだ店舗は”花”だらけで、
通常の営業になりつつある途中のような状態です。
下の写真は、この店舗のホームページに有った
オープン当初のお花だらけの時の写真
しかし、来店されるお客様は、
元からの知り合いはKeePer PRO SHOPの時代に、
ほとんどキーパーコーティングしてくれているので、
LABOを開店してからの来お客様は、
「新規」のお客様がほとんどだと中嶋社長が言っていました。
これは、非常にいい兆しです。
知り合いの多い人がオープンすると、その知り合いがいっぱい来るが
オープンのその時だけが賑やかになりますが、
知り合いの方は多いと言っても限られているので、
じきに途切れて、静かになってしまいます。
地域の新規のお客様なら、最初はそれ程でもなくても、
来店してのお客様の評判が良ければ、
次から次へと途切れなく新規に来てくれて、
その新規客がリピートして積もっていけば繁盛店になります。
店舗の評判が良ければ、
そしてマーケットの絶対数と濃さがあれば、
新規のお客様は次から次へと来ます。
と言っても、月間にせいぜい新規客数60~100人も来ていただければ十分です。
新規客数は運営が安定してくると、
来店客数全体の10%~15%(新規客数率)に落ち着きます。
それでも新規客数そのものは、安定した数があり続けるので、
1年後、
その新規数が月に60人~100人ならば、
そして来店客の新規客数率10%~15%ならば、
来店客数はミニマムで60人/15%=400人/月、
マックスで100人/10%=1,000人/月となり、
平均単価が現在、低くても平均で16,000円/台・人ぐらいなので、
売上のミニマムでも400人×16,000円=6,400,000円/月であり、
マックスでは、1,000人×16,000円=16,000,000円/月になります。
と、言っても16,000,000円/円は、
それなりのハードのキャパシティと技術者の数が必要なので、
それを短期で実現することは難しいとも言えます。
しかし、一年後に6,400,000円/月は、普通のことで、
それが12月ならば、
むしろ、そこまで行かないことの方が問題有りと言わざる得ません。
新店の所在するマーケットの濃さと立地と良否が必要以上確保できていれば、
あとは店舗の評判さえ良ければ60人/月は確保出来ます(比較的容易) 。
肝心なのはむしろ、良い評判が得られるべき店舗運営です。
店舗の良い評判とは、
・お客様がちゃんと、いつも歓迎されている事。(言葉、態度、)
・お客様を差別しない。一定の人(ひいき)を特別扱い(逆差別)をしない。
・お客様が不快を持たないハードのメンテナンス、クリンネス。
・お客様の言葉(意味・気持ち)を聞く事。
・お客様にこちらの売りたいものを売りつけない事。押し付けない事。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
または、
たとえば、
ホームページとか、ラボブログで、
やたらと大きく商品名を連呼したり、
デカい字でくどくど、ギラギラさせたり、
いかにも、特定の商品を売りたがっている所を表現すると逆効果になります。
評判のいい店舗は、立地によっては時間がかかったとしても、
必ず、一定の線にまでは行きます。
しかし、当然、
圧倒的な商品の素の良さは必要です。
これは、KeePer技研(株)が全力で確保します。
加えて、
KeePerという価値を作り出す環境。(ブースなど)
KeePerという価値を作り出す技術者の技術力。
KeePerという価値を作り出す技術者の誠意。
これは最低限、絶対に必要です。
こんなことをいろいろと考えながら、
LABO長崎時津店を眺めて、そのメンバーを眺めて、
その姿勢を察して、とりあえず、大丈夫の心証をもって帰ってきました。
フランチャイズ店である分、目の届き方が疎になりがちです。
その分、KeePerの全員、緊張して対峙します。
ふくい君。
よしかわ店長。
たていし君。
なかしま社長。
LABO長崎時津店、とりあえず、大丈夫です。
ちゃんと離陸しています。それも、なかなかいい離陸です。
オーバースライダーの下2段の不透明部分はもうすぐ正常な透明判になるそうです。
高速道路から見た「大村湾」。
この風景を見ると、長崎に来たと実感が湧きます。
Posted パーマリンク
2025年02月15日(土曜日)
02.15. 三十年前からの博多の楽しみ、旭軒の餃子。
昨日から博多に来ています。博多のホテルに泊まって、
朝、地元の地区担当佐伯君に迎えに来てもらって
長崎に走り
2月1日にオープンした新店「KeePer LABO長崎時津店」に行きます。
ならば、昨日のうちに長崎に入っていても良かったのですが、
博多にはもう一つの目的がありました。旭軒の餃子です。
博多に前泊して旭軒に行こうという魂胆です。
キーパーの営業で博多に通い始めたのは約30年前。
あの頃、私は全国各地に営業に回っていて、
それぞれの街に、出張の楽しみともいえる食の店が必ずあった。
仙台ならば「うまいもの処今井」、
東京ならば昼喫茶・夜居酒屋の「はつみ」、
広島なら広島焼の「大福」、
秋田は店の名前は忘れたが「きりたんぽ」の店、
多くはもう忘れてしまったが、
博多は断然「旭軒」の餃子であった。
ここには博多に泊まれば必ず行った。
メニューは、酒はビールから焼酎、日本酒などズラッと揃っているが、
料理は「焼き餃子(水餃子)」「手羽先」「めし」だけであった。
いわゆる餃子屋だ。
ここの餃子は変わっていて、すごく小さいだけでなく独特の味で、
あとで知ったのだが、ニンニクが入っていないのだそうだ。
だからか、いくらでも食べられる。
最初に焼き餃子を注文して、
焼けるのを待つ間に、用意してある手羽先を食べて、
焼き餃子は、まず一人3人前を注文するのが”通”で、
それはペロッと食えてしまう。
そうしたら、次は水餃子行くか、
続けてもう焼き餃子2人前ぐらい頼むか、迷うところだが、
今日は久しぶりで、私は年取って食が細くなっているので、
水餃子に行きつけないといけないので、
まず、水餃子を1人前頼んだ。
ここで終わるかと思ったが、
今日は調子がいいのか、おかしいのか、
そこからまた焼き餃子3人前に行ってしまった。
食べ過ぎである。
その間に生ビール中、芋焼酎湯割り2杯、芋焼酎ソーダ割2杯を飲んでいる。
明らかに飲み過ぎ、食べ過ぎである。
しかし、
私のことを覚えていてくれたオヤジさんと、
年を取るまでにやった病気の話とか、
コロナで死にそうになった話とかを聞いている内に、
また焼き餃子を食べたくなってもう2人前を食ってしまった。
それでも苦しいとか、気持ち悪いとかにならなかった。
ここの餃子は、たぶん野菜だけなのだろうか。
いくら食べても食べ過ぎになったことがない。
オヤジさんは、相変わらず元気であった。
今、71歳だという。
私より一つ下だったとは思わなかった。
店は息子さんに譲っていて、ご自分はもうフルタイムでは店に出ず、
一日に何時間か、体の調子を見ながら好きなだけ出ているのだそうだ。
私も、朝10時か11時の出勤で、夜は午後6時前後には退社する。
昔から考えたら半分くらいの労働時間で体力的にちょうどいい。
なので、オヤジさんと「いっしょだね~」とうなずきあった。
ムチャクチャ楽しかった旭軒の餃子でした。
Posted パーマリンク
2025年02月14日(金曜日)
02.14. 10年前、上場した翌日に読んだ話「メキシコの漁師の話」
10年前、東証マザーズに株式上場して浮かれていた翌日
こんな話をメールで送ってきてくれた人がいました。
キーパープロショップ発祥の人、酒井さんです。
————————————————————————————————
「メキシコの漁師の話」
メキシコの田舎町。
海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。
すると漁師は
「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。
旅行者が 「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」と言うと、
漁師は、「自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だ」と言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、
漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。」
「戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。」
「 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…
ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバードビジネススクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。」
「いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。 それであまった魚は売る。」
「お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。」
「その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。」
「そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。」
「その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキシコシティに引っ越し、
ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。」
「きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? その時は本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、」
「日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、」
「子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、」
「夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。
どうだい。すばらしいだろう」
人生は遊びではないですが、労働でもありませんよね。
遊びと仕事の違いは、遊びは自己満足なのに対して、仕事って「人の役に立つ事」ことですよね。
もちろん、仕事には利益が必要ですが、その度合いはその仕事の目的によって違うだけです。
金儲けのために行う労働は、結局、メキシコの漁師のような話になってしまいます。
仕事は
二人称三人称でないと成り立たないもので、つまり人と関わる事すべては『仕事』なんですね。
そういう意味で、目的がある訳ですから、
社長は、引退なんてできない!一生仕事をするんだろうな〜と思っていましたよ。(笑
——————————————————————————————
そうですね。
仕事には、意識、無意識にかかわらず、”目的”があります。
その結果、たくさんの人から支持をいただいて、仕事がうまくいって、
株式の上場までさせていただきましたが、
そこから得られたお金やもので、
“楽”をしようとか、”贅沢”をしようと一応、色々考えたのですが、
そのどれもが欲しいものではないことに気付いて、イライラしました。
しかし、
仕事そのものに目的があるのだから、
“働いて”、それでいいのです。
たぶん、死ぬまで現役で馬車馬の様に、働いて、それでいいのでしょう。
「メキシコの漁師の話」で、また納得しました。
「死ぬまで馬車馬の様に、働いて」と口に出すと、涙が出てきます。
だから、それがいいのでしょう。
たぶん、私はそうしたいのでしょう。
以上、10年前、上場して三日後に私が書いたブログの一部です。
あの時に比べると、株価は確実に10倍以上になっていて、
株式の配当もあって、私の所得も何倍かになって、
昔に比べたら裕福になりました。
それに比して私は贅沢をしているかと言えば、そんなことはありません。
相変わらず、仕事をしているのが一番楽しいようで、
休みの日も、相変わらず苦手です。
食べるものも相方の作ってくれる食事は野菜中心で、
高級食材とはとんと縁がありません。
みんなと飲みに行っても相変わらず火鍋程度です。
自分の価値基準は、10年前も、
たぶん50年前もほぼ変わっていません。
あの頃から、
私はみんなと働いていれば十分に満たされていて、
今も、「死ぬまで馬車馬の様に、働いて」と口に出すと、涙が出てきます。
本当にそうしたいのでしょうね。
博多に向かう新幹線の中から「岡山」での夕日
Posted パーマリンク
2025年02月13日(木曜日)
02.13. 昨日から今日にかけて何枚かの写真。
今日は、午後の営業会議の後、
新車営業部の連中と「火鍋」に行って、
お酒を飲んで酔っ払い、何か文章を書くことが面倒くさくなったので、
写真を並べておしまいです。
酔っ払ったのだから、仕方がないのです。
昨日、半期決算報告会が終わってから、
隣の東京証券取引所のビル越しに空と雲がとってもキレイでした。
東京からの新幹線の中から、
畑にかかった大きな雲がとても迫力いっぱいでキレイでした。
朝市のIRリモート取材が、先方の体調不良でキャンセルになり、
意外な時間が社長と一緒に空いて、いい話が出来たのですが、
他の話をしている内に、それが何だったのか忘れてしまいました。
でも、とってもいい話であったことだけは覚えているので、
思い出したらまた書きましょう。
午前中のもう一つの仕事、
KeePer TIMES 三月号の編集会議、
1時間取ってあったのですが、
みんなが考えてきていたので、30分足らずで終わりました。
こういう時は、いい記事がいっぱいの号になるのです。
編集を高頭してくれている坪井さんが「一日早いのですが」と言って、
バレンタインチョコの詰め合わせを、みんなにプレゼントしてくれました。
それから、KeePerが応援している女子レスリングの二人が、
二人とも「天皇杯」に優勝したので、その報告に来ました。
とっても嬉しそうでした。
私たちもこんな時は心の底から喜べます。
それが終わったら、スタジオの方で営業会議です。
今日は、KeePer PRO SHOPなどを担当するアフターマーケットと、
新車ディーラーなどを担当するグループの合同の会議となり、
内容の充実した会議になりました。
しかし、こんな時は、集中しているので写真を撮り忘れるものです。
アフターマーケットの責任者たちは、
明日、中央トレセンで開かれる
超大手の石油販売会社の技術コンテスト全国大会の準備の為に残りましたが、
新車マーケットなどの担当の責任者達とは、ご飯を食べに行こうとなり、
毎度の「火鍋」になって、また、酒を飲んでしまいました。
しかし、また火鍋の写真をとっても面白くないので、
外販部の勝本マネージャーと関口課長が並ぶと、
同じ人類と思えない程に顔の大きさが違っていて面白かったので撮りました。
今、FC店が今後、大幅に増える事を念頭に
新しく分かりやすいマニュアル造りをしています。
そのマニュアルは、イラストを多用していく予定なので、
イラストを描いてくれる人を選ぶために、何種もサンプルをもらいまし
その中で、こんなイラストを描く人を選びました。
EXキーパーは、施工されたお客様が本当に喜んでくれるので、
それをテーマにした新しいポスターを造りました。
私は、ちょっと気に入っています。
Posted パーマリンク
2025年02月12日(水曜日)
02.12 今日は、10年前の2月12日、東証マザーズに上場した日。
今日は東京、
午前中に東京での会議をやった後、
午後からは、2025年度上半期決算の決算説明会を、
兜町の東京証券取引所脇のアナリスト協会のビルで行いました。
午前中に会議の為にお邪魔した先方の会社の方から、
「上場10周年おめでとうございます。」とのっけに言われ、
私たち側6名、全員ポカンとしてしまいました。
誰も気が付いていなかったのです。
本来ならば誰かが気が付いていて、何らかのセレモニーとか、
「感謝の宴」でも開いて、祝わなくてはいけないのですが、
誰もそんなことを言い出すようなそぶりもありません。
上場そのものは一つの区切りであり、
誕生日とか、いわゆる祝うような事ではないという事でしょうか。
そう思えば、
そんなような気もします。
私はもともと儀式のようなことをするのが苦手だったので、
何気なく、やり過ごすのが、この会社の流儀になっているのかも知れません。
私も、東京から早く帰って来て、
午後8時には帰宅、家族と熱燗で乾杯して、もう満足しています。
私は、自分で言うのもなんですが、クールというのか、淡泊というのか、
そんな私をそっとしておいて、皆どこかで乾杯をしているのかも知れません。
いやいや、絶対そんな事はありませんね。
う~~~~ん、そうですね。
やっぱり、そんな事はありませんね。
そんなことを考えながら、家族と酔っ払った上場10周年の夜でした。
10年前の今日。
Posted パーマリンク